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2026.02.04

「九十九折」正しく読める? 正解は「つづらおり」! 正しい意味もまとめてチェック

「九十九折」とは、くねくねと折れ曲がった状態のことです。おもに坂道や山道の形状を指し、三重県から和歌山県にかけた峠は「九十九折峠」と呼ばれます。本記事では「九十九折」の意味や語源をご紹介します。類語や言い換え表現なども、ぜひ参考にしてください。

「九十九折」とは? 意味と読み方

「九十九折」は「つづらおり」と読みます。一般的な意味は、くねくねと曲がって続く坂道のことです。羊の腸のように幾重にも曲がりくねる坂は「羊腸」(ようちょう)と呼ぶこともあります。

また、馬術の世界では、坂道を上る際に馬をジグザグに歩かせる技術を「九十九折」と呼びます。

さらに、鷹の翼の一部を「九十九折」と呼ぶことがありますが、日常会話では坂道の形状を指すのが一般的です。

つづら‐おり〔‐をり〕【▽葛折(り)/九=十=九折(り)】
《ツヅラフジの蔓つるが曲がりくねっているところから》
1 いくつにも折れ曲がって続いている坂道や山道。
2 馬術で、馬をジグザグに歩ませること。

出典:小学館 デジタル大辞泉

「九十九折」の語源は植物の「ツヅラ」

「ツヅラ」は、ツル植物の一種です。山野に生えるツヅラフジは、ほかのものに巻きつきながら10m近く成長するとも。

ツヅラの代表的な種類は「アオツヅラフジ」です。北海道を除く各地に生息するとされ、秋にはブドウのような青い実を付けます。実は毒性があるため、口にすることはできません。

「九十九折」は、そんなツヅラの形状を曲がりくねる坂道にたとえたものです。

植物を指す「ツヅラ」は「葛」と書き「葛折」の表記も誤りではありません。「九十九」と漢数字を当てるのは、それほどまでに曲がりくねったさまを表すためだといわれています。

京都のくねくね道の写真
(c)AdobeStock

「九十九折」の使い方や例文

「九十九折」は、おもに山道や坂道の形状を表す際に活用できます。具体的な使用例は、以下を参考にしてください。

・九十九折の坂道を抜けると、広い空の下に美しい景色が広がっていた
・今日の登山道は九十九折で、なかなか山頂にたどり着けなかった
・目標を成し遂げるまでの道のりは決してまっすぐではなく、まるで九十九折のようだった
・多くの苦労があったが、そのおかげで今の仲間に会えた。これまでの九十九折な道のりは、決して無駄ではなかったと思う
・人生、本当に思わぬことが起きるものだな。かつての恩師が「人生は九十九折だ」と言っていたのが、今になって身に染みている

「九十九折」の類語や言い換え表現

以下の語句は「九十九折」と同様に、道や物事が幾重にも折れ曲がり、まっすぐ進まない様子を表します。

・羊腸(ようちょう)
・紆余曲折(うよきょくせつ)

正しい意味や使用例を参考に、状況に応じた使い分けをするのもよいでしょう。

船
(c) Adobe Stock

「羊腸」(ようちょう)

「羊腸」も「九十九折」と同様に、幾重にも曲がりくねった山道を表します。以下のような、自分の足で歩くような道を指す際にも適しています。

・いよいよ山頂が見えてきた。羊腸を、一歩ずつ確かめながら足を進めよう
・ここから先は羊腸で、とても車では進めそうにない
・成功までの道のりは、羊腸のように険しいものだった

「紆余曲折」(うよきょくせつ)

「紆余曲折」は、道が曲がりくねったさまを指す四字熟語です。また、物事がうまく進まない様子も表します。

「九十九折」に比べ活用シーンが広く、ビジネスでも使いやすい表現といえます。「物事が順調に進まない」「込み入ってきた」などの様子は「紆余曲折」と言い表しましょう。

・初めて任されたプロジェクトは、紆余曲折があったものの何とか成功に終わった
・仕事が辛く投げ出したい時期もあったが、紆余曲折を経て、ようやく一人前になれた気がする
・初めて企画から手掛けた商品が、紆余曲折を経て、ようやく発売の日を迎えた

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「九十九折」な情景で知られる各地の名所

「九十九折」と呼ばれる道は、全国各地に点在しています。山深い情景を求め、足を運ぶ人も少なくありません。

ここでは、「九十九折」な情景が印象的な2つの名所を紹介します。

黄色い車に乗っている人のイラスト
(c)AdobeStock

ツヅラト峠(三重県~和歌山県)

ツヅラト峠は、かつての「伊勢国」(現・三重県)と「紀伊国」(現・和歌山県)の国境にかかる峠です。昭和初期まで、生活道として多くの人々の暮らしを支えたといいます。

なかでも紀伊長島へ下る峠は、九十九折と呼ばれるにふさわしいカーブの連続です。現在は道が整備され、保存された石垣や石畳に歴史を感じながら散策できます。

九十九折参道(京都)

京都・鞍馬寺(くらまでら)の参道は、その形状から「九十九折参道」と呼ばれています。徒歩のほか、ケーブルカーでのお参りも可能です。

歩きながら進む道の脇には、お地蔵さまの姿が確認できます。途中には神社もあり、荘厳な雰囲気が感じられるエリアです。

周囲は自然に包まれ、初夏の新緑に秋の紅葉と、移ろいゆく今日の風情を感じながら参拝できます。

幾重にも折れ曲がった様子は「九十九折」と言い表そう

「九十九折」は、幾重にも折れ曲がった様子を表す言葉です。おもに、山道や坂道に対して用いられます。

日常会話では坂道のほか、これまで辿ってきたプロセスや道のりなどを指す際にも活用できます。

言い換えたいときは「羊腸」や「紆余曲折」などがおすすめです。それぞれ細かなニュアンスは異なるため、状況に応じた使い分けを検討してください。

また、各地には九十九折の情景が親しまれる名所があります。言葉が生まれた背景などをふまえつつ、「九十九折」を会話で正しく使いましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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