コロナ禍のコミュニケーションに必要なことは…
コロナ禍でマスク着用がスタンダードになり、かつ、飛沫感染防止のアクリル板が設置されるようになりました。食堂やミーティングスペースにアクリル板が設置された会社も多いと思います。
でもこんな問題が発生していますよね…。
マスクに加え、アクリル板によって声が届かない!
感染対策としてマスクに加え、アクリル板が設置されたことにより、せっかく出社して、チームのミーティングなどを行っても、聞こえにくく、捗らなかったことはありませんか?
これまで問題なくコミニケーションが取れていたはずの相手でも聞こえにくく感じたことがあるということは、自分も相手に聞こえにくいと思われている可能性が否定できませんよね。
発言する際にはこれまでと同じでは相手に届かない可能性があることを踏まえて、ボリュームを大きめにすること、そしてゆっくり話すようにすることを意識するとGOODです。
人は声だけでなく、口の動きや表情から話の内容を無意識に補足しているといわれていますが、マスクの着用で難しいこともあり、より話し方そのものの重要性が高まっていますね。
声が聞こえにくい、そんなときは?
一方、相手の話が聞こえにくかった時はどうしたらよいのでしょう?
電話のように「お電話が遠いようですので…」という必殺文句もなく、対面だからこそ、なんて聞き返したら良いか困ってしまいますよね。
とっさに「え?」や「はい?」と聞き返してしまったり、話の腰を折りたくないという気持ちから、なんとなくうなずいてやり過ごしてしまうこともあるかと思います。
聞き取りにくい可能性があることは、相手も承知の状況ですので、聞き取りにくい時は「すみません、もう一度お願いします」などとちゃんと聞き返しましょう。
聞き返すことを申し訳なく思って黙っていて重要な情報を聞き逃してしまうよりいいですよね。また、早い段階で伝えることで、相手も声が届きにくいことを踏まえてボリュームを調整しやすくなりますよ。
コロナ禍のコミュニケーション、ちょっとした工夫が大切
いよいよ日本でも新型コロナウイルスの予防接種が始まりました。
アメリカでは予防接種完了者は屋内外を問わずマスク不要の新指針が発表されたそうですが、予防接種が進み、マスクなしの日常が安心して送れるようになるにはもう少し時間がかかるように思います。
1番伝わりやすいと思われていた対面でのコミニケーションですが、これまで通りでは不便を感じることもありますね。
マスクをしていても聞き取りやすいようにボリュームやスピードを調整し、伝わっているか相手の表情を確認しながら話を進める、重要情報はメールで再度共有しておくなど、新型コロナに負けず円滑なコミニケーションを取れるように工夫していきたいですね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!