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2023.10.09

「昴」とは? 意味や読み方、名前としても人気な「昴」について解説

「昴」とは、「おうし座の肩先にあるプレアデス星団の日本名」のこと。読み方は「すばる」です。名前としても人気の「昴」。本記事では、「昴」の意味や名付ける際の注意点、豆知識、星に関する名前について、詳しく紹介します。

そもそも「昴」は何と読む?

突然ですが、漢字クイズです。「昴」の読み方は知っていますか? 日常生活では、あまり見かけない漢字ですね。難しい漢字だと、感じる人もいるかも知れません。しかし、この「昴」は、名前としても人気な漢字なんです。

本記事では、「昴」の意味や名付ける際の注意点、豆知識、星に関する名前などについて、詳しく紹介します。

「昴」の読み方と意味

さっそく、「昴」について詳しく迫っていきましょう。「昴」は、「すばる」と読みます。実は「昴」は星の名前。おうし座の肩先にある一群のプレア(ヤ)デス星団の日本名が「昴」になります。

望遠鏡を覗く女性
(c)Adobe Stock

星座・昴に関する豆知識を紹介

なぜ、「昴」がプレアデス星団の和名となったのでしょうか? まずは、「昴」の漢字そのものに着目してみましょう。

「昴」の「日」は「星」の略体で形を表しているのです。そして「卯(ぼう)」が音を表しています。したがって、「昴」は、「すばる」のほかに「ぼう」と読むこともできますよ。

星団の星が、糸を通して統(す)べられている様子から「統ばる星」と呼ばれたことが由来のようです。

また、古来の日本で装身具として用いられていた「須売流玉(すまるのたま)」の美しさと、星々の美しさを重ねて「すばる」と呼ばれるようになったという説もあります。

そして、この昴の美しさは現在を生きる私たちだけでなく、平安時代の人々も感じていたということも、当時の書物からうかがえますよ。

清少納言が執筆したとされる『枕草子』のなかに、「星はすばる、ひこぼし、明星、夕づつ…」という記述があります。数々の星のなかでも、昴をいちばんに挙げており、その美しさをたたえていたことが分かりますね。

「昴」は人気の名前のひとつ

ここまで、「昴」という漢字の意味や成り立ちなどを紹介してきましたが、素敵な意味を持つ感じであるということが分かったのではないでしょうか?

これらの理由から、「昴」は子どもの名前として人気があります。人名用漢字に認定されており、「星のように輝くかっこいい人になるように」や「宇宙のように無限大の可能性を秘めた人になるように」という願いを込めて名付けられることが多いです。

「昴」単体で使うだけでなく、他の漢字と組み合わせることもできますよ。「昴流(すばる)」や「昴春(すばる)」も素敵ですね。

笑顔のビジネスパーソン
(c)Adobe Stock

「昴」と間違えやすい漢字「昂」に注意!

「昴」は響きも意味も素敵ですし、名前としての人気のある漢字です。ただし、注意しなければならないポイントがあります。それは、漢字間違いです。「昴」とそっくりな漢字で「昂」があります。「昂」は音読みで「こう」、訓読みで「昂(あが)る」と読むのですが、「気持ちの高まり」といったニュアンスを持つ漢字です。

「昂」の「日」には太陽の意味があり、「卬」には「あおぐ」という意味があるため、「太陽を仰ぐ」というニュアンスがあります。

似ている漢字ですが、「昴(すばる)」は星のニュアンスを持ち、「昂」は太陽のニュアンスをもっているというところが面白いですよね。ちなみに、「昂」も「昂士(あきと)」や「昂生(あお)」など、名前の漢字として使われることもあります。

「昴」はさまざまな作品や団体の名前にも使われる言葉

素敵な意味を持つ「昴」は、人名だけでなく、作品や団体の名前にも付けられることが多いです。いくつか例を挙げて紹介しますね。

谷村新司の代表曲「昴」

この楽曲を聞いたことのある方も少なくないのではないでしょうか? NHK「紅白歌合戦」や国内外問わずイベントで歌われる大ヒットした名曲です。この楽曲によって「昴」という漢字が広く知れ渡ったといっても、過言ではないでしょう。

文芸雑誌「スバル」

明治42年(1909)から大正2年(1913)まで発行された文芸雑誌です。発行人は石川啄木(いしかわ・たくぼく)で、森鴎外(もり・おうがい)や北原白秋(きたはら・はくしゅう)など、文学界の有名人が多数寄稿した雑誌になります。

本に伸びる手
(c)Adobe Stock

劇団「昴」

1976年に創設された日本の劇団です。2006年には現代演劇協会の傘下に入り、荒川秀樹が理事を務める一般社団法人となりました。

代表的な演目には、「カリギュラ」や「クリスマス・キャロル」、「アルジャーノンに花束を」などがあります。

星に関する人名について

「昴」しかり、昔から星の名前はさまざまな作品や団体、人の名前に用いられています。過去も今も、星の名前は人々に愛されていることが分かりますね。そこで、最後に星に関する人名について、いくつか紹介します。

子どもやペットの名前、グループの名前の名付けの参考にしてみてください。

たとえば、「織姫(おりひめ)」や「彦星(ひこぼし)」、「星(あかり)」、「魁星(かいせい)」「北斗(ほくと)」、「流星(りゅうせい)」。

ほかにもまだまだありますので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。

最後に

本記事では、「昴」の読み方や由来、豆知識など盛りだくさんに紹介しました。星の意味を持つ名前はロマンチックで素敵ですね。この機会に星座や惑星の名前を調べてみるのも面白いかもしれません。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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