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2023.10.01

「任意」とは自由意志にまかせること! 意味や使い方を例文で紹介

「自由意思で選ぶ」の意味を持つ「任意」は、特にビジネスシーンや儀礼的なシーンで多用される言葉です。「任意」は、選択や判断に関係する言葉ですので、意味や使い方を適切に知っておきたいですね。この記事で紹介します。

さまざまなシーンで使われる「任意」とは

「参加は任意」や「加入は任意」というように使われる「任意」ですが、意味や使い方はざっくりとしか知らないかもしれません。「自由に選んでいいということかな?」と少し不安に思いながら、する・しないを決めることはありませんか?

「任意」とは、日常からビジネス、フォーマルなシーンまで多用される言葉です。また、判断に関係する言葉ですので、意味や使い方を知っておくといいですね。

「任意」とは? 辞書で意味を確認

▷【任意】読み方:にんい
[名・形動]思いのままにまかせること。その人の自由意志にまかせること。また、そのさま。「任意に選ぶ」「任意な(の)行動」「任意の点AとBを結ぶ線」
《デジタル大辞典》(C)Shogakukan Inc.より引用

「意」に「任せる」と書く「任意」は、判断や選択が必要なシーンで使われています。上記からわかるように、選ぶのはその人自身。「するかしないかは、あなたが自由に選んでいいですよ」という意味合いで使われます。

対義語は「強制」や「義務」

対義語となる言葉にはさまざまなものがありますが、よく知られているのは「強制」や「義務」でしょう。この2つの言葉は、選択の自由がないということを表します。

たとえば「参加は強制」や「加入は義務」のように表記されていたら、それは必ず参加や加入しなければならないということ。その人の意思に関係なく、行動が定められることを意味します。

自由意思
(c)Adobe Stock

「任意」の使い方を例文で確認

「任意」の意味を把握できたら、次は使い方を見ていきましょう。例文を紹介しますので、使い方のイメージをつかんでくださいね。

一般的な「任意」の使い方

例文で使い方を示します。

《例文》
・「民間の自動車保険加入は任意とされているが、リスクを考えると必ず加入すべきだ」
・「式典への参加については、任意と発表された」
・「社員が使う名刺の色は、任意で選ぶことができる」

上記のいずれも、選択はその人自身に任せるという意味になります。これはもっとも一般的な使われ方ですので、把握しておくといいですね。

「任意」には「すべて」の意味もある

数学などの分野でも「任意」は使われますが、その場合の意味は「すべて」となり、一般的な使い方はしません。「任意の実数」と表記されていたら、それは「実数すべて」を表しますので、注意してください。

「任意」に関連する言葉もチェック

「任意」に関連する言葉を見ていきましょう。一つの言葉として登場することも多いので、知っておくと便利ですよ。

任意加入

生命保険や損害保険でよく使われる言葉です。「任意」がついているので、加入は自由。しかし、自動車保険や火災保険(家の保険)は、「任意」とされていても、ローンや契約の関係で加入は必須ということも。

自動車保険や火災保険は「任意保険」であるものの、加入しないのはとても危険です。未加入を選ぶということ自体に高いリスクがあることは、きちんと理解すべきでしょう。

任意同行

「任意」に関連する言葉と聞いて、「任意同行」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか? 「任意同行」には、法律上2つの意味があるとされています。

1:警察官が職務質問を行うため、附近の警察署、派出所又は駐在所に任意に同行するように求め、一緒に連れ立って行くこと(*警職2)。
2:犯罪捜査の方法の一つで、被疑者の取調べのため、警察署等に出頭するよう求め、その同意を得て警察署等に随伴してくること。

警職…警察官職務執行法
『法律用語辞典 第5版』©YUHIKAKU PUBLISHING CO., LTD.より引用

「任意同行」以外に、「任意捜査」や「任意の事情聴取」なども、警察に関連する言葉です。いずれも基本的には本人の同意が必要とされています。

指紋の写真
(c)Adobe Stock

「任意」似た言葉とは

ここからは「任意」と似た意味を持つ言葉を例文とともに紹介します。使い方の参考にしてくださいね。

「随意:ずいい」

「随意」とは、「束縛や制限を受けない」や「思いのままであること」を表します。「随意」は日常会話などではあまり使いませんが、ビジネスシーンでは登場しますので、知っておくといいですね。イメージとしては、「随意」は改まった表現をする際に使われることが多いでしょう。

《例文》
・「どうぞご随意に休憩をお取りください」
・「サンプルをたくさんご用意しましたので、どうぞご随意にお持ち帰りください」
・「このイベントは、皆様の随意で参加できます」

「自由:じゆう」

「自分の意のままにふるまう」や「勝手気ままなこと」「法律の範囲内で許容される随意の行為」を表す「自由」は、「任意」とほぼ同じ意味。「任意」と比べ、「自由」はより広範囲で使われている言葉と言えます。

《例文》
・「その件については、課長の自由裁量となっている」
・「選択肢は多いが、彼が自由に選べばよい」
・「イベント後の懇親会は、自由参加とした」

「恣意:しい」

「自分の思うままにふるまう心」や「気ままな考え」を表す「恣意」も、「任意」と似た意味を持ちます。「気まま」というニュアンスを含むため、我がままや気ままという意味合いが強いと言えるでしょう。

《例文》
・「その選択は各自の恣意に任せる」
・「私からすると、彼の選んだことは恣意的判断に思える」

「ランダム」

「無作為であること」を意味する「ランダム」は、英語である「random」に由来する言葉です。「無作為に選ぶ」や「無作為に抽出する」の意味で多く使われています。

また、「アトランダム」という言葉もよく見聞きしますが、英語のスペルは「at random」。「ランダム」と同じような「無作為にするさま」「任意に選び出すさま」を表します。

《例文》
・「お菓子の種類が多かったので、ランダムに選んだ」
・「ランダムに座席を決めたいので、Excelを使うことにした」
・「ランダムに選んだ本だったが、意外と面白くてすぐに読み終えた」

笑顔の女性
(c)Adobe Stock

最後に

「任意」とは、「意」に「任せる」と書くように、その人の自由意思で判断や選択をしてよいという意味を持ちます。「自由」と非常に近い意味を持ちますが、「任意」はビジネスシーンや改まったシーンで使われることが多いかもしれません。「任意」が使われている場合、基本的には自由意思で選ぶことができますが、中には違うということも。

特に自動車保険や火災保険は、任意保険とされつつも、ローンや契約の関係で加入が義務付けられています。この場合は未加入であることに高いリスクが生じますので、その点は必ず把握しておいた方がいいでしょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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