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2023.08.25

「ご一考」とは? ビジネスシーンでの使い方や言い換え表現を紹介

「ご一考」とは、「一度考えること」という意味の「一考」に接頭語「ご」をつけた丁寧語です。ビジネスシーンで相手にお願いをする際などに使われます。本記事では、「ご一考」の使い方や言い換え表現を見ていきましょう。

「ご一考」とは?

相手に何かをお願いするとき、それが特に目上の方だった場合は言い方を少し考えてしまいますよね。失礼な言い方は避けたいものです。

そんなとき、役に立つ言い方のひとつに「ご一考」がありますよ。おもにビジネスシーンで使われることが多いですが、本記事では使い方や言い換え表現などを紹介します!

「一考」の意味

「ご一考」という言葉は、「ご」と「一考」を組み合わせてできています。「一考」は、「一度考えること」という意味です。「いっこう」と読み、接頭語の「ご」を合わせると、丁寧な表現になります。

また、「一考」は「ただ考える」だけではありません。「一度立ち止まってしっかり考える」というニュアンスも強まります。

書類をみて話合う女性たち
(c)Shutterstock.com

「ご一考」は丁寧な表現

「ご一考」は「一考」よりも丁寧な表現ですが、「ご一考」だけで使われることはあまりありません。後ろに「ください」や「いただけませんか?」などをつけて使います。相手に対して、丁寧に「検討してほしい」ということをお願いするときなどに用いましょう。

「ご一考」の使い方を例文で紹介

「ご一考」の具体的な使い方を紹介しますね。「失礼のないような言い方をしたい!」という場合などに、ぜひ参考にしてみてください。

1:「次回の旅行プランを立てる前に、予算の見直しをご一考いただけませんか?」

「ご一考」とセットで使われることが多い表現が「いただけませんか?」です。うかがいを立ててお願いをしているので、より丁寧なニュアンスになります。

2:「なぜこのような事故が起こってしまったのか、みなさんでご一考ください」

「ご一考ください」もしばしばされる表現ですね。この例文のように、考えてほしいことを呼びかけるニュアンスで用いられることがあります。

3:「いままでの結果を鑑み、新しい計画書を作成しました。ご一考のほど、よろしくお願いいたします」

相手に対して、なにか検討してもらいたい場合は「ご一考のほど、よろしくお願いいたします」という言い方がぴったりでしょう。

会議を上からみる
(c)Shutterstock.com

4:「懸念する声があるとは承知しております。ですが、何卒ご一考いただけないでしょうか?」

「ご一考」のまえに、「どうか」や「何卒」などつけることで切々とした印象を相手に与えることができます。ちなみに、「何卒」は「なにとぞ」と読み、「相手に強くお願いする気持ち」「手段を尽くそうとする意志を表す」言葉です。

「ご一考」の言い換え表現を紹介

例文を用いて「ご一考」の使い方を紹介してきましたが、何度も「ご一考」を使うとくどい印象を与えてしまうかもしれません。そこで、「ご一考」の代わり使える表現を紹介しますね!

1:ご検討

「検討」とは、「よく調べて考えること」という意味の言葉です。さまざまの面から調べて良し悪しを判断するニュアンスがあります。「ご検討」は、「ご一考」とそのまま置き換えることが可能です。

先に取り上げた例文にも当てはめてみましょう。例えば、「ご検討のほど、よろしくお願いいたします」のように使うことができますよ。

2:ご思案

「ご一考」や「ご検討」と比べるとややかための表現で、使う機会は少ないかもしれませんね。「思案」とは、「さまざまに考えを巡らせること」という意味です。「心配」「物思い」というニュアンスで使われることもあります。

「何卒ご思案ください」などと「ご一考」の言い換え表現として使うことができますよ。

3:ご勘案

「あれこれと考えること」という意味を持つ言葉に「勘案」があります。読み方は「かんあん」です。「ご勘案いただきありがとうございます」のように使います。

4:ご考慮

「考慮」には、「さまざまな要素を含めて物事をよく考えること」という意味があります。「ご考慮いただければ幸いです」のように使われることが多いです。「考慮」には「事情を鑑みたうえで考える」というニュアンスがあります。

また、相手に考慮してもらった際には、「ご考慮いただき、ありがとうございます」とお礼の気持ちを伝えることもできますよ。

打合せをする同僚
(c)Shutterstock.com

「一考」を使った表現にはどのようなものがある?

「一考」は「ご一考」以外の使い方もあります。さまざまな表現方法を覚えて、ぜひ使ってみてください。

1:一考の余地がある

「まだこの事件には一考の余地がある」などというように使います。「一考の余地」は、「もう一度考え直したり、まだ検討したりするゆとり」のこと。早計な判断や軽率な行動によるトラブルを防ぐためには、必要なゆとりです。

2:一考に値する

「値する」とは、 「ふさわしい価値がある」という意味があります。つまり、「一考に値する」ということは、その物事には「しっかり考えるにふさわしい価値がある」ということになるのです。

例えば、「この論文は批判されることが多いが、私は一考に値すると思っている」などと使うことができます。

3:一考の価値がある

「一考に値する」とほとんど同じニュアンスで「一考の価値がある」という言い方もできますよ。「ご一考」の言い換え表現に「ご検討」を挙げましたが、「検討する価値がある」も「一考の価値がある」と同じように使えます。

ただし、「検討」を使う場合は、うしろに動詞の「する」をつけて「検討する価値がある」と用いる場合が多いです。

最後に

「ご一考」や言い換え表現の使い方はマスターできましたか? 「ご一考」は、ビズネスシーンなどで、特に目上の方にお願いをする際に便利な表現です。

「ご一考」の言い換え表現には、「ご検討」や「ご思案」、「ご勘案」、「ご考慮」などがあります。早計によるトラブルを防ぐためにも、これらの表現を駆使していきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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