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2023.08.24

相違とは? あらゆるシーンで使える万能語の意味や使い方、類語表現を紹介

「相違」とは、「二つのものの間で違いがあること」という意味の言葉。「そうい」と読みますが、ビジネスシーンだけでなく、日常的にも使うことができる言葉です。本記事では、「相違」の使い方や類語表現、語彙を養うために合わせて覚えたい関連語を紹介します。

相違とは?

「Aさんの主張していることと、Bさんの主張している意見があっていない」と伝えたいとき、それがオフィシャルな場面でかしこまった言い方をしなければならないとしたら、皆さんならなんと言い換えますか? そんなシーンで使える言葉が「相違」です。

例えば、「AさんとBさんの主張している意見には相違点があります」などと言い換えることができますよ。

「相違点を探してみよう」など、カジュアルなシーンでも活躍します。本記事では、そんな「相違」という言葉について一緒に見ていきましょう。意味や使い方、類語表現や合わせて覚えたい関連語を紹介します!

「相違」の意味

「相違」とは、「二つのものの間で違いがあること」という意味です。「そうい」と読みます。

英語では「difference」という表現が当てはまるでしょう。ちなみに、「相違する」というように動詞として使う場合は、「differ」となります。「人と意見が異なる」というニュアンスで用いたい場合は、「disagree」を使うのがおすすめです。

会議をする同僚
(c)Shutterstock.com

「相違」と「間違い」の違い

例えば、先に挙げた「Aさんの主張していることと、Bさんの主張している意見があっていない」という例文では、「それぞれの意見が異なっている」ことにフォーカスされています。

このように、二つの事象やものを取りあげてその違いを表す言葉が「相違」です。つまり、「誤っていること」を指摘しているのではなく、双方の「違い」について言及しているということになります。

一方、「間違い」とは「誤っていること」そのものを指摘しているのです。「相違」と「間違い」は混同しやすいので、この機会に違いをばっちり押さえておきましょう。

「相違」の使い方を例文で紹介

続いて、「相違」の具体的な使い方について紹介しますね。ぜひ皆さんの生活のなかで実際に使ってみてください。

1:「両者の意見には相違があったため、話し合いを重ねてお互いが納得できる解決策を見つける必要がありそうだ」

「相違がある」という表現はよく使うので要チェックです。二者の間で意見が衝突するということは、それぞれが思っていることに違いがあるということ。お互いが納得し、譲り合えるラインを模索しなければなりませんね。

2:「この土地の文化に関する知識は、地元民と観光客で相違があるらしいよ。だから、観光に来た人はギャップを感じるみたい」

思い込んでいたことと、実際に目にしたことにギャップを感じることってまれにありますよね。とくに現代はSNSなどにアップロードされた画像などを見て、受け手が勝手に解釈してしまうことも。このようなことから、事実との違いが生まれてしまいやすいのです。

3:「彼と彼女の価値観には相違点がたくさんあった。しかし彼らはお互いを尊重する気持ちを忘れず、常に理解しようと努力してきたから結ばれたのだ」

「相違点」もしばしば使われます。「相違しているポイントが(いくつか)ある」というニュアンスですね。

違っていることは悪いことではありません。「十人十色」という言葉があるように、人それぞれに個性があるから、魅力的に感じるのです。お互いの違う点、違う感じ方にリスペクトを払い、新しい視点として取り入れようとすることでさらに豊かな人生に近づけるのではないでしょうか?

部屋でくつろぐカップル
(c)Shutterstock.com

「相違」の類語表現にはどのようなものがある?

「相違」の類語表現も紹介しますね。「相違」と同じように、さまざまな場面で使える表現です。

1:差異

「差異」とは、「ほかのものや事柄と異なっている点」のこと。「相違」は、二つのものや事柄を対象とすることが多いですが、「差異」は複数に対しても使われます。

例えば、「このトマトは少し小ぶりだが、甘さやツヤなどは他のトマトとなんら差異はない」というように使うことが可能です。

2:食い違い

「意見が異なっている」「対立している」というニュアンスは「食い違い」という言葉でも表現することができます。「食い違い」とは、「物事や意見などがうまく一致しないこと」という意味です。決して、「間違って食べた!」というようなニュアンスではないので注意!

「意見の食い違いで、プロジェクトがいったん白紙に戻ってしまった」などと使います。

打合せで説明する男性
(c)Shutterstock.com

3:齟齬

読み方が難しいかもしれませんが「そご」と読みます。「齟齬」とは、「物事がうまくマッチしないこと」という意味の言葉です。

「齟齬をきたさないように気を付けていたつもりだが、うまくいかなかった」というように、ネガティブなニュアンスで使われることが多いです。

「相違」と合わせて覚えたい関連語を紹介

最後に、「相違」と合わせて覚えたい関連語を紹介します! 一つの単語と関連付けて覚えることが、語彙力を養う秘訣です。ここでは、「違い」にフォーカスを当てた四字熟語を2つ紹介します。

1:同工異曲

「同工異曲」とは、 「見た目は違っているようだが、中身は同じであること」という意味の四字熟語です。「どうこういきょく」と読みます。

韓愈(かんゆ)と呼ばれる中国の文学者の『進学解』のなかで、詩などを作る技量は同じでも趣が異なることを説き、そこから転じて、音楽を演奏する手法が同じでも、味わいが異なって聞こえることを指すようになりました。

2:大同小異

「小さな違いがあったとしても、大体は同じであること」を「大同小異」といいます。読み方は「だいどうしょうい」。「昔も今も人が考えることは大同小異なのかもしれないね」というように、あまり変化がないこと、似ていることに関して使われることが多いです。

最後に

「相違」の意味や使い方、「間違い」との違いは分かりましたか? 「相違」の類語表現も紹介しましたが、ニュアンスに違いがあるのも日本語の奥深さと言えるでしょう。

日常的に使う言葉でも、ふと立ち止まってじっくり考えてみると面白い発見をすることができるかもしれませんよ!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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