気分が晴れないって、どんな時?
「気分が晴れない」というのは、恐れや不安を抱いていたり、孤独や寂しさを感じていたりする状態をいいます。気分が晴れないと、心や頭がまるで厚い雲に覆われているかのように感じ、憂鬱でモヤモヤするのではないでしょうか? 人の気分は、波のように刻々と変化するのが自然。気分が晴れない時は、誰にでもあるでしょう。
しかし、その状態が長く続くと、苦しくてつらいですよね。何とか気分を晴らそうとしても上手く行かず、できない自分にイライラして焦り、ますます落ち込んでしまうなんていうことも…。
気分が晴れないのには、何かしらの原因があるもの。それを知ると、対処がしやすくなります。気分が晴れない原因にはどのようなことがあるのか、見ていきましょう。
気分が晴れない原因
気分が晴れない原因を具体的に紹介します。あてはまることがないか、チェックしてみてくださいね。
人間関係
人間関係で悩む人はとても多いです。ストレスや悩みの大半は人間関係から生じているとも言われており、生きるうえで避けられないことでしょう。人間関係で問題が起こると、人と関わること自体が嫌になり、「すべての人間関係を断ち切りたい」なんてことも思うかもしれません。
自信がない
職場の同僚や友人、知人の状態を見てうらやましく思ったり、嫉妬の気持ちを感じたりして気分が晴れないこともあるでしょう。特に、自分に自信がない状態だと、他人が良く見えてしまいがち。それが強い嫉妬に変わることもあるので、その点は注意したいところです。
生活習慣の乱れ
「日々忙しくてまともに食事がとれていない」、「十分な休息を取れていない」という状態が続くと、心や体に過度なストレスがかかります。特に食事と睡眠は影響が大きいもの。偏った食事や昼夜逆転が続くと、病気につながることもあるので気をつけたいですね。
仕事
仕事自体が原因になることも多いですよね。ミスや失敗はもちろん、「業務内容が自分に合っていない」、「苦手な仕事がある」、「失敗が許されない」などの悩みごとがあると、仕事に身が入らない状態になることも…。結果、ミスが増えて成果が出せなくなることもあります。
SNS疲れ
SNSの「『いいね!』の数が気になる」、「SNSで知らない人から絡まれた」、「自分に向けた悪口かと思うような投稿を見た」なども、心に大きな負荷をかけます。SNSを見なければいいとわかっていても、気になって見てしまい、それが止められないということもあるでしょう。
体調が悪い
体調が悪いと、気分も晴れませんよね。知らず知らずのうちに疲労が溜まっているのかもしれませんが、中には病気が潜んでいることも。痛みや違和感が続いている、眠れない、食べられない、話すのがつらい、気分が落ち込んで笑えないということがあれば、早めに医療機関を受診してくださいね。
気分が晴れない時に試したい対処方法を紹介!
気分が晴れない時に試したい対処方法を5つ紹介します。「これならできそう」と思うものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
1番のおすすめは「何もしない」こと
気分が晴れない時の対処方法でもっともおすすめしたいのが、「何もしない」ことです。気分が晴れない時は、心や体に疲れが溜まっていることが多いもの。必要なのは、休息です。無理に気分を上げることはせず、そんな時があってもいいと考え、何もせずゆったり過ごしてみてください。風景をぼんやりと眺める、好きなだけ眠るなどして、心身を休めましょう。
気分が晴れない理由を書き出してみる
モヤモヤが強くて気分が晴れない時は、理由を書き出してみるのもおすすめです。書き出すことで、脳内が整理され、解決方法や打開策が見つかることは少なくありません。何も考えず、思いついたことを書いていけばOK。ただし、SNSに書き込んで公開するのは、余計なトラブルを招くことが多いので、避けるのがベター。
SNSから離れてみる
SNSやネットから離れてみるのもいいでしょう。情報過多で脳疲労が起き、それで気分が晴れないというケースもあります。スマホやパソコンの電源を切る、あえて家にスマホを置いて出かけるなど、物理的に触れられない状態にするのも一つです。
いつもとは違うことをしてみる
いつもとは違うことをしてみるのも、気分転換になります。近場でプチ旅行を楽しむ、行ったことのないカフェに行く、普段は見ないような映画やドラマを見るなどは、気持ちが切り替わるきっかけになることも。日常の中に、楽しみやちょっとした冒険を取り入れてみてください。
日を浴びて、適度な運動を
気分が晴れない時、カーテンを閉め切っていませんか? 気分が晴れない時こそカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。日を浴びると、活動に必要な交感神経が優位になり、体や心を元気にしてくれます。
また、適度な運動を習慣にするのもいいですね。軽いウォーキングや筋トレなど、手軽にできて負荷がそれほどかからない運動は、自律神経を整えてくれます。自律神経が整うと、心や体の調子が良くなることが多いので、ぜひ取り入れてみてください。
好きな音楽や映画、本を読んでリラックス
好きな音楽や映画、本を読むこともおすすめです。好きな作品はリラックスさせてくれるだけでなく、感動や楽しみも与えてくれますよね。ただし、気分が晴れない時は、激しい音楽やネガティブな作品は避ける方がいいかも。自分で思う以上に過敏に反応してしまい、ますます落ち込んでしまう可能性があるからです。
気分が晴れない時は、無理をしなくていい時!
気分が晴れない時に避けるべきなのは、「無理をすること」です。「気分が晴れない時は、無理をしなくていい時」。そんな風に捉えて、無理に自分を奮い立たせるのは止めましょう。
休むことに罪悪感を抱く人も多いですが、気分が晴れないのは、心や体からのSOSサインかもしれません。無理をして、状態が悪化したということがないよう、まずは休息を取ってください。
また、気分が晴れない時、「自分は弱い」「自分はダメ」「こんなことではいけない」などと思うのも止めましょう。気分が晴れない時だからこそ、いつも頑張っている自分を労い、優しい言葉をかけるようにしてくださいね。
最後に
気分が晴れない、モヤモヤするというのは誰にでもあることです。しかし、それが続くのは避けたいですよね。気分が晴れない原因が見つかると、対策も取りやすくなりますので、できそうであれば、原因を探してみてください。気分が晴れないことが続く時、必要なのは休息です。無理をせず、自分を労り、しっかり休んでくださいね。
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