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LIFESTYLE

2023.05.16

和菓子の日は6月16日!記念日の由来やイベント、おすすめのお菓子もご紹介

和菓子の日は毎年6月16日です。どのような由来で始まった記念日なのか、各地でどのようなイベントが開催されるのかまとめました。また、和菓子の日に味わいたいおすすめのお菓子もご紹介します。

和菓子の日は6月16日

神社
(c)Shutterstock.com

6月16日は「和菓子の日」です。和菓子の日にちなんだイベントをする和菓子店もあり、告知するのぼりやポスターを見たことがある方もいるかもしれません。

和菓子の日の由来や関連するお祭りについて見ていきましょう。

嘉祥(嘉定、かじょう)を由来とした記念日

嘉祥(かじょう)とは、仁明天皇が改元した元号の名前です。西暦848年6月16日に、承和から嘉祥に改元されました。そのとき、仁明天皇はご神託に基づき、16の数に因んだお菓子などを神前に供え、疫病退散や健康笑福を祈ったといわれています。

この由来に基づき、6月16日にお菓子を供える行事を「嘉祥(嘉承)」と呼ぶようになりました。室町時代も、朝廷では天皇に嘉祥のお菓子を差し上げ、吉例としたようです。

また、民間でも嘉祥の行事をしたことが記録に残っています。16に因んで餅を16個購入したり、6月16日に採った梅の実で梅干しをつくり、旅立つ日に食べて災難除けを祈ったりしたようです。

全国和菓子協会が記念日として制定

嘉祥は明治時代までは盛んに祝われていましたが、その後は下火になり、大正や昭和の初め頃にはあまり祝われていなかったようです。1979年、全国和菓子協会は6月16日を「和菓子の日」として制定し、嘉祥のお祝いを現代によみがえらせました。

6月16日には嘉祥にちなんだ和菓子が販売されることもあります。ぜひ和菓子店をのぞいて、気になる和菓子を買ってみてはいかがでしょうか。

神社で開催されるお祭り

神社では嘉祥のお祝いをしていることがあります。たとえば東京の日枝神社では、6月16日に「山王嘉祥祭」として、和菓子職人が丹精込めてつくった和菓子を奉納しています。

また、同じく東京の明治神宮では、6月16日に和菓子の無料配布をすることもあるようです。多くの和菓子職人たちが集まり、その場で練り切りをつくって参拝客に配布します。出かける前に神社のホームページなどを確認し、和菓子の日のイベントや嘉祥のお祭りを楽しみましょう。

和菓子の日に味わいたいお菓子

水羊羹
(c)Shutterstock.com

和菓子の日には、特別な和菓子を食べる日ではありません。和菓子を供えて健康笑福などを祈願したことを由来とすることからも、どのような和菓子であれ、幸せを祈って食べれば嘉祥のお祝いができると考えられます。

しかし、せっかく特別な日に食べるのですから、季節にあった素敵な和菓子を食べたいものです。6月16日の和菓子の日におすすめのお菓子をいくつか紹介します。

水ようかん

6月の中ごろは、まだ梅雨も明けていないことが多く、じめじめとした気の滅入るシーズンです。食欲が落ち、「お腹は空いているけれども、食べたいものがない」という方も多くなるかもしれません。

そのようなときは、水ようかんがおすすめです。ほんのりとした甘さとのどごしの良さで、食欲がないときでもつるっと食べられます。昔ながらの缶に入った水ようかんもおいしいですが、少しおしゃれに竹筒に入ったものなどを選んでみてはいかがでしょうか。ビジュアル的にも優れているため、おもてなしにもおすすめです。

最中

甘党の方なら、水ようかんのほんのりとした甘味では物足りないかもしれません。そのような方には、しっかりと小豆の甘さを味わえる最中がおすすめです。濃厚な粒あんをパリッとした皮で包んで食べれば、上品な甘さが全身に染みます。

最中には、粒あんのスタンダードなものだけでなく、白あんやヨモギあんなどの変わり種もあります。粒あんとお餅が入ったものなら満腹感が得られるため、小腹が空いたときの軽食代わりにもなるでしょう。

また、パリッとした皮が好きな方なら、皮とあんこが別々に包装されているタイプがおすすめです。自分でつくる楽しさもあり、和菓子が苦手な子どもでも食べてくれるかもしれません。

和菓子店によっては、缶入りのあんこと皮がセットになったものも販売されています。あんこが苦手な方は少しだけ、あんこへの愛が強い方は大盛りにして最中をつくれます。あんこが余ったときには、あんトーストなどにしてみてはいかがでしょうか。甘党の方にとっては夢のような朝ごはんとなります。

笑わず餅

笑わず餅とは、大阪の和菓子店で販売されている嘉祥の日のための和菓子です。大阪では古来、嘉祥の儀式で16種類のお餅や和菓子を並べ、笑わずに食べるという風習がありました。この風習に基づき、16種類の素材を使った餅を「笑わず餅」と名付け、笑わないで食べる行事を続けているそうです。

笑わず餅は、和菓子店によっても異なります。ぜひいくつかの和菓子店をのぞき、好みにあう笑わず餅を選んでください。

琥珀糖

琥珀糖とは、天草や氷砂糖からつくるシンプルな和菓子です。なつかしい優しい色合いと、口のなかに広がるさっぱりとした甘味が特徴です。

琥珀糖のなかには、宝石のようにさまざまな色が付けられたものもあります。透けている見た目がいかにも涼し気で、蒸し暑い季節でも思わず手が伸びるのではないでしょうか。

琥珀糖は簡単に手作りすることも可能です。特別な調理器具などは不要なため、気軽につくってみてください。

1.水200mlに粉寒天を4グラム入れ、中火にかけて、しっかりと混ぜて煮溶かす
2.グラニュー糖を300グラム入れ、ヘラで持ち上げたときに糸が引く程度に煮詰める
3.バットに流して、水に溶かした色紅などで色を浸ける
4.常温で1時間ほど置き、ある程度固まったら包丁で一口大に切る
5.1週間ほど陰干しする

おいしい和菓子で素敵なティータイムを

琥珀糖
(c)Shutterstock.com

おいしい和菓子とおいしいお茶、大好きな家族や友人がそろえば、素敵なティータイムになります。

ぜひ和菓子の日には、和菓子とよくあう煎茶や和紅茶などを用意し、お茶会を開いてみてはいかがでしょうか。餅菓子や水ようかんなどを食べた後に、手作りの琥珀糖でもてなすのもおすすめです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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