定番から映える和菓子まで! 人気和菓子店の手土産はいかが?
気の利いた手土産や、目上の人への贈り物には、季節感のあるものを選びたいですよね。
今回は各地の百貨店などで人気の4つの和菓子ブランドから、春らしい和菓子をピックアップ。それぞれお店の広報さんに春のおすすめをお伺いしました。桜に新緑、母の日まで! 春ならではのラインナップに加えて、定番商品も合わせてご紹介します。
【両口屋是清】人気の小型棹菓子「ささらがた」に春の新商品登場中!
1634年(寛永11年)創業、愛知・名古屋を代表する老舗和菓子所「両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)」。東京都内でも銀座三越や伊勢丹新宿店など、多数の百貨店に店舗を有しています。
2012年の発売以来、お店の看板商品のひとつとして好評を博している小型棹菓子「ささらがた」に、春限定の新商品が登場しています。
◆1:美しく咲く夜空をイメージした「ささらがた 宵桜」
2023年4月中旬までの販売が予定されているのは「ささらがた 桜」(写真:左)と「ささらがた 宵桜」(写真:右)。
今年の新商品「ささらがた 宵桜」は、美しく咲く夜桜をイメージした商品で、桜葉風味の羊羹と錦玉羹を合わせた2層仕上げに。錦玉羹に散らされた桃色の羊羹が、舞い散る桜のようで美しいですよね。
「ささらがた 桜」のほうは、ピンクのグラデーションを餡村雨で表現したひと品。ふわりと桜が香る餡村雨に小豆粒あんを合わせた、上品なお味です。
「ささらがた 宵桜」と「ささらがた 桜」、および「ささらがた 大納言」を組み合わせたギフト商品「桜 ささらがた」も、お手土産や贈り物に好適ですよ。
「ささらがた 宵桜」1個 291円
「ささらがた 桜」1個 291円
「桜 ささらがた」(宵桜×2、桜×1、大納言×2の5個入)1,620円
◆2:目上の方への贈り物や、慶弔などにも。一番人気の「銘菓詰合」
「両口屋是清」の代表銘菓でもある「志なの路」「旅まくら」「よも山」の3種類を詰め合わせた「銘菓詰合」。昭和25年頃の発売より、年間を通じて人気が変わらず、常に1番人気のお菓子として愛されている商品なのだそうです。
どれもひと口サイズで、上品な甘さをちょっとずつ楽しむことができる、ありそうでなかったサイズが人気の理由のひとつなのだとか。今春パッケージをリニューアルしたばかりです。
こちらは通年販売です。目上の方への贈り物や、慶弔など、シーンに合わせてお選びくださいね。
「銘菓詰合」1,188円~
【鶴屋吉信】今すぐ買いたい! 桜の季節に合わせて販売される商品も
京都の西陣に本店を構える、1803年(享和3年)創業の老舗和菓子店「鶴屋吉信(つるや よしのぶ)」。都内にも三越や高島屋など百貨店に店舗を持つほか、日本橋や虎ノ門ヒルズの直営店など、幅広く店舗展開がされているお店です。
そんな「鶴屋吉信」からは、期間限定で桜にちなんだ素敵な商品が多数登場しています。桜の季節に合わせて販売される期間限定商品は、取り扱いが早期終了する場合があります。ぜひお早めにチェックしてみてくださいね。
◆3:小倉と琥珀羹の2層の羊羹で作る春限定「花はらり」
春限定の羊羹「花はらり」は、日本人がひときわ想いをよせる花、「桜」の情景を小倉羹と琥珀羹の2層の羊羹であらわした美しい意匠羊羹です。春を告げるとともに、ゆく春を惜しむ桜吹雪が舞う様子が表現されています。
羊羹の流し込み、花びらの並べ方ひとつまで、ひと棹ひと棹を職人の手仕事で仕上げる「工藝菓」シリーズ。繊細な仕上がりはまさに職人技です。
「花はらり」1,512円
◆4:吉野本葛を使用した二層羊羹「花つどい」
伝統の吉野本葛を使い、のどごしなめらかな二層羊羹に仕立てました。花霞のように、夜桜のように、ほんのりと浮かびあがる桜が美しいですよね。
6個入、8個入、12個入と、贈る相手や用途に合わせて入り個数を選べるのも便利です。棹物や代表銘菓とのお詰合せにも。
「花つどい」1個 324円、6個入 2,138円、8個入 2,808円、12個入 4,104円
◆5:京都とWEB限定商品!「花のつばらつばら」
「鶴屋吉信」の代表銘菓のひとつで、もちもち食感がたまらない焼き菓子「つばらつばら」に春限定の商品が登場中。桜色のあっさりとした餡に白小豆を散らした「花のつばらつばら」です。
実はこちらの商品、京都の店舗とWEB限定で販売されている商品! 首都圏在住の方であれば、お取り寄せで楽しめます。
なお、百貨店などの全国の店舗では、定番の「つばらつばら」が春限定の桜パッケージ「つばらつばら 桜」として登場中です。こちらも春らしい手土産に好適ですよ。
「花のつばらつばら」は1個から、30個入まで。こちらも用途に合わせて選べるのがうれしい商品です。
「花のつばらつばら」1個 227円、5個入 1,242円、10個入 2,484円、15個入 3,672円、20個入 4,968円、30個入 7,344円
【とらや】桜をかたどった春の最中が登場!
室町時代後期、京都で創業した老舗和菓子店「とらや」。手土産の大定番「とらやの羊羹」はもちろんのこと、四季折々の羊羹や生菓子など、目でも舌でも楽しめる多彩な商品で多くのファンを魅了しています。
そんな「とらや」からは、春らしい最中と定番の羊羹「夜の梅」をご紹介します。
◆6:桜をかたどった最中「御代の春 紅」
桜をかたどった紅色の皮に白餡を詰めた最中「御代の春 紅」。古くは天皇の時代が末永く栄えることを願った菓銘であり、転じて平和がいつまでも続くようにと思いを込めたおめでたいものです。
通年販売されている商品で、対になる商品として、梅をかたどったこし餡入りの最中「御代の春 白」も販売されています。紅白で合わせてお手土産とするのも素敵ですよ。
最中「御代の春 紅」1個 238円
◆7:定番の“とらやの羊羹”といえばこれ!小倉羊羹「夜の梅」
もちろん定番の“とらやの羊羹”もお手土産に大変喜ばれる商品です。
切り口の小豆が夜に咲く梅の花を思わせることから、菓銘がつけられた小倉羊羹「夜の梅」。竹皮包羊羹のほか、小形羊羹、中形羊羹、大形羊羹とさまざまなサイズから選ぶことができます。沖縄・西表島産の黒砂糖を使った「おもかげ」、おだやかに抹茶が香る「新緑」との組み合わせ商品もおすすめですよ。
また、小形羊羹「夜の梅」は季節によっては限定パッケージも登場するので、こちらもぜひ店舗でチェックしてみてくださいね。
竹皮包羊羹「夜の梅」3,024円
【叶 匠壽庵】桜から新緑、母の日まで… 多彩な商品が登場
1958年創業の和菓子店「叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)」。滋賀・大津に本店があり、百貨店を中心に、北から南まで数多くの販売店舗を持つお店です。四季の風情を大切に、素材と風味にこだわった銘菓が並びます。
そんな「叶 匠壽庵」からは、桜から新緑、母の日まで、多彩な商品がそろい踏み。
◆8:桜葉香る道明寺にこし餡を合わせた「花遊山」
桜葉香る道明寺にこし餡を合わせた「花遊山(はなゆさん)」。春の陽気に誘われて、心浮き立つ景色をあらわした春らしい商品です。透き通る淡い桃色がとっても美しいですよね。
2023年5月14日(日)までの販売予定で、4月16日(日)からは、パッケージが母の日限定の絵柄へと変わります。日ごろの感謝を込めて贈りたいひと品です。
「花遊山」1個 260円
◆9:春の野を菓子にあらわした和菓子「野づつみ」
新芽が萌える、春の野を菓子にあらわした和菓子「野づつみ」です。大納言小豆で、コシのある蓬(よもぎ)の羽二重餅を包んでいます。春らしい蓬のお味と、美しい緑のパッケージは、新緑の季節にいただきたい和菓子です。
販売期間は2023年5月7日(日)まで。壺に見立てた「丹波大納言小豆」で栗を包んだ「一壺天(いっこてん)」とのセット商品もおすすめですよ。
「野づつみ」1個 260円
◆10:代表銘菓「あも」に季節限定のお味が登場「あも(蓬)」
最後は「叶 匠壽庵」の代表銘菓である「あも」の季節限定商品のご紹介です。
2023年4月9日(日)~6月末までの販売予定の「あも(蓬)」です。餡は、味と香りがよく、皮が薄くて口当たりのよい「丹波大納言小豆」に、じっくりと時間をかけて糖蜜をふくませ、手炊きをしたひと品。やわらかなお餅には、滋賀県伊吹山産の蓬が使用されています。
別売りの「あも歌留多(最中種)」に挟んでいただくと、よりおいしくいただけますよ。
「あも歌留多」は、4月16日(日)より、母の日限定絵柄「あも歌留多(最中種)花」が登場します。ぜひ、感謝の気持ちを込めて「あも(蓬)」とともにお買い求めくださいね。
「あも(蓬)」1本 1,404円
「あも歌留多(最中種)花」2枚×8袋 1,080円
まさに今しか買えない季節限定の商品から、手土産の定番の和菓子、感謝の気持ちを込めてセレクトしたい母の日商品まで、多彩な和菓子の並ぶ春。もちろん、どれも味は間違いないおいしさです。
今年の春は、人気和菓子店の上質な和菓子を、手土産に選んでみませんか?