趣味の意味や定義とは?
自己紹介で必ずと言っていいほど聞かれる、趣味。「どこからが趣味と言えるのだろう?」と考えたことはありませんか? 改めて趣味とは何か、どのような定義なのか、一緒に確認しておきましょう。
趣味には、主に3つの意味があります。まず1つ目の意味は、仕事や専門分野とは別に、プライベートで楽しみとしていること。面接や自己紹介で聞かれる「趣味」は大体これを指しているでしょう。映画鑑賞、読書、楽器を演奏するなど、自分が愛好している事柄のことですね。
次に、どのようなものを「美しい」「面白い」と感じるか、という個人のセンスや好みを表す意味もあります。「趣味が悪い」というフレーズをよく使いませんか? これは映画鑑賞や読書など、個人の楽しんでいることを否定する意味ではなく、ある物事に対する個人的な感じ方を指しています。「変わっているセンス」「センスが悪い」と言い換えてみると分かりやすいかもしれません。
3つ目に、物事の持っている味わいや風情という意味が挙げられるでしょう。2つ目の意味は人それぞれの感じ方を指していたのに対して、これは物事自体がもつおもむきのことを表しています。「趣味を感じる盆栽」など、自然や作品に対して使われることが多いでしょう。
趣味は英語でなんと言う?
趣味の英語表現と言えば「hobby」を思い浮かべる人が多いでしょう。日本語の「趣味」にいくつか意味があるように、英語表現でも「趣味」はいくつかの表現ができます。以下では「hobby」「interest」「taste」の3つについて解説していきますね。
1;hobby
「趣味」の英語表現として最も有名なのものでしょう。「She makes sweets as a hobby.(彼女は趣味としてお菓子を作っている)」や「Cooking and Camera are among her hobbies.(料理やカメラは彼女の趣味のうちである)」というように、前置詞と合わせて使うこともあります。
2:interest
こちらも趣味を意味する英単語。hobbyの方がより活動的なニュアンスを持ちます。「Her hobby is baseball」と「Her interest is baseball」を比べてみましょう。hobbyを使った例文は「彼女の趣味は野球をすることです」という意味になるのに対して、interestを使った文では「彼女の趣味は野球です(プレーするしないに関わらず、観戦したり見聞きすることも含まれる)」というニュアンスになります。
また、自分の趣味について話す時はhobbyかinterestを使うのが一般的でしょう。
3:taste
tasteと言えば、「味」を表す単語として覚えている方が多いでしょう。実は「趣味、センス」という意味もあるのですよ。ただ、hobbyやinterestは読書やスポーツなどの趣味を表すのに対して、tasteは個人のセンスや感覚というニュアンスを表します。「a matter of personal taste(個人の好みの問題)」などと使えるでしょう。
また、「センスが良い」と表現したい時は「tasteful」と言います。反対に「趣味が悪い」と言いたい時は「distasteful」や「vulgar」を使うと良いでしょう。
男女ともにおすすめの趣味一覧を紹介!
趣味はその人の個性が出るもの。だからこそ、友人や同僚がどのような趣味を持っているのか気になったりもしますよね。ここでは男女ともに、人気の趣味を紹介していきます。趣味がないという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1:キャンプや旅行
キャンプは自然に触れたり、特別な景色を見ることができたりと、休日のリフレッシュとして最適。自らで火を起こしたり、食事を作ったりすることにワクワクする人も多いでしょう。また、一人旅を趣味としている人も多いですよね。仕事で変わりばえのない日常を送っていると、休日には遠くへ行ってリラックスしたくなるものです。
2:料理
社会人になり、自炊をするようになってから料理にはまる人も多いのだとか。レシピ雑誌を集めたり、YouTubeで料理動画を見たり…。出来上がった料理を自分で食べることができるのも幸せポイントですね。ご飯ものだけでなく、スイーツ作りを趣味としている人もいるようです。
3:ゲーム
男性に多いように思えますが、最近ゲームを趣味とする女性が増えてきています。しかし女性の中には、趣味がゲームだと言うことに少し抵抗を感じる方もいるそう。ゲーマー女子は決してマイナスイメージではありません。むしろゲーム好きの男性からすると、話が盛り上がったり、一緒にゲームができるため好印象のようですよ。
4:音楽
音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすることを趣味としている人は多いのではないでしょうか? イヤフォンを使うようになってから、人々が音楽を聴く機会は一段と増えたような気がします。普段聴いているアーティストのライブに行くと、とてつもない感動を味わえますよね。音楽を聴くだけでなく、ピアノやギターなど、演奏することを趣味としている人もいるでしょう。
5:ヨガやピラティス
痩せやすい体作りを目指して、ヨガやピラティスに通う女性は多いもの。定期的に体を動かすことで、身のこなしが軽くなりますし、何より健康に生活できるのがメリットですよね。他にもランニングやストレッチなど、運動を趣味としている人も多いです。
6:カメラ
誰でも始めやすいのがカメラの良いところ。大切な思い出を形に残すことができるのも素敵ですよね。カメラやレンズにはたくさんの種類があり、何を撮るかによって選ぶカメラやレンズも変わってきますよ。手軽に始められるものの、極めていくと奥深いところがあります。
履歴書や面接で「趣味」について聞かれた時の上手な答え方
面接や履歴書で趣味を聞かれることは、多いでしょう。その理由は、あなたが何に打ち込んでいるのか、どのような人柄なのかを知りたいからです。ではどのように答えるのが良いのでしょうか? 気をつけるべきポイントについて、解説していきます。
1:箇条書きに簡単な説明を加える
履歴書に書く際に気をつけたいのは、簡潔に見やすく書けているかどうかです。趣味は、箇条書きで書くのが一般的。その横に具体的な補足を書いておくといいでしょう。例えば「・バスケットボール(小学生の時から今まで継続して行なっています)」というように、端的にアピールポイント(例文の場合であれば、長年続けていること)を分かりやすく書くと良いですよ。
2: 長所や人柄と結びつける
趣味について記入するとき、できれば長所や人柄と結びつけて話せるものを選んで書きましょう。企業の職種や社風に合わせて考えることがポイントです。例えば、サッカーなどのスポーツが趣味の人はチームでの協調性をアピールできますし、ゲームが趣味であれば失敗する度に戦略を新たに考えてクリアに挑む姿勢をアピールできます。
3:嘘はつかない
面接で趣味について聞かれるのは、応募者の緊張をほぐす目的も含まれているです。そのため、あなたが実際に楽しく語れる趣味をこたえるようにしましょう。もし本当に趣味がないという方は、日常生活で行なっていることを思い返してみて。ドラマ鑑賞、散歩、読書、サウナ、カフェ巡りなども、趣味として書けますよ。
最後に
趣味が見つからなくて「つまらないなあ…」と感じている人もいるでしょう。趣味がない原因の1つには、時間や精神的な余裕があまりないことが考えられます。一度ゆっくり自分の時間を確保して、自分自身と向き合ってみてください。そうすると、自分の関心があること、熱中できるものが見えてくるかもしれませんよ。
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