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2023.05.01

家事をしない夫の心理とは? 共働き世帯の家事負担の割合や対処法を解説

家事をしない夫にイライラしてしまう人に向け、家事をしない夫の心理を解説。そのほかにも、共働き夫婦における家事負担の割合、家事をしない夫にイライラしてしまう理由・対処法、家事をしない夫の末路も紹介します。

家事をしない夫にイライラしてしまうことはありませんか? 特に共働きだったり、収入が同じの場合、夫が家事をしてくれないと、不満を抱いてしまうのは無理もありません。イライラが爆発して喧嘩になったり、「離婚した」というケースも少なからずあるようです。当記事では、家事をしない夫に、「もっと家事をしてほしい」と思っている方に向けて、対処法などをお伝えします。

夫婦間の家事負担の割合は?

まずは、夫婦における家事分担の割合はどれくらいなのか、内閣府が調査した「令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査」をもとに紹介します。共働き夫婦、なおかつ女性がフルタイムで働く家庭における家事負担の割合は、妻が6割、夫が3割という結果でした。

ちなみに、妻がフルタイム以外の場合は、妻8割、夫2割。どちらにせよ、夫よりも妻の方が家事負担の割合が多いようです。なお、子どものいない夫婦よりも、子どもがいる夫婦の方が、家事時間が増える傾向にあります。

参考:令和元年度 家事等と仕事のバランスに関する調査(内閣府)

家事をしない夫にイライラする理由とは?

イライラの理由を明らかにすると、モヤモヤしていた気持ちが少しはすっきりするもの。また、客観的に自分の感情を見つめることで、気持ちが落ち着くこともあるかもしれません。ここでは、家事をしない夫にイライラする理由をいくつか紹介しましょう。

1:共働きなのに、家事負担の割合が多い

昔は、「男性は外で働き、女性は専業主婦として家庭を守る」というケースが多かったですよね。しかし、近年では共働き世帯が増加。夫と同じフルタイム勤務なのに、自分ばかりが家事をしていると、どうしても不公平を感じてしまいます。

背を向けて座る男女
(c)Shutterstock.com

2:主体性のない態度

例えば、1日の仕事を終えてぐったりなのに、子どものお迎えや晩御飯の準備など、家事・育児に追われている時。夫に「何か手伝おうか?」と言われて、怒りが爆発してしまった経験はありませんか? 家庭のことも育児も夫婦ふたりで行っていくものなのに、第三者のような言葉をかけられると、「なんで私が全てしなきゃいけないの?」とイライラしてしまいます。

3:気持ちを理解してくれない

仕事をするのも大変ですが、家事をするのも大変です。「ご飯を作る」といっても、献立を考えたり、それに合わせて買い出しをしたり。子どもがいる場合は、授乳やお迎え、学校の支度などもしなければなりません。

「いつもありがとう」などと労いの言葉をかけてもらえば、多少は気持ちが和らぐもの。ですが、家事の大変さを理解してもらえないと、どうしても不満が募ってしまうでしょう。

家事をしない夫の心理とは?

続いては、家事をしない理由や心理をいくつか紹介しましょう。

1:仕事で疲れている

仕事で疲れきってしまい、家事をする元気が残っていないというケースです。家事をしない人の中には、そもそも家事の優先順位が低いということも少なくありません。無理をしてまでご飯を作ったり掃除をするのなら、買ってきたご飯で済ませる、最低限の掃除でOKと考えていることもあります。

パソコンの前で寝落ちする男性
(c)Shutterstock.com

2:家事は女性がするものだと思っている

家事をしない夫の中には、昭和のような「男は外で働き、女は家庭を守るもの」という考えを持っている人も。特にこうした家庭で育った人ほど、この価値観が根付いていることが多いでしょう。夫が専業主婦の妻を養うという家庭が多かった昔は、当たり前の考えだったかもしれません。ですが、時代が変わった今、「この価値観は古い」と思う人も多いです。

3:やり方がわからない

家事をしたことがなく、やり方がわからないというパターン。料理をしたことがなかったり洗濯をしたことがないため、家事ができないのです。こうした場合は、やり方を教えればだんだんと家事をしてくれるようになる可能性が高いでしょう。

4:文句を言われるのが嫌だ

家事をやったことがあるものの、妻にダメ出しをされてやる気をなくしたケースです。例えば、「お皿が綺麗に洗えてない」と文句を言われたり、「白い服と濃い色の服は分けて洗ってよ!」と怒られたり…。頑張って家事をしたのに、このようなダメ出しをされると家事が嫌になってしまいます。

家事をしない夫への対処法は?

鬱憤をはらすために、家事をしない夫に仕返しをするという対処法も考えられますが、それでは家事をしてくれるようにはなりません。ここでは家事をしてもらう方法について紹介していきます。

1:家事分担について話し合う

「家事が大変なのを察してほしい」「もっと家事をしてほしい」と心の中で思っていても、相手にはなかなか伝わりません。伝えたいことや要望があるなら、しっかりと夫に話すようにしましょう。その時、感情的になってしまうと「売り言葉に買い言葉」となって、喧嘩になって何も解決しなかった、となりかねません。

ですので、できるだけ冷静に話し合うようにしましょう。すると、「そんなに負担を感じていたなんて気づかなかった」と気持ちを理解してくれたり、「家事の負担を減らそう」などと解決策を一緒に見つけてくれるかもしれません。

夫に訴える女性
(c)Shutterstock.com

2:簡単な家事からお願いする

家事に慣れていなかったり、やり方がわからない夫の場合、いきなり「ご飯を作って」などと、ハードルの高い家事をお願いしてもどうすればいいかわかりません。まずは、ゴミ捨てや洗濯物の取り込みなど、簡単なものから頼むといいでしょう。その時は、できるだけ具体的にやり方を伝えること。そうすれば、やり方がわからない人でも家事ができるはずです。

3:家事をしてくれたら感謝し、褒める

家事をしてくれたら、感謝の気持ちを伝えてみると、夫の家事へのモチベーションがアップするはず。「私はいつもやってることだけど…」という気持ちが湧いてくるかもしれませんが、グッとこらえ、「ありがとう」と伝えてみてください。また、「私がやるより綺麗!」「早いね!」などと褒めてみるのも効果的です。すすんで家事をやってくれるようになるかもしれませんよ!

家事をしない夫の末路は?

夫がこの先ずっと家事をしないままでいると、将来どうなるのでしょうか? まず考えられるリスクは、離婚です。夫が家事をしない場合、どうしてもイライラや不満が募ってしまいますよね。特に、夫がモラハラ気味だったり、何度言っても変わらない場合は、我慢が限界に達して、離婚に踏み切る妻もいるでしょう。

また、もし熟年離婚をしたり、妻の方が先に亡くなった場合に、家事のやり方がわからないと生活をするのがとても大変です。これらのリスクを避けたいのであれば、少しずつでも夫に家事をしてもらうように動き出しましょう。

最後に

夫が家事をしてくれないとイライラしてしまうもの。ですが、その気持ちを打ち明けたり、簡単な家事からお願いすることで、家事を少しずつしてくれるようになるかもしれませんよ。無理のない範囲で、根気よく働きかけてみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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