目次Contents
この記事のサマリー
・「後回し」とは、順番をあとに遅らせることを指す言葉です。
・「後回し」に似た表現に「ペンディング」や「先送り」、「先延ばし」などが挙げられます。
・後回しを見直すには、目的を確かめたうえで、最初の一歩を小さくすることが助けになります。
「やる気が出ないから、ご飯を食べてから取り掛かろう」「明日から本気出す!」。このような考えが頭をよぎった経験はありませんか? 「やらなければならないタスク」だと思えば思うほど、腰が重くなってしまいがち。ついつい楽な選択へと流されてしまうこともありますよね。
そういったことが度重なると、取り返しのつかない事態にまで発展してしまうかもしれません。それはいわゆる「後回し癖」かも…。
本記事では、後回しの意味や類語表現を紹介します。あわせて、後回し癖のある人の特徴についても紹介。物事を後回しにしても、いつかは自分で後回しにした分を取り返さなければならず、より苦しい思いをしてしまうかもしれません。
そこで、記事の後半では後回し癖を直す方法についても一緒に考えていきましょう。
「後回し」とは?
まずは「後回し」の意味から確認していきましょう。
意味
「後回し」とは、「行ったり、考えたりすることをあとに遅らせること」を意味します。
辞書では次のように説明されていますよ。
あと‐まわし〔‐まはし〕【後回し】
順番を変えてあとに遅らせること。「宿題を―にする」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
「後回し」という言葉自体にはネガティブな意味はありません。例えば、「この仕事を後回しにして、先にこの案件に取りかかったほうが効率がいいだろう」などと使うこともありますね。

「後回し」の類語や言い換え表現は?
「後回し」の類語についても確認していきましょう。
ペンディング
「ペンディング」とは、未解決のままの状態や、保留にしている状態を指す言葉です。英語では“pending” と書きます。「ペンディングになっている事案だ」「この問題はいったんペンディングにする」のように使われますよ。
先送り
「先送り」とは、解決や決断、処理などを先に延ばすことです。「決断を後回しにする」「仕事を先送りにする」のように、似た場面で使われます。
先延ばし
先送りと似た表現に「先延ばし」もあります。どちらも、対応や判断を先へ延ばす場面で使われる言葉です。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)
後回し癖のある人の特徴とは?
しなければならないタスクを後回しにしてしまう背景には、面倒に感じる気持ちや、目の前のことを優先したくなる心理があるのかもしれません。
ここでは、必要な対応を理由なく先に延ばしてしまうケースにしぼって、後回しにしてしまう人の特徴を整理していきましょう。
楽観的
「何とかなるだろう」と考えてしまい、対応の優先順位を下げてしまうことは誰にでもあるでしょう。こうした気持ちがあると、やるべきことよりも、負担の少ない選択を優先しがちになります。
言い訳をして正当化する
「今日は疲れているから」「難しそうで気が重いから」など、取りかからない理由を自分の中で積み重ねてしまうことがあります。
やるべきことに向き合う負担が大きく感じられると、「後でやればいい」と考えてしまいがちです。周囲からは、必要な対応を避けているように受け取られることもあるため、注意したいところですね。

責任感がない
判断や対応に重みがかかるものほど、気持ちの負担から後回しにしてしまうことがあります。しかし、必要な確認や決断を先へ延ばすと、のちに問題が大きくなってしまうこともあるため、早めに向き合う意識が大切です。
後回しは、性格を一言で言い切れるものではありませんが、対応が遅れることで結果として責任を果たしにくくなる場面は出てきてしまうでしょう。
失敗や傷つくことが怖い
「失敗したくない」、「傷つきたくない」という気持ちから、行動のタイミングを先へ延ばしてしまうこともあります。行動を起こせば結果が出るぶん、不安が強いと最初の一歩が重く感じられるからです。
後回しが続くときは、不安の大きさが影響していないか振り返ってみるのも一つの手です。
後回し癖を直すにはどうしたらいい?
基本的に、後回しにすると、いい結果にはなりません。しかし、「分かっているけれど、ついつい後回しにしてしまう」という人も多いのではないでしょうか?
そこで、最後に後回し癖を直す方法について一緒に考えていきましょう。
ご褒美をつくる
後回しにしてしまうと悩んでいる人は、ご褒美を用意してみましょう。「やりたくないけれど、これがクリアできたらご褒美が待っている!」と思えたら、後回しせずに行動に移せるのでおすすめです。

「なぜ、それをするのか?」について考える
タスクの先にある目的、ゴールについて考えてみましょう。後回し癖のある人は、その行動の先にあるゴールが見えていないからかもしれません。ゴールにある達成感やいい結果が予想できないため、目の前の楽な選択に流れてしまったりします。
そこで、「なぜしなければならないのか?」「それを達成すると何があるのか?」について考えるようにすると、後回し癖が改善されるかもしれません。
目的を考えても動けないときは、「最初の5分だけやる」「資料を1ページだけ開く」など、着手の単位を小さくしてみるのも有効です。作業全体を大きく捉えすぎると腰が重くなりやすいため、まず始めることだけに目を向けると取りかかりやすくなります。
小さなことから向き合ってみる
後回しにする習慣は、すぐに変えられるとは限りません。一度で完璧を目指すのではなく、小さなことから整えていくほうが続けやすいでしょう。
朝のうちに一つ用事を済ませる、気になっていた連絡を一本入れるなど、負担の少ない行動を積み重ねることが大切です。小さくても「先に済ませた」という経験を重ねることで、後回ししにくい感覚が少しずつ育っていきます。
「後回し」に関するFAQ
ここでは、「後回し」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「後回し」とはどんな意味ですか?
A. 「後回し」とは、順番を変えて後に遅らせることです。やるべきことを一時的にあとへ回す場面で使われます。
Q2. 「後回し」には悪い意味がありますか?
A. 言葉そのものには、悪い意味はありません。状況に応じた順序変更として使われることもあります。
Q3. 後回しにしやすいのはどんなときですか?
A. 気が重い作業や、失敗したくない仕事、全体が大きく見えるタスクは、後回しになりやすい傾向があります。
最後に
後回し癖を直したいと思っている人も少なくないでしょう。目的を考えても動けないときは、「朝の5分だけやる」「資料集めだけする」など、着手の単位を小さくしてみることをおすすめします。まず「始めること」に目を向けてみてください。
TOP・アイキャッチ画像/(c)Shutterstock.com



