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LIFESTYLE

2023.03.14

寝る前にオススメの飲み物とは? 美容やダイエット向きの飲み物を紹介!

健やかな毎日のためには睡眠の質を考えたいものですよね。そこで、今回は良質な睡眠のためにオススメの飲み物を紹介します! 寝る前にある飲み物を飲むと、気持ちいい朝を迎えられるのです。おすすめの飲み方や、寝る前に飲まないほうが良い飲み物についても紹介しましょう。

飲み物でからだが変わる?

まず、飲み物とからだの関係について考えてみましょう。成人の場合、からだの6割程度が水分だと言われています。なので、喉が渇いたと感じる前に水分を取ることが、健やかでいるためには大切なことです。

日中忙しくてあまり水分がとれずにいたり、コーヒーやアルコールなど利尿作用のあるものを飲み過ぎて、体内の水分量が不足したまま寝てしまうとどうなるでしょう? 睡眠中は思っている以上に汗をかくので、水分量が不足したまま睡眠を取ると脱水に近い状況になることがあるのだそうです。

脱水状態では、いい眠りがさまたげられるほか、足がつったりする原因にもなり、翌朝に疲れが残ってしまうと言われています。

まずは寝る前に水分をとっておく習慣をつけることから始めましょう。

ソファで転寝する女性
(c)Shutterstock.com

寝る前に飲み物を飲むとどんな効果がある?

寝る前の飲み物には、次のようないい効果があります。

1:温かい飲み物は心身をリラックスさせてくれる

温かい飲み物を飲むと気持ちがホッとしますよね。温かいものが口から食道、胃を通過することを感じながらゆっくりと飲むようにしましょう。こうすることにより、心が落ち着き、からだもリラックスできます。

2:眠りが深くなる

十分な水分をとって休むことで、からだが安定し、ゆっくりと深い睡眠を取ることができます。そのためには、眠りを妨げない飲み物を飲むことが大切です。

寝る前にオススメの飲み物を紹介!

では、寝る前にオススメの飲み物にはどんな飲み物があるのでしょうか。

1:白湯

まずは白湯です。白湯とはお湯のことですが、水を一旦沸騰させ、それを50℃くらいまで冷ましたものをいいます。いわゆる湯冷ましで、赤ちゃんの粉ミルクを作るときや薬を飲むときなどにも飲みますね。

白湯を飲む行為は、インドの伝承医学・アーユルヴェーダでも用いられています。白湯であれば、水分以外のものは何も入っていないのでからだに害がなく、また暖かい水分をとることで副交感神経が優位となり、心身ともにリラックスできますよ。

また、暖かい飲み物は胃腸の働きをスムーズにする働きがあるのだそうです。良い眠りのためには夕食後3時間は開けて欲しいのですが、白湯を飲んで寝るとさらに消化が促進され、ゆっくりと眠りに集中することができますよ。

2:ホットミルク

温めた牛乳もオススメです。

上質な睡眠を取るにはメラトニンという物質が分泌されることが重要なのですが、このメラトニンはセロトニンから分解されて産生されると言われています。牛乳にはトリプトファンという成分が入っており、このトリプトファンがセロトニンの産生にとても役立っているのだそうです。

また、牛乳にはカルシウムが多く含まれています。カルシウムには自律神経が興奮し過ぎたときに働く交感神経を抑制する効果があるので、温めた牛乳を飲むことでリラックス効果を得ることもできるのです。

ホットミルクをもつ手
(c)Shutterstock.com

3:ホットココア

ホットココアは、ホットミルクにココアを入れて作ります。牛乳が苦手な子どもにもおすすめの飲み方です。

先ほどもお伝えしたように、牛乳に含まれる成分が睡眠やリラックスに効果的で、さらにココアに含まれるテオブロミンが自律神経を整えてくれると言われています。

ココアには糖質が含まれているため、適度に摂取することで疲労回復効果も。「ちょっと疲れたなぁ」という日には、ホットココアもオススメです。

寝る前に避けたほうがいい飲み物を紹介

反対に、寝る前に飲むことを避けたほうがいい飲み物もあります。次に挙げる飲み物を寝る前に飲んでしまうと、眠りの質が落ちるだけでなく、翌朝の目覚めもスッキリしない可能性があるため、注意が必要です。

1:アルコール

アルコールは寝つきが良くなると思っている人は多いと思います。しかし、最近の研究で、アルコールを飲んで寝ると、寝ることはできても浅い眠りになってしまうことがわかりました。

睡眠には、レム睡眠と呼ばれる浅い眠りと、ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りがあるのだそうです。この2つが交互に現れて私たちの睡眠はコントロールされています。良質な眠りの場合、深い眠りがメインとなり、その時間にからだの疲れを取ったり、傷んだ部分が修復されたりするのです。

しかし、アルコールを摂取して眠りにつくと、浅い眠りがメインとなってしまい、なかなか深い眠りに達しません。結果的に疲れが残り、「今ひとつスッキリしない」目覚めになってしまうのです。

また、アルコールには利尿作用があります。寝ている間に何度もトイレに行きたくなったり、喉が渇いたりして起きてしまうこともしばしば。アルコールを飲んで寝ると、そもそもゆっくりと寝ることもままならなくなってしまうのです。

2:コーヒー・紅茶

これらには、カフェインが含まれています。カフェインは神経を興奮させる物質なので、睡眠前には不向きです。カフェインに敏感な人であれば、少しのコーヒーで寝られなくなってしまうこともあるでしょう。

また、アルコール同様利尿作用があるので、夜中に目覚めることも多くなってしまいます。

窓際の椅子に座って飲み物をのむ女性
(c)Shutterstock.com

良い眠りのための飲み方

眠りのために良い飲み物と悪い飲み物を紹介しました。これらの飲み物を飲むタイミングですが、寝る直前ではなく、1時間前くらいを目安にしてください。

寝るときには、私たちの体温が下がります。寝る直前に温かい飲み物を飲んで深部体温をあげてしまうと脳や内臓が活発になってしまい、寝つきが悪くなってしまうのです。

また、熱々の飲み物もやめておいたほうが無難。交感神経が刺激されてしまうと、入眠しづらくなってしまうだけでなく、胃腸にも負担がかかってしまいます。

飲む量はコップ1杯程度が適量です。あまりに飲みすぎると、夜中にトイレに起きることになってしまいます。

最後に

寝る1時間前くらいにコップ1杯の白湯を飲む習慣をつけてみましょう。毎日続けていると、からだがそれを覚えて、「そろそろ眠る時間だな」と感じるようになります。

また、白湯は冷えの改善や美容にも効果があるといわれています。これに加えて良質な眠りが得られれば、からだの内側からキレイになることができますね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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