幸せ太りとは?
皆さんは、「幸せ太り」という言葉を聞いたことはありますか? 幸せという感情が、肉体に影響を及ぼすなんて奇妙な話のようにも感じられますが、実際に幸せ太りという現象は存在します。
幸せ太りとは、その名の通り幸せな環境に身を置くことで食事量が増え、太ってしまう現象のこと。特に、好きな人と付き合えたり結婚したりしたばかりのときに、幸せ太りをしやすいと言われています。
幸せ太りは悪いことではありません。しかし、あまりに幸せ太りが加速すると肥満となり、健康を損なうこともあります。本記事では、幸せ太りの原因や対処法などについて詳しく見ていきましょう。
幸せ太りはどんなときに起こる?
続いては、具体的に幸せ太りをしてしまう原因について紹介します。「幸せで太るなんてそんなまさか…」と思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、そのぶん気付いたら幸せ太りに陥っていたなんてケースも少なくないようです。
この機会にぜひ幸せ太りの原因を押さえておきましょう。
1:好きな人と交際に発展したとき
幸せ太りの最も大きな原因として考えられるのが、恋愛です。誰でも意中の相手と特別な関係になれたら嬉しいと感じますよね。自然と相手と過ごす時間が増えるのではないでしょうか。となると、外でデートをしたり旅行に行ったり機会も多くなります。
糖質や脂質がたっぷりと含まれた外食の頻度が増えたり、することがなくなって喫茶店で休憩したりするなどを繰り返すうちに、いつの間にか摂取カロリーが増えてしまうのです。
2:同棲や結婚によって同じ空間で過ごす時間が増えたとき
ひとりで味わいながら食べる食事も美味しいですが、誰かと共にする食事はより豊かに感じられませんか? それが恋人や結婚する相手であればなおさらです。また、相手と生活のペースが同じになるため、相手が揚げ物やスナック菓子などが好きであれば自然と自分が口にするものも同じものになります。
そのため、好きな人と過ごせて幸せな一方、食生活の変化によって体重増加してしまうこともあるようです。
また、愛妻弁当という言葉があるように、愛する人から作ってもらったご飯は格別においしいもの。箸も進みます。そのため、食欲がどんどん増して結婚後いつの間に太ってしまうなんて話もよくあるものです。
3:ストレスから解放されたとき
受験勉強や極度なダイエットなどから解放されたときもその反動で過食に走ってしまうことも。食べることで幸せを感じるなら、それは幸せ太りと言えるのかもしれませんね。
幸せ太りのメカニズムとは?
幸せ太りは、メカニズムの上では普通の体重増加と変わりないと言えるでしょう。単純な食べすぎや、栄養バランスの偏った食生活、昼夜逆転の生活、運動不足などが考えられます。
幸せ太りは決して悪いことではありませんが、度が過ぎると健康に害が及ぶ可能性があるため、「幸せだけれど、なんだか幸せ太りした気がする…」という人は、パートナーと相談したりしながら生活習慣を見直してみることが大切なのではないでしょうか。
幸せ太りの適切な対処法を紹介!
幸せ太りをしてしまったと思っても大丈夫! いくつかのポイントを押さえることで、幸せはそのままに健康的な身体を維持することができますよ。
ポイントは、「無理をしない」「継続する」こと。誰でもすぐに取り組むことができますので、ぜひひとつの参考にしてみてくださいね。
1:食生活を見直す
まずは、いままでの食生活を見直してみましょう。例えばパートナーとお家でゲームをしているとき。ついついスナック菓子をつまんではいませんか? エナジードリンクやジュースばかりを飲みがちになっている人もいらっしゃるかもしれません。
今までと食事量は変わらなくても、このような食品を食べることが増えると不摂生によって太ってしまうでしょう。
しかし、自分ひとりだけ食事を我慢したり変えたりしようとするのはなかなか難しいです。そこで、「パートナーと一緒に」食生活の見直しをしてみることをおすすめします。お互いの健康のためにも有意義なことなのではないでしょうか。
2:一緒に運動を始める
ひとりでは苦痛に感じがちな運動も、好きな人と一緒にすることで長続きするのではないでしょうか。例えば、仕事終わりに一緒にウォーキングしながら返ったり、休日には歩いてピクニックに行ったりするのがおすすめです。
ピクニックなら、ランチ用にヘルシーさを意識したサンドイッチなどを作っていっても良いかもしれませんね。パンはパンでも、全粒粉を使用したパンを使ったり、たっぷりの野菜を挟んだりしたサンドイッチがおすすめ。
デザートが欲しいと思ったら、フルーツをたっぷり用意しましょう。フルーツサンドも良いですね。クリームの代わりにヨーグルトクリームでフルーツをサンドすると罪悪感なく美味しいデザートを食べることができますよ。
3:健康的な食事を自炊する
デートで外食続きになることもありますよね。「食べ過ぎた…」というときは、健康的な自炊を心がけましょう。例えば、食事に欠かせない白米ですが、お米は炭水化物なのでカロリーが高めです。そこで、家ではもち麦や玄米、オートミールに置き換えることをおすすめします。
また、主菜には鶏肉を使った料理や魚料理がおすすめです。野菜もたっぷり取りたいので、お鍋なども良いかもしれませんね。体を温める料理は代謝を良くし、幸せ太りを抑えてくれることでしょう。
最後に
本記事では、幸せ太りについてその原因や対処法について紹介しました。幸せ太りができる環境はぜひ大切にしてくださいね。そのなかでほんの少し健康的な食生活を意識するだけで、幸せ太りはしにくくなります。
ぜひパートナーと一緒に、楽しく健康的に過ごせる食生活を模索してみてくださいね!
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