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2023.02.18

「機嫌」の意味とは? 機嫌が悪い人の対処法や自分の機嫌の取り方も紹介

「機嫌」とは、「快・不快などの感情」や「人の思惑や様子」を表す言葉です。「機嫌が損ねる」「機嫌を取る」などと使われることが多いですね。本記事では、機嫌の意味や由来を改めて見ていきましょう。そして、機嫌の悪い相手の対処法や自分の機嫌の取り方についても紹介します。

「機嫌」とは?

機嫌という言葉は、日常的に使われる言葉です。皆さんも意識せずに使っているのではないでしょうか。本記事では、そんな当たり前に使われている言葉について改めてじっくり向き合ってみましょう。

機嫌の意味は知っていても由来は知らないという人は多いのでは? 由来や使い方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、機嫌が悪い相手と関わるのは難しいもの。そこで、機嫌が悪い人の対処法を紹介します。そして、何より大切な自分の機嫌の取り方についても一緒に考えていきましょう。

「機嫌」の意味

「機嫌」とは、「快・不快などの感情」や「人の思惑や様子」を表す言葉です。その他にも、「人をそしりきらうこと」「しおどき」などの意味も持っています。これらは、「機嫌」の名詞的な使い方ですね。

一方、形容動詞としても使うことができます。その場合の意味は、「気分が良い様子」「愉快な様子」です。

「機嫌」の由来

機嫌はもともと、仏教用語だったと言われています。仏教用語では「譏嫌」と書くのだとか。「譏嫌」は「譏(そし)り嫌う」という意味で、人々が嫌うことをさす言葉だったそうです。

譏り嫌うことに気を配る様子から、「言動に表れる他者の思惑」を意味するようになり、「快・不快などの感情」をもさし示すようになったと言われています。

笑顔の女性
(c)Shutterstock.com

「機嫌」の使い方を紹介

機嫌の由来が仏教から来ていたことは、知らない人も多かったのではないでしょうか。言葉の歴史を遡ってみるのも面白いですよね。さて、続いては機嫌の使い方について紹介します。

1:「機嫌を損ねた上司の相手は大変だ。だから、必要な書類はすぐに提出できるようにしておこう」

機嫌とセットでよく使われる表現が「損ねる」です。機嫌を損ねるを使うときは、「不快」の感情が強調されます。

2:「オーナーの機嫌をうかがいながら進めることが、交渉を成功に導くための秘訣だ」

「機嫌をうかがう」という表現もよく使われます。相手の機嫌が良いか悪いか様子を見るというようなニュアンスです。似たような表現として、「顔色をうかがう」という表現もあります。表情から相手の様子を探るという意味合いになるわけですね。

パソコンの前で悩む女性
(c)Shutterstock.com

3:「友人はお酒が入って、ずいぶんとご機嫌な様子だ」

これまで紹介してきた使い方は、機嫌を名詞として使った表現です。機嫌には、形容動詞的な使い方もできます。「友人はお酒が入ってずいぶんとご機嫌な様子だ」は、「ご機嫌な様子」というように、名詞を修飾するかたちで用いられることも。この場合の機嫌は、「気分が良い様子」という意味です。

機嫌が悪い相手にはどう対処したら良い?

ここまで、機嫌の言葉の意味や由来、使い方などを解説してきました。続いては、機嫌が悪い人にフォーカスをあてて見ていきましょう。機嫌の悪い人は、八つ当たりをしてきたり感情論で理不尽な要求をしてきたりすることも。そんな相手とは、どのように関わっていけばよいのでしょうか。

1:自分のペースを崩さない

機嫌が悪い人のなかには、不機嫌な態度をとることで強制的に相手を思うままにしたいと思っている人もいるようです。機嫌が悪い相手を前にすると、つい相手の言うことに従って機嫌を取ろうとしてしまいがち。

しかし、これを繰り返すと相手は常に不機嫌な態度でマウントをとるようになる可能性があります。したがって、機嫌が悪い相手に振り回されないようにするためにも自分のペースは崩さないようにしましょう。

感情的になっている相手にも、論理的かつ客観的な視点で話すように心がけるだけでも相手の暴走をセーブすることができるはずです。

2:普段通りに接する

機嫌が悪いからといって、腫れ物に触るような接し方は控えたほうが良いかもしれません。かえって相手を刺激してしまう恐れがあります。普段と同じような態度を取るように心がけましょう。特に、相手の不機嫌の原因が自分と関係ない場合は「相手の問題」と切り離したほうが、自分のメンタルにも響きにくいです。

3:放っておく

機嫌が悪い相手に対して、「放っておく」というのはいちばん適切な対処法かもしれません。昔から、「触らぬ神に祟りなし」と言われるように、下手に手を出して事態を悪化させないようにすることが自分にとっても周りにとっても、最も穏便なかたちと言えるのではないでしょうか。

自分の機嫌はどうやって取る?

機嫌が悪い他者の接し方を紹介しましたが、最後に自分自身の機嫌の取り方についても見ていきましょう。

1:自分をよく知ること

まずは、自分自身を知るところから。自分は何が好きで何が嫌いなのか。そして何をされるのが嫌なのかを理解することが大切です。そうすることで、自分が不快だと感じることを避けることができます。

2:ご褒美デーを設ける

毎日家事に仕事、限られた時間の中でたくさんのタスクをこなすのは簡単なことではありません。十分な休息が取れなかったり、過度なストレスが溜まりすぎて精神的にイライラしてしまったりすることもあるでしょう。

たまには、自分を甘やかしてあげることも大切です。自分一人のためだけにホールケーキを買うとか、ちょっと贅沢なホテルにステイするとか、日頃頑張っている自分にご褒美を上げる日を定期的につくって自分で自分の機嫌を取っていきましょう!

ケーキをつくる
(c)Shutterstock.com

3:バランスの良い食生活と休息

体が不健康になると、些細なことでもイライラしたり気分が落ち込んだりしてしまったりします。食生活や睡眠時間を見直して、体から健康であることを心がけましょう。お風呂に浸かったり、寝る前にストレッチしたりするなども気分がリラックスするのでおすすめです。

最後に

本記事では「機嫌」について詳しく見ていきました。機嫌はよく使われる言葉ですが、改めて意味や使い方をおさらいできましたか? また、機嫌が悪い人との関わり方や自分の機嫌の取り方も紹介しています。

機嫌を上手にコントロールすることで、自分のストレスとうまく向き合っていくことができるはず。ぜひ本記事を一つの参考にしてみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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