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この記事のサマリー
・「親しい」は、打ち解けて仲がいい関係や、自分になじみ深いものまで表せる言葉です。
・類語には「睦まじい」「親密」「懇意」があります。
・SNSの「親しい友達」は、投稿の公開範囲を選ぶ機能名として使われる言葉です。
「親しい友達」「親しい仲」など、相手との関係の深さを表す時に使われる「親しい」という言葉。実は、それ以外にも複数の意味があることはご存じですか? この記事では、「親しい」の意味や類語、英語表現を紹介します。
「親しい」とは?
まずは、意味から確認していきましょう。
意味
「親しい」には大きく分けて3つの意味があります。1つ目は、「互いに打ち解けて仲がいいこと」。みなさんがイメージするような、仲のいい友達に対して使われる意味です。2つ目は「血筋が近いこと」。こちらは、「親しい縁者」というように、血筋の近い親戚などを表す時に使われます。
続いて3つ目は、「普段から接していて、なじみ深いこと」。「その絵本は子どもの頃から読んでいて親しい」というように、なじみ深いものに対して使います。
辞書では次のように説明されていますよ。
したし・い【親しい】
[形][文]した・し[シク]
1 互いに打ちとけて仲がよい。懇意だ。「家族ぐるみで―・くしている」「―・い友達」
2 血筋が近い。「―・い縁者」
3 いつも接していて、なじみ深い。「子供のころから耳に―・いおとぎ話」→親しく
[派生]したしげ[形動]したしさ[名]
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
なお、SNS、特にInstagramで使われる「親しい友達」は、一般的な「仲のいい友達」という意味だけでなく、投稿の公開範囲を限定する機能名として使われることがあります。

使い方を例文でチェック!
「親しい」の使い方についても見ていきましょう。3つの例文を紹介します。
彼とは小学生の頃からの付き合いで、とても親しい間柄だ。
互いに打ち解けていて、気兼ねなく話せる関係は「親しい間柄」と表現できます。長年の友人だけでなく、仕事や趣味を通じて信頼関係が深まった相手にも使える言葉です。
相手との心理的な距離が近く、自然に会話できるような関係を表すときに適しています。
同じクラスの○○さんは、実は親しい縁者だということがわかった。
血筋が近い、親戚関係であることを説明したい場合にも「親しい」は使われます。
その歌は、学生の頃から喫茶店でよく聴いていて、耳に親しい。
「耳に親しい」は、いつも接していて、なじみ深いという意味に合っています。人間関係だけでなく、音楽や言葉などに対しても使えることが伝わる例文です。

「親しい」と「近しい」の違いは?
親しいと響きが似た言葉に「近しい」があります。「近しい」は、人と人とが心理的に近い関係にあることを表す言葉です。「親しい」と似ていますが、「近しい」は相手との距離感や関係性の近さに焦点があります。
「近しい価値観」「人間に近しい動き」のように、物事や性質が近い場合にも使われることがあります。
・彼とは近しい間柄なので、仕事の悩みも相談しやすい。
・価値観が近しく、初対面でも自然に話が弾んだ。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)
類語や言い換え表現は?
「親しい」のように、仲のいい関係を表す言葉はいくつもあります。ここでは、3つの言い換え表現を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
睦まじい
仲がよく、親密であることを「睦まじい」と表現します。「夫婦仲も睦まじく暮らす」というように、夫婦や恋人など、愛情のこまやかさを表す場面でよく使われる言葉です。
ただし、家族や親しい人同士の仲のよさを表す場合にも用いられます。「親しい」よりも、互いに寄り添い、穏やかに関係を築いている様子が伝わりやすい表現です。
親密
「親密」は互いの交際が深く、きわめて仲がいいことを表します。「親密な間柄」というように、人との関係の深さを示すときに使われる言葉です。「親しい」よりも、心理的な距離の近さや、関係の深まりをやや強く感じさせます。
友人関係だけでなく、家族、仕事上の信頼関係などにも使うことができます。

懇意
「懇意(こんい)」とは、「親しく交際していること」「仲よく付き合うこと」。仕事でお世話になっている人などに対して使われます。「10年来懇意にしている」というように長年親しいお付き合いが続いている時に使われることがポイントです。ある程度お互いが打ち解けている様子が伝わってきますね。
ビジネスシーンで「親しい」と言い換えるなら、「懇意にしている」「付き合いが深い」「信頼関係がある」などが使いやすいでしょう。ただし、相手との距離感を強く出しすぎると、なれなれしい印象になることもあります。取引先や目上の人について述べる場合は、「日ごろからお世話になっている」のように、丁寧な表現を選ぶと安心です。
英語表現は?
「親しい」の英語表現には、「close」や「friendly」があります。「close」は関係の近さを表し、「a close friend(親しい友人)」のように使います。「friendly」は「友好的な」「感じがいい」という意味があり、相手への態度や雰囲気を表すときに向いています。
・Ayaka is very close to me.(アヤカは私にとってとても親しい人です。)
・Sato and I are very close friends.(佐藤さんと私はとても親しい友達です。)
参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)
「親しい」に関するFAQ
ここでは、「親しい」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「親しい」とはどんな意味ですか?
A. 「親しい」は、互いに打ち解けて仲がいいことを表す言葉です。友人や知人との関係だけでなく、血筋が近い相手や、子どもの頃からなじみのある歌・言葉などにも使えます。
Q2. 「親しい」と「近しい」はどう違いますか?
A. 「親しい」は、仲がよく打ち解けている関係を表します。一方「近しい」は、心理的な距離や関係性の近さに焦点がある言葉です。「近しい間柄」「価値観が近しい」のように使うと自然でしょう。
Q3. 「親しい」の言い換えには何がありますか?
A. 「親密」「睦まじい」「懇意」などが言い換え表現として使えます。
最後に
「親しい」というと、友人関係などの「親しい間柄」をイメージしがちですが、意味はそれだけではありません。血筋の近い関係や自分にとってなじみ深いものに対しても使うことができることも覚えておきたいですね。「近しい」や「睦まじい」との違いも理解して、うまく使い分けてみてはいかがでしょうか。
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