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結論:「わかりづらい」が正しくて「わかりずらい」は誤り。
正しい表記は「わかりづらい」です。
「づらい」は、動詞の連用形に「つらい(辛い)」が付いて音が濁り、“〜するのが難しい”という意味を表す補助形容詞。「わかりにくい」とほぼ同じ意味で使われています。
似た言葉として、ビジネスシーンでは「読みづらい」「書きづらい」「言いづらい」なども用いられます。
「わかりずらい」と誤記する理由は?

「わかりづらい」を「わかりずらい」と誤記してしまうのには、理由があります。
よくある理由を解説します。
♦︎理由1:発音が同じだから
日本語では「ず」と「づ」の発音はほぼ同じです。
耳で聞くと区別がつかないので感覚で覚えていて、うっかり「ず」と書いてしまうこともあるでしょう。
♦︎理由2:正しく変換されないから
スマホやパソコンで文字を打つときに「わかりずらい」と入力しても「わかりづらい」に正しく変換されることも多い一方で、正しい変換がされない場合には誤記したまま表示されることもあります。
♦︎理由3:「づらい」が見慣れないから
「〜づらい」は「つらい」が濁っている言葉ですが、「づ」を用いる言葉が少ない影響もあって表記自体を見慣れないことにより、「づらい」は間違いなのでは? と思ってしまう場合も。
文法的には「づらい」が正解なのですが、このようになんとなく違和感があるせいで「ずらい」を書いてしまう人もいます。
「わかりずらい」の誤記が与えがちなマイナス印象

アラサーともなれば、ビジネスシーンでの誤記はマイナスな印象を与えるケースも少なくありません。
誤記は「細かいこと」ではありますが、日本語の基礎力を疑われないためにも正しい表記をマスターするに越したことはありません。
誤記が致命傷になりやすい場面と、周りに与えやすいマイナスの印象を解説します。
♦︎致命傷になりやすい4つのシーン
誤記がそのまま低評価へとつながりやすい、危険なシーンをまとめると…
・上司への報告メール
・取引先への連絡
・正式な提案資料
・公式として発信するSNS
これらの場面では、正しい日本語を用いて当然だという認識があるために、一度の誤記が致命傷になる場合もありえます。
文章を書いたあとには誤記のないよう確認をしてから提出するのが賢明です。
♦︎誤記が周りに与える印象はシビア
誤った日本語を用いることによって、ビジネスシーンではときに厳しい評価も下されます。
たとえば「詰めが甘い人」と思われたり「雑な人」「チェックができない人」などのマイナスな印象を強めてしまうことも。
些細な部分の積み重ねが、ビジネスシーンでの信用を積み上げますから、たかがひとつの誤記と侮るのは危険です!
「わかりづらい」の言い換え表現をマスターせよ!

「わかりづらい」が正解だとわかっても、ビジネスシーンではもう少し洗練された言い回しを用いるほうがスマートな場面も多々。
言い換えの表現を整理しておきましょう。
♦︎丁寧な言い換えで好印象を狙いたいなら?
「わかりづらい」を用いる文脈で言い換えやすいフレーズをまとめました。
内容に応じて、適切に言い換えてみてくださいね。
・「わかりにくい」
・「理解が難しい」
・「誤解を招きやすい」
・「伝わりにくい」
・「意図が不明確」
たとえば「説明がわかりづらいです」と告げるよりも「少しわかりにくい点があります」などと伝えたほうがやわらかな印象に◎。
言い換えることで、クッション言葉のような作用も期待できます。
正しい言葉を用いて信頼を積み重ねて◎
「わかりずらい」と「わかりづらい」は小さな違いにも見えますが、誤記を積み重ねるほど信頼を失っていくリスクも伴います。
ビジネスシーンでは、30代からは正しい日本語を使うのが当たり前といった雰囲気も強まります。言葉の扱い方は性格や仕事への姿勢だと受け取られることもありますので、正しい表記を用いるよう徹底していきましょう!
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並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



