目次Contents
この記事のサマリー
・「間が悪い」は、決まりが悪い状態を表します。
・「運が悪い」という意味も持ちます。
・言い換え表現には「ばつが悪い」「折悪い」などがあります。
話しかけた瞬間、相手が電話中だったり、訪ねたら留守だったり…。そんなときに口にする「間が悪い」は、気まずさを指す場合と、運が悪い場合で意味が変わります。
そこでこの記事では、「間が悪い」の意味を確認し、使い方や類語を確認していきましょう。
「間が悪い」とは?
「間が悪い」には、「決まりが悪い」と「運が悪い」という2つの意味があります。「決まりが悪い」とは、気まずいことや、場違いで居心地が悪いことをあらわす言葉です。噂話をしていて、ちょうどその人が近くにいたときなどに「間が悪い思いをした」などと表現しますね。
「運が悪い」の意味として使われるシーンとしては、タイミングが悪いとき。例えば、お店がその日に限って臨時休業だったり、友人宅に訪れたらたまたま留守だったりするときに、「間が悪い」を使います。
辞書では次のように説明されていますよ。
間(ま)が悪(わる)・い
1 きまりが悪い。ばつが悪い。「悪口の当人がそばにいて―・い思いをする」
2 運が悪い。折が悪い。「―・いことに留守だった」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
「間が悪い人」の特徴とは?
いつもタイミングが悪く、発言や行動がズレている人のことを「間が悪い人」と言ったりしますね。そんな「間が悪い人」は周りの人をイライラさせてしまうことも…。ここでは、「間が悪い人」の特徴をいくつか紹介します。

空気が読めない
「間が悪い」と受け取られやすい例として多いのは、その場の状況確認が足りないまま発言してしまうケースです。
相手が急いでいそうなときに長話を始めてしまったり、真剣な話をしていたのに流れと違う話題を出してしまったりすると、周囲をイライラさせてしまうことがあるでしょう。
突発的な行動する
タイミングの悪さは、準備不足から起きることもあります。例えば、営業時間や定休日を確認しないまま出かけたり、相手の都合を聞かずに訪ねたりすると、定休日だったり、留守だったりと、タイミングが合わなくなってしまうのです。
事前にひと手間(確認・連絡)を入れるだけで、同じ失敗は減らせますよ。
コミュニケーションを取るのが苦手
会話の「間」は、話す内容だけでなく、切り出すタイミングや量でも印象が変わるものです。
言葉足らずかと思えば、たまに口にした言葉で相手を傷つけてしまったり、自分の話したいことを一方的に話すばかりで、会話のキャッチボールができないケースもあるでしょう。会話のテンポが合わないと、相手からは「間が悪い人」と思われてしまいます。
相手の返答を待つ、短く区切って確認するなど、やりとりのリズムを整える工夫が役に立ちますよ。
「間が悪い」の使い方を例文でチェック!
では、「間が悪い」は、どのように使えばいいのでしょうか? ここでは、「決まりが悪いとき」と「運が悪いとき」の2つのシーンに分けて、それぞれ例文を紹介します。
決まりが悪いとき
「間が悪い」は、恥ずかしいときや、引け目を感じるときなどに使うことができます。この場合は、「間が悪い思いをする」といったフレーズで使われることが多いでしょう。
・同僚の悪口を言っていたら、当の本人がそばにいて、間が悪い思いをした。
・デートをしているときに、会社の上司にばったり遭遇し、間が悪い思いをした。
・名前を言い間違えてしまい、間が悪かったので、必死にごまかした。
運が悪いとき
「間が悪い」は、タイミングや都合が悪いときにも使われます。ちょうどタイミングがズレてしまったときに、「間が悪い」を使うことで、その運の悪さを表すことができます。
・お土産を持って行ったのに、ちょうどその日は先方がお休みで、間が悪かった。
・テレワークでオンライン会議をしているときに配達が来るなんて、間が悪い。
・間が悪いことに、息子が風邪を引いているときに義両親が訪ねてきた。

類語や言い換え表現とは?
「間が悪い」の類語には、「ばつが悪い」「折が悪い」などがあります。それぞれの意味を確認していきましょう。
ばつが悪い
「決まりが悪い」という意味の言い換え表現としては、「ばつが悪い」があります。「ばつが悪い」とは、「気まずい」こと。その場に合わず居心地の悪い状態をさします。なお、「ばつ」とは「場都合」を略した言葉とされており、「罰が悪い」と書くのは誤りです。
例文:会社をズル休みして遊んでいたら、後輩にばったり会って、ばつが悪い思いをした。
折悪い
「折悪い」とは、「時機が悪いこと」。「折」とは、機会や場合などを表します。つまり、「折悪い」で、「タイミングが悪い」という意味になるのです。「折悪い」は、「決まりが悪い」という意味の言い換え表現としては適していませんが、「運が悪い」という意味の言い換えにはぴったりでしょう。
例文:トイレに入っているときにインターフォンが鳴るなんて、折悪い。
参考:『デジタル大辞泉』(小学館)
英語表現とは?
続いて、「間が悪い」の英語表現を見ていきましょう。「決まりが悪い」「運が悪い」それぞれの意味に適した表現を紹介します。
be embarrassed
“be embarrassed” は「決まりが悪い」という意味の英語です。“feel embarrassed” と言い換えることもできます。なお、「決まりが悪そう」は、“look embarrassed” という英語で表すことができますよ。
例文:I was embarrassed when my mistakes were pointed out.(間違いを指摘されて、決まりが悪かった。)
bad timing
“bad timing” は、「タイミングが悪い」という意味です。
例文:It is bad timing for her.(それは彼女にとってタイミングが悪い。)
参考:『ランダムハウス英和大辞典』(小学館)

「間が悪い」に関するFAQ
ここでは、「間が悪い」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「間が悪い」はどんな意味がありますか?
A. 「決まりが悪い」と「運が悪い」の2つの意味があります。
Q2. 「間が悪いことに」はどういうニュアンスですか?
A. 「あいにく」「よりによって」のように、不運で都合が合わない状況を述べるときに使います。
Q3. 「間が悪くてすみません」は敬語として使えますか?
A. 使えます。あらたまった場では「間が悪く申し訳ございません」や「タイミングが合わず失礼しました」と言い換えるのもいいでしょう。
最後に
「間が悪い」のは、その人自身に原因があることも考えられますが、たまたま運が悪かっただけという場合もあります。また、何をしてもタイミングが合わないとき、スピリチュアル的には「一度立ち止まるべきとき」という意味でとらえることもあるようです。
いずれにせよ、自分の力ではどうしようもないときには、運に任せるしかありません。しかし、自分に原因がある場合には、計画性を持って行動したり、相手の表情を読んでコミュニケーションをとる練習をしたりすると、「間の悪さ」を改善していけるでしょう。
TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe stock



