【目次】
・「鈍感」の意味は?
・「鈍感」の類義語と対義語
・「鈍感」の英語表現とは?
・「鈍感」な女性の特徴とは?
・「鈍感」な女性はモテない?
・「鈍感」な女性はキレられる?
・「鈍感力」とは??
・最後に
「鈍感」の意味は?
気が利かず、空気も読めない…。あなたの周りにも鈍感な人っているのではないでしょうか。何かと否定的に言われる「鈍感」ですが、実はいいこともあるんです。
まずは、「鈍感」の正しい意味を理解しておきましょう。あなたは「鈍感」ですか?
◆「鈍感」の意味
辞書によれば、「鈍感」とは『感覚、反応などが鈍い様子。反対語は敏感(新明解国語辞典)』とあります。
日常的に言えば、反応が鈍い人のことを「鈍感」と言いますね。例えば、何かひどいことをされて、周囲がカッカと怒っていても、ぼんやりしているような人。「あなたもちゃんと怒らなきゃ!」と言われても、「うーん」となかなか火がつかない、そんな人のことでしょうか。
「鈍感」な人には、ひとつ共通点があります。それは、周囲をイライラさせること。人と感情を共有する共感力に欠けていると思われてしまうと、相手に「この人と話しても共感が得られない」と感じさせてしまい、結果としてイライラさせてしまうことが多いのです。
「鈍感」の類義語と対義語
では、「鈍感」に似た意味の言葉と、反対の意味の言葉を考えてみましょう。日常的にもよく使う言葉が多いので、あなたも考えてみてくださいね。
類義語:無神経
感覚が鈍い、他人の気持ちを推し量らない、といった人のことを言います。「遅刻しても平気な顔ができるなんて、なんて無神経なんだ」などというように使います。ネガティブな意味合いとして用いることが多く、ポジティブなニュアンスはないと考えていいでしょう。
対義語:敏感
わずかな変化でもすぐに感じとること。物事に鋭く反応する様子のことを言います。「彼は、彼女の表情の変化を敏感に感じ取った」というような使い方をしますね。
「敏感」という言葉を使う場合は、「物事に鋭く反応する様子」をそのまま言い表す場合が多く、ネガティブかポジティブかという分類は不要だと思います。
「鈍感」の英語表現とは?
ちなみに、「鈍感な」を英語で言うとなんというのでしょうか。
「insensitive」です。「繊細」という意味の「sensitive」に、それを否定する「in」がついています。「繊細ではない」=「鈍感」となるのですね。
「鈍感」な女性の特徴とは?
男性に、「鈍感だと思う女性像」を尋ねたところ、以下のような回答があったそうです。
1:好意に全く気付いてくれない
男性側が明らかに「好きオーラ」を出しているにもかかわらず、まったくそれに気づかない女性に対して「鈍感」だ、と思うようです。「こちらが一生懸命アプローチしているのに、なんの反応もないとガッカリする」という声も。ひいては、恋愛経験がないのかと疑ってしまうとの声もありました。
2:空気が読めない
例えば、彼の友達と一緒にいる時の配慮が欠けている時などに「自分さえよかったらいいのか、と不安になる」との声がありました。空気が読めない、読もうとしない態度には、がっかりを通り越して呆れてしまうという人もいましたよ。
3:天然ボケ(っぽい)
「ポーズなのか、本当に天然なのか、もはや判別もできない」というコメントも。いつでもぼんやりしていて、話始めてもいまいちよくわからないことばかり…。男性側が何か話しても、わかっているのかいないのか不安になる…。こんな状況が続いた時、男性は「この人、鈍感なんだな」と距離を置いてしまうことになるようです。
「鈍感」な女性はモテない?
「天然」「鈍感」なタイプの女性は、実は初期段階では結構モテます。「おっとり」「ぼんやり」している人を男性は「助けてあげたい」と思うことが多いからです。
けれど、問題はそのあとです。好意を抱いて、何かと世話を焼いたり親切にしたりしても、それに対してなんの反応もなければ、男性側としては「やりがいがない」といった状態になり、そのままフェードアウトしてしまうのです。
客観的に見れば、男性が勝手に好意を抱き、勝手に失恋したとも言えるのですが、もし女性側がその好意に気がついて、受け入れる気があるシチュエーションなら、ちょっともったいないですね。
「鈍感」な女性はキレられる?
では、すでに恋人関係にある場合はどうでしょう。恋人同士なのですから、お互いに好意を確認し合うところまでは進んだということですね。
通常の恋人同士であれば、お互いに相手が喜ぶことをしたり、ものをあげたりするものですが、女性側が鈍感な場合、男性側ばかりが与える側を担うことになります。男性がいろいろと手を尽くしてくれたとしても、女性側の反応が今ひとつ…。
そんなことが続くうちに、男性側にイライラが募り、最終的には「オレのこともちょっとは考えてくれよ」とキレられることになります。
でも、鈍感な女性は、なぜ彼がそんなに怒っているのかわかりません。その「きょとん」とした様子に、さらに彼がキレる、という悪循環が始まるのです。
「鈍感力」とは??
ここまでを読んでくださった皆さんの中には、「鈍感な人ってサイアクじゃん…」と感じていらっしゃる方も多いと思います。
しかし、この「鈍感」な人柄、見方によっては強く生きていく力にもなるのです。2010年に『鈍感力』(渡辺淳一 著/集英社)という本が出版されました。この本は瞬く間にミリオンセラー。流行語大賞にもノミネートされるなど、大きな注目を集めたのでご存知の人も多いと思います。
「鈍感力」とは、小さなことにクヨクヨしない心のこと。敏感な人は、ことあるごとに反応してしまい、時には心が折れてしまうことが多いもの。「鈍感力」があれば、心を鈍感にして、小さなことにいちいち反応せず、「なんとかなるわ」と鷹揚に構えられるようになるのです。
ちょっとくらい失敗したって気にしない。人が何か言っているようだけど、よくわからないなと放っておく。そうして物事をポジティブにのりこえていく人こそ、鈍感力の持ち主なのです。
最後に
いかがでしたか? あなたは「鈍感」でしたか? それとも「鈍感力」の持ち主でしょうか。情報過多で複雑な現代社会では、ある程度のことは気にしないでいられる「鈍感力」は身につけておきたい力のひとつ。
最後に「鈍感力」の身につけ方を考えてみました。それは「なんとかなるわ」「ま、いっか」と言ってみること。それで問題ないことであれば、些細な問題は放っておきましょう。そうしているうちに、程よい「鈍感力」が身につくのではないでしょうか。
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