【目次】
・「理屈っぽい」の意味や長所とは？
・「理屈っぽい」人になる原因や心理とは？
・「理屈っぽい」人の仕事や恋愛での特徴とは？
・「理屈っぽい」人への正しい対処法
・最後に
「理屈っぽい」の意味や長所とは？
正論ばかり言って「理屈っぽい」人、あなたの周りにいませんか？ 人の言うことにいちいち反論してきて、正直めんどうくさい… と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は「理屈っぽい」性格を取り上げて、その心理や特徴を解説していきます。気難しくて、付き合いづらいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
「理屈っぽい」の意味
「理屈っぽい」とは、「筋の通った理論や道理で判断すること、それを押しつけること」という意味です。客観的に筋道が立っている「論理的」とは違い、「理屈っぽい」は「自分にとって筋道が立っている」という自己満足のニュアンスを含みます。
「理屈っぽい」人の主張は、語り手の都合の良い内容だけが並べられていることが多い傾向にあります。そのため、聞き手からすると、屁理屈を並べているだけにしか思えません。よって、第三者は「論理的」ではなく「理屈っぽい」と感じてしまうのです。
「理屈っぽい」人はめんどうくさい？ モテない？
「理屈っぽい」人は、しばしば融通のきかない、めんどうな人だと思われてしまいます。例えば、みんなで失敗した人を励ましている時でも、「理屈っぽい」人は「でも、ミスはミスだよ」と感情に流されずちゃんとした理由を述べてしまいます。常に「正しい事」だけが正解とは限らない、と思ってしまいますよね。
特に女性は、論理的な会話を好まない傾向にあります。そのため、やけに理屈っぽく会話をして、相手を理論で屈服させる事に優越感を抱くような「理屈っぽい」男性は好まれません。
一方、「理屈っぽい」女性は、相手の男性のプライドを傷つけるようなことを無意識にしてしまいます。わざわざ相手の揚げ足を取ったり、いらないことを喋りすぎたり… 一般的な女性が表に出さないような面が、日常生活の中でついつい出すぎてしまうことがあります。
「理屈っぽい」性格でいる長所
もちろん、「理屈っぽい」性格にも長所があります。まず、「常に正しい決断が行えること」です。特に、常に冷静な判断が求められるビジネスの場では重宝されます。また、「細かい部分までこだわり、常に最善の結果を追い求められること」もメリットです。こだわりが強いために、誰も気づいていない細やかなミスにも、いち早く気づけます。
「理屈っぽい」人になる原因や心理とは？
「理屈っぽい」人は、どうして理屈っぽくなってしまうのでしょうか？ その背景にある心理をみていきましょう。まず、「プライドが高い」ことが原因だといえます。「間違ったことを言って恥をかきたくない」というプライドの高さが、正論にこだわる性格を作り出すのです。次に、「自分に自信がある」点が挙げられます。自分の正しさに自信があるからこそ、人の意見を否定できるのです。
他にも、「頭がいいと思われたい」「人より優位に立ちたい」「間違っていることが許せない」などの心理が考えられます。個人によって、どれが主な原因なのかは異なりますが、こういった思いから「理屈っぽい」人が話していると知っているだけでも、相手を客観的に見ることができますね。
「理屈っぽい」人の仕事や恋愛での特徴とは？
「理屈っぽい」人の、職場やプライベートでの特徴をご紹介していきます。
1：勝手に話をまとめる
「理屈っぽい」人は、人の話を勝手にまとめたがります。だらだらと人が話しているのを聞いていると、「つまり、○○ってことだよね」と話を遮ってしまいます。酷い時には、「結局何が言いたいの？ もっと簡潔に言ってよ」と指摘することも…。「理屈っぽい」人が「冷たい」と思われる原因でしょう。
2：冗談が通じない
コミュニケーションにおいて「冗談が通じない」ことも、「理屈っぽい」人の特徴です。考え方が頑固で、何事も真に受けてしまうため、冗談に対して本音で返してしまいます。そのような人とは、気持ちの通じ合うような良好な関係をなかなか築けませんよね。
3：愛情表現が苦手
「理屈っぽい」人は、感情を言葉や態度で表すことが苦手です。いちいち気持ちを言葉にして伝える必要はないと思っています。そのため、恋人が「愛情表現してくれないな…」「好きじゃないのかな…」と不安になってしまうことも。
「理屈っぽい」人への正しい対処法
「理屈っぽい」人には、どのような対応をするのがよいのでしょうか？
1：否定をせずに、話を最後まで聞く
まずは否定をせずに、話を最後まで聞いてみましょう。「理屈っぽい」人に何を言っても、恐らく倍返しされてしまいます。もしも自分が、「これは言っても仕方のないことだな」と思えることなら、とりあえず飲み込むことが大切です。「理屈っぽい」人は、言い返されるとムキになりますから、「そういう考えもあるんだね」と納得したふりをしてさらっと流しましょう。
2：相手を持ち上げる
話し相手が「理屈っぽい」人だと始めから分かっているなら、不用意な衝突を避けるために、相手を持ち上げておだてることをおすすめします。そうすれば、相手は機嫌がよくなり、話も円満に終わるはずです。自信家でプライドの高い「理屈っぽい」人は、おだてられて嫌な気はしませんから。
3：話を結論づけない
「理屈っぽい」人との会話では、あえて話を結論づけないようにしましょう。話題を結論づける主導権を渡してあげると、お互い嫌な思いをしなくて済みます。もしもこちらが一方的に話を結論づけてしまうと、「理屈っぽい」人が納得できなかった場合、反論される可能性があるからです。
最後に
いかがだったでしょうか？ 「理屈っぽい」人の心理や、職場・プライベートでの特徴などをご紹介しました。日頃、「理屈っぽい」人にイラっとしてしまう人も多いかもしれません。しかしそこで、ムキにならずに話を聞いてみると、意外と受け入れられるものです。もしかしたら、案外面白い話をしているかも。相手の心理を理解して、上手に対処していきましょう。
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