【目次】
・「無関心」の意味と類語とは?
・「無関心」になる心理やメリットとは?
・「無関心」な夫や上司などへの対処法とは?
・嫌いな人に「無関心」になる方法
・最後に
あなたの身の周りに「無関心」な人はいますか? こちらが歩み寄っても、なかなか心を開いてくれず悩んでいる人も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、「無関心」な人の心理や対処法、「無関心」になる方法などをご紹介します。
「無関心」の意味と類語とは?
「無関心」と聞くと、ネガティブなイメージが湧いてきますよね。そもそも「無関心」とはどのような意味なのでしょうか? 詳しく解説していきます。
「無関心」の意味
「無関心」とは、物事に関心がないこと、興味がないこと。また、そのような様子を表す言葉です。会話の中では「あの人は、何事にも無関心だよね」などの使い方をします。
「無関心」の類語
「無関心」の類語には、「無頓着」「無気力」などが挙げられます。どれも、物事に対して消極的な姿勢を表す言葉ですね。少し古い言葉で表すと、眼中にないことを「アウトオブ眼中」などと表現します。
「無関心」になる心理やメリットとは?
それでは、なぜ「無関心」な人になってしまうのでしょうか? その心理を解説していきます。
「無関心」になる心理や「無関心」になった原因
「無関心」は心の防御機能のひとつとして働くことがあります。人は、嫌なことやショックを受けた経験をトラウマとして捉え、心をブロックする本能があります。そのため、本人にその気がなくても、もう傷つきたくない! という思いから、無意識的に「無関心」な態度をとってしまうことも考えられます。
元々、淡々とした性格の人もいるかもしれませんが、つらい出来事が原因で「無関心」な性格になった人もいるでしょう。
「無関心」でいるメリット
マイナスなイメージのある「無関心」な性格ですが、実はメリットもあります。「無関心」でいるメリットとして、「他人と比べることがなくなる」「自分のペースで生きられる」「ストレスが減る」ことなどが挙げられます。周りと少し距離をとることで、自分が本来やりたかったことに集中できたり、スキルを磨く時間が作れるようになります。
いつも他人に振り回されて悩んでいる人は、このような「無関心」のメリットを、少しだけ取り入れてみてもいいかもしれませんね。悩みの種から距離を置くことで、物事を客観的に捉えられるようになり、心にゆとりが生まれるかもしれません。
「無関心」な夫や上司などへの対処法とは?
いちばん身近にいる夫や、毎日顔を合わせる上司が「無関心」だと困りますよね。「無関心」な人とは、どう付き合えばいいのでしょうか? 対処法を考えていきましょう。
1:自分から歩み寄る
夫や彼氏から、関心をもってもらえていない… と感じることは辛いですよね。原因がわからないと人は不安になるものです。「無関心」は、過去のイヤなことが原因で、心にフタをしてしまうことだと先述しました。無意識に相手に対して、嫌がることをしていませんか? たまには思い切って「イヤなことを言っていたらごめんね」と素直に伝えてみましょう。腹を割って話すきっかけになるかもしれませんよ。
2:男性はそっけないものと心得る
女性は、相手と話すことでコミュニケーションをとって、わかり合いたいと思うもの。しかし、男性は逐一あいづちを打ったり、長時間会話をすることが面倒だと感じる傾向にあります。そんな態度が、女性の目から見れば自分に興味がないのでは? と感じるのかもしれません。けれど、男性とはそういう考え方をするもの、と心得ておけば、むやみに心配になることも減るはずですよ。
3:「無関心」な上司にこそ報告を
会社の上司が「無関心」な人だと困りますよね。この場合、自分に対してだけ「無関心」というよりは、部下に対してそういうスタンスをとる性格であることが考えられます。上司からあまり反応がないと、どの程度報告すれば良いか分かりませんよね。しかし、上司の性格にかかわらず、基本的な「報・連・相」は、きちんとおこなった方が良いでしょう。
4:相手の好きな話題を振ってみる
周りのことに関心がない人は、かえってコアな趣味や世界観を持っていることも少なくありません。大半の人には共感してもらえないと思って、自分から話さないことも考えられます。そのため、あえて相手の好きなものの話題を振ってみてはいかがですか? そのとき、あまり自分の意見は言わず、耳を傾けましょう。少しずつ相手との距離が縮まるかもしれませんよ。
嫌いな人に「無関心」になる方法
職場や学校で、嫌いな人の態度や意見が気になってしまうことってありますよね。そんな場合、どのように対応したら良いのでしょうか?
1:一定の距離感を保つ
人間、誰にでも相性があります。嫌いな人とムリに仲良くなる必要はありません。イヤな感情にとらわれてしまう人ほど「人は人、私は私」を心がけましょう。その上で、相手に対して節度のある態度で接すればいいのです。ほどよい距離感が人間関係には大切ですよ。
2:最低限のルールを決めておく
誰でも嫌いな人には、近づきにくいものですよね。それを意識することで、ますます苦手になってしまうかもしれません。そこで、嫌いな人に対して、ここまではちゃんとやるというルールを、自分のなかで決めてみましょう。「顔を合わせたら挨拶する」「他の人と同じように接する」など、最低限これだけはきちんとやろう、と決めておくと心がラクになりますよ。
3:自分の目標を決めて没頭する
嫌いな人に関心をはらわないように心がけると、かえってその人のことが気になってしまうことってありますよね? そんなときは、関心を向ける方向を「他人」から「自分」へチェンジしてみましょう。新しい習い事を始めてみたり、身につけたい資格を探してみるのもいいでしょう。目標を決め夢中になることで、嫌いな人のことが気にならなくなるかもしれませんよ!
最後に
「無関心」な人の心理や、対処法を知るための参考になりましたか? もちろん、人付き合いに正解はありません。しかし、対処法をおさえておけば、「無関心」な人との関係で悩むことが減るはずですよ。また、「無関心」な人=冷たい人に思われがちですが、実は傷つきやすいナイーブな一面も持っているのかもしれませんね。そこを理解すると、広い心で付き合うことができるのではないでしょうか?
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