【目次】
・「強い心」とは?
・「強い心」を持つ人の、7つの特徴
・心を強くする方法
・最後に
「強い心」とは?
そもそも「強い心」とは、どういう心のことなのでしょうか。人生には、良いことも悪いこともあるものですが、「強い心」の持ち主を見ていると、まるで悪いことなんか一つもないかのように、いつも元気で前向きです。
「強い心」とは、困難に出会ったときや、ショックなことが起こったときにも、すぐに立ち向かうことができる心のこと。簡単にいうと、「折れない心」のことを「強い心」といいます。
「強い心」を持つ人の、7つの特徴
では、「強い心」の持ち主とは、どんな人のことをいうのでしょうか。具体的な特徴を7つ挙げてみますので、あなた自身をチェックしてみてくださいね!
1:我慢強い
「強い心」の持ち主は、どんなことでも簡単に諦めたりしません。一度や二度、できなくてもへこたれず、何度でもチャレンジします。たとえ、思い通りの結果が出なかったとしても、挑戦の過程において心は鍛えられていますから、さらに「強い心」に成長していくのです。
2:ライバルは自分自身だと思っている
「強い心」の持ち主は、他人と自分の線引きがきっちりできる人でもあります。他人がいいというものをそのまま受け入れるのではなく、自分自身に問いかけた上で結論を出すのです。つまり、「自分は自分、人は人」という考え方が自然にできるのです。
ゆえに「強い心」の持ち主は、自分と人とを比べることに、大した意味がないことをよく理解しています。比べるべきは自分自身。いつも自分に勝つことを目標としているのが、「強い心」の持ち主です。
3:感情の波が少ない
どんな人でも感情の起伏はあるものですが、「強い心」の持ち主は、それをコントロールすることができます。「今日はイマイチ気が乗らないな」「なんだかやる気が出ないな」といった弱い気持ちが出てきても、それを自分の意思で消し、やる気に変えることができるのです。
4:ストレスの発散が上手
「強い心」の持ち主が、他人に惑わされることがない、感情をコントロールできるといっても、物事は自分の意思だけで進められるものではありません。やはり、物事がうまくいかない日はあるものです。
何をやってもうまくいかないときって、ストレスが溜まりますよね。そんなとき「強い心」の持ち主は、とても上手にストレスを発散します。どうすれば自分がスッキリできるのか、リフレッシュできるのかをよく分かっているのです。この力があるからこそ、いつも前向きでいられるのですね。
5:「今」に集中することができる
過去の失敗をいつまでもひきずったり、将来に漠然とした不安を抱えたり…。こういった心のモヤモヤが、人を前に進めなくしてしまうことがあります。でも「強い心」の持ち主は、過去や未来にとらわれません。「今」にだけ集中することができるのです。
6:素直である
「強い心」の持ち主と対照的に、折れやすい心の持ち主の大きな特徴に、「素直でない」というものがあります。自分のやり方に固執したり、人の助言を聞き入れなかったりすることで、結果としてうまくいかず、心が折れてしまうのです。
一方、「強い心」の持ち主は、素直で柔軟な考え方を持っています。ダメ出しなど、自分にとってうれしくない言葉でも素直に受け入れて、やり方を見直します。また、人の助言や手助けも、すぐに受け入れます。
「強い心」の持ち主というと、ひとりで何でもこなしてしまうイメージがあると思いますが、実はそうではなく、周囲と強調しながら物事を進めているのです。
7:生活リズムが整っている
心と体は一体のものです。「強い心」の持ち主は、強い体の持ち主です。強い体といっても、筋肉隆々ということではありません。健やかな体の持ち主なのです。
健やかな体づくりに欠かせないものはなんでしょう。それは十分な睡眠と、適度な運動を伴う健全な生活スタイル。「強い心」の持ち主は、自分が健やかでいられる生活スタイルをよく理解し、それを実践している人なのです。
心を強くする方法
「強い心」の持ち主になるためにはメンタルトレーニングが必要です。メンタルトレーニングとは、自分の精神状態をベストな状態に保つためのスキルを獲得するための訓練。アスリートがパフォーマンスを向上させるために行うことで知られていますが、仕事や私生活にも役立ちますよ! 具体的な方法を紹介しますね。
1:自分を暗示にかける
自己暗示、つまり自分で自分に話しかけることは、メンタルトレーニングの一つです。鏡の前に立ち、「自分はできる」と声をかけるのです。「自分で自分に声をかけるなんて、何だか恥ずかしいな…」と思う人もいるかもしれません。
でも、騙されたと思ってやってみてください。1ヶ月もすると自信がみなぎってきますよ。
2:「自分は自分、人は人」と考える
人に何か言われたときに、「あ、そうか!」と無条件に受け入れるのではなく、「その人はそう思ったんだな、じゃあ、私は?」と、自分に問いかけるクセをつけましょう。何も、人と違う意見を持ちましょう、というのではありません。「人の意見と自分の意見を区別して考えましょう」ということです。
どちらが正しいかを決める必要もありません。人にはそれぞれ違った考え方があることを、認めることこそが大切。人と自分を区別して考えられるようになると、「強い心」が育ち始めます。
3:体を鍛える
心を鍛えたいときには、体を鍛えることが有効です。体をしっかり動かして、体に良いものを食べましょう。そして、気持ちよくグッスリ眠るのです。健やかな暮らしを習慣化しましょう。体が健全になっていくにつれて、健やかな心、すなわち「強い心」になっていきますよ。
最後に
『逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい』という言葉を知っていますか? “ウォルト・ディズニー”の言葉です。整えられた環境で丁寧に育てられた花ももちろん綺麗ですが、荒地に咲く小さな草花には、見る人に感動を与える強い美しさがあります。
「強い心」を持つということは、荒地に花を咲かせようとするようなものかもしれません。辛く、苦しいことがあっても、必ず花は咲くと信じて前に進みましょう。あなたの健気な姿に多くの人が感動すれば、助言や手助けをしてくれるはず。周囲の手も借りながら、「強い心」が育めるといいですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com