“short and sweet”の意味は?
知っていれば会話が成り立つけれど、知らないと話が通じなくなってしまう、そんな英語特有の言い回しは結構あります。
今回ご紹介するのもそんな表現。
“short and sweet”
とは、どのような意味でしょうか?
たとえば、このように使います。
「His speech was short and sweet.」
直訳すると「彼のスピーチは短くて甘かった」。
短くてというのはわかりますが、甘かったってどういうこと!? という感じですよね。
日常会話だけでなくビジネスシーンでも使われるフレーズなので、この機会にぜひ覚えておきましょう!
前回の記事はこちら>>「tooth and nail」の意味は? 歯と爪… じゃないの!?【連載 大人の英語塾】
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正解は?
“short and sweet”で「(会議・話などが)簡潔で要領を得た」という意味になるのです!
つまり「His speech was short and sweet.」は、「彼のスピーチは短く要領を得ていた」ということ。
言い換えれば、“short and to the point”ということになるでしょう。理想的なスピーチですよね!
このように使われることもあります。
「I’m in a hurry, so please keep it short and sweet.」(急いでいるので簡潔にお願いします。)
こんなとき、“short and sweet”の意味を知らないと、意図せずダラダラと話してしまった…… ということにもなり兼ねませんね。なんとなく状況から察知できる場合もあるかもしれませんが、“short and sweet”の意味を知っているほうがスムーズに対応できるはず!
ちなみに反対語、つまり「冗漫な」にあたる英語は、“verbose”, “wordy”, “diffuse”などがあります。
さて、最後に形容詞の“short”について、「短い、低い」以外の意味をいくつかピックアップ。
・不足している
ex. 「We’re short of hands.」(人手不足だ。)
・無愛想な
ex. 「He gave me a short answer.」(彼は私に素っ気ない返事をした。)
・短気な
ex. 「She has a short temper.」(彼女は短気だ。)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。