“bucket list”ってどんな意味?
英語には、知っていれば会話が成り立つけれど、知らないと話が嚙み合わなくなってしまう独特の表現があります。
今回ご紹介するのもそんな英語の表現。
“bucket list”
とは、どんな意味かわかりますか?
映画などでもたびたび登場する言葉なので、今回は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
前回の記事はこちら>>「school of fish」の意味は? 魚の学校って… なにそれ!?【連載 大人の英語塾】
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正解は?
2007年にアメリカで公開された、名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演の映画『最高の人生の見つけ方』。
その原題こそが、そう、『The Bucket List』なのです!
観たことがない方のために簡単にストーリーをお伝えすると…
余命半年の大病を患った彼らが、ひょんな事から病院で同室に。置かれた境遇の異なる2人だが、残り少ない人生を楽しむために“bucket list”(バケットリスト)を作り、それらを実現するために冒険に出るというお話です(とても素敵な映画なので、観たことがない方はぜひ観てみてくださいね!)。
つまり“bucket list”とは「死ぬまでにやりたいことのリスト」。
“a list of things you want to do before you kick the bucket”ということになるのですが、ここでの“kick the bucket”とはどのような意味かわかりますか?
“kick the bucket”は直訳すると「バケツを蹴る」ですが、実はこれで「死ぬ」という意味に(語源は諸説あるよう)。“bucket list”は、この“bucket”と“list”を組み合わせた造語です。
さて、What’ on your bucket list?
(あなたのバケットリストにはどのようなものがありますか?)
私は“bucket list”を勝手にアレンジして、“my bucket list for 2023”、いわば“my New Year’s resolution”(新年の抱負)を作っています。
“Doing volunteer work”(ボランティア活動をする)
“Mastering palmistry”(手相占いを習得する)
“Continuing to take a walk in the morning”(朝散歩を続ける)
…etc.
素敵なノートを買ってリストに書き込んでいく過程もまたワクワクするので、ぜひみなさんも作ってみてはいかがでしょうか。
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。