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2024.02.13

「いつまでもあると思うな親と金」の意味って? 実は存在する”続き”や、言葉の由来を解説

「いつまでもあると思うな親と金」とは、親もお金もいずれはなくなってしまうという、倹約の大切さを説いた言葉です。皆さんも一度はこのことわざを耳にしたことがあるのではないでしょうか? 今回の記事では意味や由来だけでなく、このことわざの続きについても触れていきます。

人生の教訓!「いつまでもあると思うな親と金」の意味とは?

なにかしらの場面で聞いたことがあるであろうこの言葉。まずは簡単に意味から確認していきましょう。

赤い財布を持ってほほ笑む女性
(c)Shutterstock.com

「いつまでもあると思うな親と金」とは、その言葉通り「親もお金もいつまでもあるわけではない」という戒めのことわざです。

私達を育ててくれた親だって、いつまでも面倒を見てくれるわけではありません。頼りっぱなしでは親がいなくなった時に困るのは自分自身です。また、お金もずっと使い込んでいれば当然、いつかは無くなってしまいますよね。しかし、親が健在でお金も十分にあるうちは、この当たり前のことにすら気づけないものなのです。

「いつまでもあると思うな親と金」と聞いた時に、当たり前のことだと思う方もいるかもしれませんが、このことわざは私達が忘れてしまいがちな大切なことを述べてくれています。誰かに頼りっぱなしにならず、自立心を持つこと。そして倹約の心を持つことを説いたことわざと言えるでしょう。

「いつまでもあると思うな親と金」の続きってあるの? 由来もあわせて紹介!

「いつまでもあると思うな親と金」という言葉には、実は続きがあるのだとか…? ここでは、気になるその続きの部分を詳しく見ていきましょう。また、それとあわせてこの言葉の由来についても解説していきます。

頬に人差し指を置いて上目遣いの女性
(c)Shutterstock.com

「いつまでもあると思うな親と金」は、江戸時代に謳われた狂歌の一節が語源となっているのだそうです。

そもそも狂歌とは、その構成に日常的な皮肉や滑稽や組み込み、五七五のリズムに合わせて自由に詠まれる短歌のこと。江戸時代中期以降、特に流行っていたようですね。そんな狂歌の中では元々、「いつまでもあると思うな親と金 ないと思うな運と災難」というフレーズで詠まれていたそう。

「いつまでもあると思うな親と金」に続く言葉「ないと思うな運と災難」は、運も災難も皆、平等に巡ってくるということを表したもの。誰だって辛いことと幸せなこと、どちらも経験することでしょう。その時々に一喜一憂せず、惑わされない心構えが大切だ、という意味です。

最近では前段の言葉を置いて、「いつまでもないと思うな運と災難」と言う部分だけで取り上げられることもあるようです。

最近では「いつまでもいると思うな親と推し」という言葉も…

「いつまでもあると思うな親と金」の意味や由来について理解していただけましたか? ちなみに最近では「いつまでもいると思うな親と推し」という、新たな表現もあるのだとか…! これは一体どのような意味なのでしょうか?

白いバラの花
(c)Shutterstock.com

「いつまでもいると思うな親と推し」は、ゴールデンボンバーのメンバーとして活動する、歌広場淳さんのX(旧Twitter)上の投稿から話題になった言葉です。アイドルグループの解散や脱退、卒業などが次々と発表される中で、「自分が応援しているアイドルやアーティストも、いつまでも現役で活動してくれるわけではない」という意味が込められたこの言葉。推し活動をしている人々から大いなる共感を得て、話題になりました。

また、同じような意味を込められた表現として、「推しは推せる時に推せ」というフレーズも流通しているようです。

親にまつわることわざ3選

ここからは「いつまでもあると思うな親と金」と同じように、親やお金にまつわることわざをいくつか紹介していきます。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。まずは親にまつわることわざから見ていきましょう。

親孝行と火の用心は灰にならぬ前

親孝行は親が亡くなってしまう前に、火の用心は火事になってしまう前に、行うべきだということわざです。「いつまでもあると思うな親と金」と少しニュアンスは似ていますよね。親はいつまでも生きている訳ではないので、今のうちに感謝の気持ちを伝えることが大切だということです。

石に布団は着せられず

親がお墓に入ってから布団をかぶせようと思っても、墓石にかけるのでは意味がないですよね。このことわざも、親孝行は親が亡くなってからしようと思っても遅い、という意味を表します。また、「孝行をしたい時分に親はなし」ということわざもありますが、こちらも同じ意味だと言えるでしょう。

子を持って知る親の恩

こちらも比較的聞いたことがあることわざなのではないでしょうか? 親のありがたみは、自分自身が子供を持って初めて分かる。自分も親の立場になってこそ、親の愛情や苦労を知るという意味ですね。

お金にまつわることわざ3選

次はお金にまつわることわざを3つ紹介していきます。

安物買いの銭失い(やすものかいのぜにうしない)

安価なものは品質もあまり良くないために、買ってもすぐ使い物にならなくなるという意味です。つまり、安いものばかりを選んでいると、結局は何回も買い直さなければいけないため、逆にコストがかかるということ。こちらも倹約の心を説いたことわざであると言えるでしょう。

悪銭身につかず(あくせんみにつかず)

盗みや賭け事などで得たお金は、結局無駄遣いしてすぐになくなってしまうという意味です。自ら努力や苦労をして得たお金は、大切に扱おうと思いますよね。このことわざは、お金を得るのであればまっとうな方法で得るべきだ、という戒めのことわざとも言えるでしょう。

時は金なり(ときはかねなり)

これはよく耳にしたことがある言葉なのではないでしょうか? 時間はお金と同じく非常に大切なものであるため、無駄に費やしてはいけないという意味。時間を大切にする人は、成功を収め富も得られるという意味も含まれています。最近のビジネス用語では、コストというとお金と時間、両方に対して使われることもあり、まさにこのことわざは生で生きている言葉だと言えます。

後悔しても過去に戻ることはできません。今日この瞬間を有意義に過ごすことが大切。お金も時間も私達にとって同じくらい、貴重な価値を持つものなのですね。

最後に

「いつまでもあると思うな親と金」という言葉は私達の人生の教訓のようにも思えますね。何事も、いつまでもあると思って後回しにしていると後悔することになるでしょう。今、この一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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