「潜在能力」とは?
「今の自分に満足できない」「同僚は成果を残しているのに、自分はうまくいかない」といったことに悩んだことはありませんか? もしかしたら、こういった悩みはあなたの「潜在能力」が発揮されていないからかもしれません。「潜在能力」とは、わかりやすく言うと「内に潜んだ才能」のこと。まずは、言葉の意味をおさらいし、類語や英語表現もみていきましょう。
読み方と意味
「潜在能力」の読み方は、「せんざいのうりょく」です。意味は、「表に出ていない、内に秘めた才能」のこと。まだ表面には表れていないため、周りの人はもちろん、本人すらその才能に気づいていません。しかし、例えばピンチに面した時や、リラックスしている時などに、その隠れた才能が開花することがあります。
類語
「潜在能力」の類義語には、「ポテンシャル」「伸び代」などがあります。「ポテンシャル」とは、「外から見えない潜在的な能力」のこと。まだ発揮されていないけれども、将来的に発揮できる力や可能性のことをあらわします。
「伸び代」とは、「成長の余地があること」。まだ能力を出し切っておらず、これから先、新たな才能や力を発揮する状態をさします。
英語表現
「潜在能力」の英語表現は、「potential ability」です。「potential(ポテンシャル)」は、類語表現でも紹介しましたね。「potential」とは、「潜在的な」「可能性のある」という意味で、「ability」は「能力」という意味です。2つの英語を組み合わせて、「潜在能力」になります。
潜在能力が高い人の特徴とは?
「潜在能力」という言葉の意味がわかったところで、実際に潜在能力が高い人とは、どのような人のことをさすのかをみていきましょう。いくつか特徴を紹介しますので、自分に当てはまるか、自己診断してみてくださいね。
1:好奇心旺盛
潜在能力が高い人は、いろいろな物事に興味を持つ人が多いです。知らないことや珍しいこと、未知のことにも恐れず、むしろ子どものようにワクワクとしてしまいます。気になることはすぐに調べたり、「面白そう」と思ったことはすぐに行動に移すことも。常に新しいことを取り入れ、変化や成長を続けています。
2:目標に向かって努力ができる
仕事で達成したい目標や、人生で成し遂げたい夢などを持っているのも、潜在能力が高い人の特徴。そして、その目標を実現するためのプランもしっかり立て、それに沿って行動することができます。また、行動してもうまくいかないこともありますが、潜在能力が高い人は、困難にもめげずに地道に努力することができるのです。
3:失敗も前向きにとらえられる
潜在能力が高い人は、たとえ失敗したとしても、「良い経験だった」「つまずくポイントがわかってよかった」などと、ネガティブなこともポジティブに変換することができます。また、ただ前向きに考えるだけではなく、なぜ失敗したのか、次はどうすればいいのかをしっかりと分析するため、着実に成長していけるのです。
潜在能力を解放する習慣は?
では、潜在能力を引き出すにはどうすればいいのでしょうか。まずは、潜在能力を解放するために取り入れたい習慣について紹介します。
1:朝、太陽の光を浴びる
朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。日光浴をすると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が促されます。このセロトニンは、脳を覚醒させたり、身体を活発にさせてくれる効果があるそう。直接浴びるのがベストですが、窓越しでもOK。日光浴をすれば、頭も身体もスッキリして、気持ちよく1日のスタートを切れるでしょう。
2:睡眠時間をしっかり確保する
寝不足で頭がボーッとしたり、集中力が続かなかったりした経験はありませんか? 人は眠っている間に、身体や脳の疲れを修復しています。つまり睡眠時間を十分にとれていないと、疲労が蓄積したり判断能力が鈍ってしまうのです。しっかり睡眠をとってから仕事した方が、潜在能力が発揮されやすいといえます。
3:ポジティブな言葉を口癖にする
潜在能力が高い人を見習って、ポジティブ思考を心がけましょう。たとえば、難しいと思えることも、「自分ならできる!」と口に出してみてください。後ろ向きだった気持ちが、自然と前向きになり、やる気も湧いてくるはず。また、失敗したとしても「改善点が見つかってよかった!」と常にプラスの面に目を向けるようにするといいでしょう。
潜在能力を引き出すための心構えや行動は?
次に、潜在能力を覚醒させる方法を紹介しましょう。1つでも試してみると、自分の中に潜んでいた才能や能力に気づけるかもしれませんよ!
1:固定観念を捨て、柔軟に考える
「こうあるべき」という考えに縛られていると、視野が狭くなってしまい、新たな物事を取り入れる余地が生まれません。まずはこだわりやルールを捨てて、新しいことに目を向けてみましょう。また、自分とは違う考え方を否定せず、「こういう視点もあるんだ」と素直に受け止めてみると、可能性が広がっていくはずです。
2:積極的に挑戦する
初めてのことにも、どんどんチャレンジしていくようにしましょう。新しい体験をすれば刺激を得られて、脳も活性化していくはず。また、「苦手と思っていたけど、司会進行が得意かも」「料理の才能があるかも」など、気づかなかった自分の潜在能力に出会えるかもしれません。
3:好きなことに没頭する
好きなことをしている時は、普段より楽しく感じて、時間があっという間に経ちますよね。好きなことに没頭していると、ポジティブなパワーが湧いてくるため、能力を発揮しやすい状態といえます。また、続けているうちに、新たな才能が開花することもあるでしょう。
最後に
潜在能力を眠らせたままでは、なんだか人生がもったいないですよね。潜在能力を引き出すためには、まず自分の可能性を信じて、何事も前向きにとらえるようにしてみてください。そうすれば、ある日眠っていた潜在能力が目を覚ましてくれるかもしれません!
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