祝! 連載20回目は皆さまからの質問にお答えします!
あけましておめでとうございます! 昨年から始めたOggi.jpでの連載も20回目を迎えることができました。
テレビとは異なる場で、仕事についてだけでなく、日々感じる思いについてなど色々とお話させていただける貴重な場となっています。今年も皆さんと何かを共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回は先日、Oggiと私のインスタアカウントにて募集させていただいた質問にお答えしていきます。
今回は「仕事編」です!
Q1. 仕事でONになるときの気持ちの切り替え方は?
A.「アナウンサー仲間やスタッフ陣との会話で、段々と仕事モードに切り替わっていきます」
衣装に着替えて、メイクをする、というのは影響大です。
疲れが残っていたり、寝不足だったり、どうにも気持ちが上がらないという日には、試供品でもらった高級美容液を投入したり、少しだけアイラインを長めに引いてみたりしながら、やる気スイッチを探してみます。
あとは、仕事仲間とおしゃべりをして段々と仕事モードに切り替わっていく、ということが多いです。アナウンサー仲間や、現場のディレクターなどスタッフ陣と何気ない会話をして、エンジンがあたたまっていくような感覚です。
▲「シューイチ」で共演している河出奈都美アナウンサー、中島芽生アナウンサーと。
Q2. 自分を奮い立たせる座右の銘や行動はありますか?
A.「向き不向きより前向き」
正直、アナウンサーの仕事が自分に向いていると思ったことは一度もありません。もっと良い声だったら、もっと気の利いた一言を発せられたら、といつまでたっても反省ばかりです…。
それでもどうにかこうにか前を向いてもがいてきたら、ここまで仕事を続けることができました。ここは昔より少しは良くなったかも、と自分で認められる部分もできました。向いていないから… と諦めてしまうのではなく、やってみよう! ととにかく取り組むことが大切、と自分自身に言い聞かせている言葉です。
▲報道番組『news every.』のスタジオは背筋がぐっと伸びます。
Q3. 仕事の日の夜の過ごし方や意識していることは?
A.「仕事のことは忘れて趣味に没頭!」
一旦頭をリセットすることは意識しています。良い仕事のためには睡眠第一。翌日のことが気になって眠れない… というのは一番避けたい事態です。
必要な準備などを済ませたら、仕事のことは忘れて趣味に没頭します! テレビを見たり、マンガを読んだり、アイドルの動画を見たり… この時間のために、仕事を終わらせよう! とモチベーションにもつながります。
▲徳島さんの「推し活」事情は連載7回目をチェック!
Q4. 報道やスポーツなどの担当は、徳島さんのご希望ですか?
A.「希望どおりでなくても、取り組んでみると、難しくて、楽しくて、やりがいがあって、大好きになります」
年に何度か上司との面談があり、その際に希望は伝えます。仕事のジャンルだけでなく、働き方や、この先10年のキャリア形成など、様々な話をします。
とはいえ、以前、番組異動は部署異動のようなもの、なんてお話もしましたが、番組側の意向もあるので、希望は通る時もあれば、通らない時ももちろん、あります。
私でいうと、入社時の希望は報道・情報番組でしたが、最初のレギュラーはバラエティとスポーツでした。希望は全く通っていません(笑)。
それでも取り組んでみると、難しくて、楽しくて、やりがいがあって、大好きになり、番組を離れるときは本当に寂しかったです。おかげで、それまで関心の薄かった分野の話題にもついていけるようになりましたし、案外、希望通りにならない方が、自分のカバー範囲が広がって充実するかもしれません。
Q5. アナウンサーになるために必要な資質は何だと思いますか?
A.「好奇心と食わず嫌いせず、楽しむ気持ち」
「好奇心」は重要です! 上述の通り、自分が希望していなかったジャンルに携わることも多々あります。会社員ですから選り好みはできません(もちろん、無理なものはお断りできます。私は絶叫マシーン、アレルギーがあるので猫などの動物と一緒の仕事はごめんなさいをさせてもらっています…)。
これまで興味がなかったものに仕事で関わる、となったときに、好奇心旺盛に「おもしろそう!」と感じられるか、「なにこれ…」と思ってしまうのかでは、大きく違いが出てしまうので、食わず嫌いせず、楽しむ気持ちが必要かなと思います。
▲新春シューイチのロケにて。石垣島・竹富島・西表島に1泊2日で行くという弾丸旅程でした!
Q6. 子供の頃からアナウンサーになりたかったのですか?
A.「子供の頃は、とくに将来の夢はありませんでした」
子供の頃は将来の夢が特にありませんでした。漠然とテレビを見たり雑誌を読んだりするのは好きだったのでメディア系の企業に就職したいなぁと思い、大学に入ってマスメディアで働く社会人の話を聞く授業をとりました。
そこで現役アナウンサーの方から、取材をして、その内容を自分の言葉で伝えられる、といった仕事のやりがいについて伺い、おもしろそう…! と思ったのがきっかけです。
次回も質問にお答えしてまいります!
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。Instagram → @tokushima_erika