また会う日まで…約2年間、ありがとうございました！｜徳島えりか連載vol.53

「シューイチ」を卒業しました

まもなく産休・育休に入るのに伴い、3年間担当した「シューイチ」を“卒業”しました。放送後には、共演者の方々からありがたい言葉もいただき、本当に幸せな時間でした。

「シューイチ」では話題のスポットやお店など様々なロケに行かせていただき、どうすればもっと良いコメントができるのだろうか…と毎週課題を感じられる面白さ、難しさに直面しました。そして、多くの人に出会うことができました。

番組自体は4月から14年目、ということでますますパワーアップしていくことと思います。

ご覧いただいた皆様、ありがとうございました！

連載の読者のみなさまへ

そしてこのOggi.jpのコラムも、読んでくださった皆様、ありがとうございました。53回、約2年続けることができました。

時になかなか良いテーマが思いつかず苦しんだこともありましたが、むしろ、こんなことについて書きたい、このエピソードをご紹介したい、という思いが空回りしてしまうことの方が多かった気がします。

何度かご紹介した「言葉ノート」はネタ帳のようになっていて、書きたいことは、実はまだまだたくさんありました。

特にテレビの中のルッキズムについて（自分自身の反省も含めて、みなさんと一緒に考えたい最近一番気になるトピックでした）、アナウンサーとジェンダー、個人的な話でいうと妊活について、など…。

いずれも誤解を招かないよう書き出すと、とてつもない時間と文章量になってしまいそうで上手くまとめられず、書きかけのままノートに残っています。

ちなみに、「言葉ノート」もそうですが、結局手書きでほぼまとめるアナログ派のままでした。

今回はこれを書きたい！ と決めたら、ひとまずメモに思ったことを全部書いてみて、そこから話の流れを考え、取捨選択、不要なものを削いでいき、ある程度まとまったところでPCに打ち込み、最終調整をして提出、という形でした。

休みの間に少しはガジェットに強くなれたらいいな、と思っています。

コラムを書くことで得た気づき

ここまで50回以上コラムを書いてみて一番の発見は、「人との対話」は自分の中でとても大きい、ということです。

多くの回で、「誰かに言われた言葉」というのが内容の軸になっていました。自分自身が気のきいたことを発信できるタイプではないので、最初から上手い文章というのは目指していなかったのですが、回を重ねるごとに人から影響を受けたこと、感銘を受けたことをご紹介するのに、非常にやりがいを感じていました。

対話というほど立派なものでなくても、「雑談」レベルでも、誰かと話すこと、というのは感情のコントロールやアンガーマネジメントにも有効で、自分の価値観に影響を与えていることを改めて実感する機会となりました。

休みに入っても、「話す」ことは大切にしたいと思います。

生活が変わった後の気づきもいつか共有できれば

「アナウンサー」、特に「女子アナ」と表現されると、ともするとネガティブなイメージも想起されるかもしれません。

たしかに職場は特殊な部分もあるかもしれませんし、華やかな方々に出会うかもしれません。

でも自分たちは一会社員として働いていて、自己認識と、世間からの見られ方とのギャップに驚いてしまうことも多々あります。

Oggi.jp読者のみなさまと同じようなことに悩んだり、嬉しくなったり…そんな日常をお伝えできればと思って始めたコラムでしたが、ここまで楽しく続けられたのは、様々な反響をくださったみなさまのおかげです。

丸13年働いて、がらっと生活が変わることに不安もありますが、何か新しい発見があるのでは、という期待も膨らんでいます。テレビを見る側になってみて気づいたことなど、またいつか皆様と共有できればと思っています。

今まで本当にありがとうございました！

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日本テレビアナウンサー 徳島えりか

1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。
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