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2022.12.31

貯金が300万円になったら次は何をする? お金を増やす方法や節約法を紹介【ファイナンシャルプランナー解説】

貯金が300万円になったら、次は「お金を増やすこと」にチャレンジしてみませんか。低金利時代の今、お金を増やす手段として注目されているのが投資です。今回は賢く節約をしながらお金を増やす方法について解説します。

貯金が300万円を超えたら「増やす」にチャレンジ

低金利時代の今、300万円を銀行の普通預金に預けていてもほとんどお金は増えません。そこで注目されるのが投資や資産運用です。

投資は元本割れのリスクがありますが、運用次第で大きくお金を増やすことができます。貯金が300万円になったら、貯金の一部や生活余剰金の一部を投資に回すなどしながら、資産を増やすことを検討してみましょう。

まずは少額の投資から

投資にチャレンジするのであれば、お金の仕組みや投資に関する基本的な知識は得ておくようにしましょう。投資はリスクがありますので、基本を知らずにすると、大きな損失につながることもあります。

投資の経験がない人におすすめしたいのが、少額で出来る投資です。

少額投資非課税制度(NISA)とは

少額投資非課税制度(NISA)は、日本国内在住の20歳以上の人が利用できる人気の制度です。通常の投資では、配当金や運用で得た利益に税金がかかりますが、NISAの場合は課税されません。これは大きなメリットといえます。

投資初心者におすすめなのは、つみたてNISA

NISAには2種類ありますが、少額を長期でコツコツと積み立てながら投資をしたい人には、つみたてNISAがおすすめです。年間に投資できる金額は40万円以内ですが、低コストで運用できますので、投資を経験しながら学んでいきたい投資初心者にはぴったりといえるでしょう。

右肩上がりに積み上げられた小銭
(c)Shutterstock.com

老後資金準備ならiDeCoがおすすめ

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、月5000円から積み立てて、掛金を運用してきます。老後資金準備に適しているとされ、多くの人が利用しています。

iDeCoが老後資金準備に向いているわけ

iDeCoは、積み立てたお金の受け取りが60~75歳の間に限定されることから、老後資金の準備に適しているとされています。60歳までは積み立てたお金を引き出すことができませんので、その点は注意しましょう。

iDeCoは、積立金額が所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されます。また、NISA同様、配当金や運用益に対して課税はされません。60歳以降にお金を受け取るときも所得控除が受けられますので、その点も大きな魅力です。

わからない場合はプロに相談を

NISAやiDeCoは税制優遇があり、少額から投資することができますが、元本割れのリスクが無いわけではありません。自分で調べたけれどよくわからないという場合は、金融機関やお金のプロに相談しながら進めていくようにしましょう。

賢く楽しく節約しよう

そもそも投資は、余剰金でするものとされています。家計を見直し、節約を進めながら余剰金を生み出して、投資や貯金に回すのもお金を増やすのに有効です。ここからは節約方法を紹介していきましょう。

家計管理にノーマネーデーを取り入れよう

節約や資産を増やすのに欠かせないのが家計管理ですが、浪費を抑える方法として注目されているのが、お金を使わない日(ノーマネーデー)を作ることです。

ノーマネーデーを取り入れることで、買い物をすること自体を控えるようになりますので、節約に効果があるといわれています。また「お金を使わないこと」にも意識が向くようになり、買い物の機会自体を減らすことにつながるとされています。

ノーマネーデーを定着させるコツ

ノーマネーデーを定着させるには、無理をしないことが大切です。最初から曜日を決めて定期的に実践するのは避ける方が無難。ノーマネーデーを負担に感じたり、ストレスに感じたりしてしまうと効果を得る前に継続できなくなる恐れがあります。その点を注意し、慎重に取り入れていきましょう。

ノーマネーデーを定着させるなら、最初は気楽に取り組みます。「今日はお金を使わずに過ごせるかも」と思ったら、その日をノーマネーデーにするという具合です。お金を使わずに過ごせたら、スケジュール帳や家計簿に印をつけましょう。ノーマネーデーを可視化することで、継続したいという気持ちが強くなるかもしれません。

1ヶ月が終わったら、ノーマネーデーの日数をカウントし、記録しましょう。当月以前と比較し、家計管理の参考にしてくださいね。ただし、支出は月や状況によって変動するのが自然。ノーマネーデーが減ったからといって落ち込む必要はありません。

ノーマネーデーがもたらすメリットは

ノーマネーデーを家計管理に取り入れて定着させると、お金の節約だけでなく、時間の節約にもつながります。仕事帰りに買い物をする時間って、負担に感じることもありますよね。ノーマネーデーは家にまっすぐ帰ることになりますから、その分時間に余裕が生まれるはず。

また、ノーマネーデーを家族や友人と共有するのもいいですね。情報交換のための機会が生まれますので、お互いのモチベーション維持に効果があるかもしれません。SNSやブログなどでノーマネーデーについて発信するのもいいでしょう。実践している人と交流が生まれ、世界が広がることでしょう。

ノーマネーデーを取り入れる方法には、いろいろなものがあります。楽しみながら試し、自分に合ったやり方を見つけましょう。

鎖のかかった財布
(c)Shutterstock.com

貯金300万円を増やすために大切なのは

貯金300万円をさらに増やそうとして、我慢を自分に強いる人もいます。しかし、これは長続きしない傾向がありますので、避ける方がいいでしょう。

将来のためにお金を増やすのも大切ですが、今の瞬間を楽しむことも同じくらい大切ですよね。節約や資産を増やすために我慢ばかりして心身のバランスを崩してしまっては意味がありません。

節約や資産を増やすというと、「我慢」や「切り詰めた生活」をイメージする人がいますが、そうではありません。人から見たら無駄遣いでも、自分にとって有意義な支出であれば、何の問題もないのです。将来のために、今の自分の楽しみを奪うことは避けましょう。

どんなお金の使い方をすれば自分は満足するか、自分にとって有意義な支出とは何かを考えながら、無駄だと思う支出を省き、今の生活を楽しみながらお金を増やしていけるといいですね。

豚の貯金箱の高さに積み上げられたコイン
(c)Shutterstock.com

最後に

貯金が300万円になったら、次のステップとして「お金を増やす」にチャレンジしてみましょう。低金利時代の今、有効とされるのが投資です。ただし、投資にはリスクが伴いますので、基本的な知識を得てからチャレンジを。

調べたけれどよくわからないという場合は、お金のプロや金融機関に相談しましょう。お金を増やすことばかりに気を取られ、過度に我慢をするのは避けて。今の生活も楽しみながら、貯金を増やしてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

益田瑛己子

ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)と就職支援をメインに活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。

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