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2022.11.03

知らないと恥ずかしい! B2Bとは何か? B2CやC2Cについても紹介

世の中には一般消費者にはあまり縁がないと思われるB2Bというビジネスモデルが存在します。実は、このような形態をとる企業は数多くあるのです。取引額も大きいため日本経済を支えているといっても過言ではないかも。本記事では、B2Bについて丁寧に解説します。その他のビジネスモデルも紹介しますよ。

B2Bって何?

世の中には、様々な取引先を相手にビジネスが成り立っていますが、その中でも「B2B(ビー・トゥー・ビー)」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 取引先によって呼称が変わるビジネス形態の一つで、企業(=Business)が、企業(=Business)に対し事業を行う形態をさします。本記事では、B2Bの言葉の意味やポイント、その他様々あるビジネスモデルを丁寧に解説します。

B2Bの意味

B2Bは、Business to Businessの略称で、上述したように企業(=Business)が、他の企業(=Business)に対して(=to)商品やサービスを提供する、企業間取引と言われる形態を指す言葉です。BtoBとも表現します。

例えば、パソコンや自動車の部品を作る企業が、パソコンメーカーや自動車メーカーに、その部品を売ったり、修理サービスを行ったりするケースが挙げられます。一般の消費者が、その取引に関わることはありません。

パソコンの画面にB2B表示
(c)Shutterstock.com

他にもある! 様々な取引形態

B2B以外にも取引形態は様々存在します。次の用語もぜひ押さえておいてくださいね。

B2C

B2Cは、企業が一般消費者(consumer)に対し、商品やサービスを提供する取引形態です。B2Bと比べると、住宅などを除けば取引単価が低いため、多数を相手に幅広い範囲に流通させることが肝要。

B2Cの形態をとる事業は多岐にわたり、コンビニや食品スーパー、ドラッグストアや家電量販店、交通サービスや観光業など、普段生活をする中で購入したり利用するものは、ほとんどがB2Cに当たると言えるでしょう。BtoCとも表します。

C2C

C2Cは、消費者(consumer)が、別の個人消費者に対して商品やサービスを提供するビジネス形態。SNSやアプリの普及によって、近年では著しく拡大しているビジネスモデルで、CtoCとも表します。。

身近な例で挙げると、メルカリなどのフリマアプリが分かりやすいでしょうか。仲介業者などを介さずに、個人間で簡単に売買取引ができることがメリットです。利用者は、メルカリなどの運営者に対し手数料を支払うことで、プラットフォーム側は利益を得ている形になります。

B2G

B2Gとは、企業が政府や自治体(government)との間で行われる電子商取引。BtoGとも表します。昨今では、国の推進もあり自治体における電子化業務が積極的に取り入れられており、電子入札制度を導入した公共事業の発注や、システムで行う資材を購入するケースが徐々に増えてきています。

B2B2C

B2B2Cは、企業と個人消費者、そしてその間に入り、仲介手数料として利益を得る企業(business)の3者からなるビジネスモデルのことです。身近な例としては、Amazonなどのプラットホームが挙げられます。多岐にわたるメーカーから製品を仕入れ、一般消費者へ販売するという、B2B2Cの典型的なビジネスモデルです。BtoBtoCとも表します。

インターネットやスマートフォンの普及によって、個人が手軽に商品やサービスを購入できるようになったため、市場拡大が進んだといえるでしょう。

中央の階段下に人々
(c)Shutterstock.com

B2Bって他のビジネス形態と何が違うの?

B2Bと他のビジネス形態との大きな違いは、商品やサービスを提供する側が、自分の提供商品やサービスで完成したものを直接体感できないことにあります。

B2Cの形態であれば、メーカーは一般消費者に届く完成された商品を、様々な側面から試し、納得いくまでテストをしますよね。提供する側が、消費者の目線で、商品やサービスを直接確認することができます。

ですので、B2Bはマーケティングや事業戦略が他の形態に比べて立てづらいといわれています。いかに攻略していくかは、ビジネスマンの手腕にかかっているでしょう。

B2Bのビジネスモデルを成功に導くためのポイント

B2Bのビジネスモデルを成功に導くためには、次の4つのポイントを押さえるところから始めてみましょう。

1:取引先のニーズ

他のどんなビジネスにおいても基本となりますが、まずは取引先のビジネスニーズを理解することから着手しましょう。自社の商品やサービスがなぜ必要となるのか、または取引先自身も気づいていない潜在的なニーズもあるかもしれません。このニーズにたどり着かなければ、どんなに良い商品、サービスも契約締結には至らないでしょう。

2:適切な提供タイミング

ニーズが明確になったら、どれくらいの予算や期間で契約するかなどの計画を練っていきます。それには、顧客側の立場になってどういう状態にいるかを見極め、適切なタイミングで商品やサービスを提供することが重要です。

3:自社製品やサービスの顧客ロイヤリティーをアップさせる

顧客ロイヤリティーとは、顧客や一般消費者が持つブランドの信頼性や愛着度合を指すマーケティング用語。顧客ロイヤリティーが高ければ高いほど、商談がスムーズに進みやすくなるでしょう。日頃から、企業の信頼性やブランド力を向上させるような営業活動を心がける必要がありますね。

4:キーパーソンを押さえる

キーパーソンを押さえることも、B2Bビジネスには重要なポイントです。取引額が大きいこそ、相手企業では関連する所管部で時間をかけて検討、承認といったプロセスが生まれるでしょう。

各所にいるキーパーソンに、たとえば適切なタイミングで資料やデータを揃え提供するといった営業力が必要とされます。

オフィス街をバックに立つふたり
(c)Shutterstock.com

最後に

B2Bのビジネスモデルは、B2Cに比べ一般消費者向けに広告を打たない企業が多い傾向にあります。そのため、B2Bをビジネスモデルとした企業名を聞いてもあまりピンとこないかもしれません。

しかしながら、私たち一般消費者が手にする商品の部品や原材料などは、B2Bで取引されたのちに製品化されていることを考えると、とても大きな役割を果たしていることがわかるのではないでしょうか。

本記事で紹介したその他の取引形態も、社会人としては覚えておきたいビジネス用語ですので、チェックしておいてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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