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2022.09.27

「はした金」っていくらからのこと?「はした金」の意味や使い方、金額の目安を解説

「はした金」という言葉がありますが、一体どのくらいの金額のことを指すのか気になりませんか? そこで今回は、「はした金」の意味や使い方、お金にまつわる類語、「はした金」の具体的な金額について解説しましょう。

皆さんは「はした金」という言葉を聞いたことがありますか? 「こんなはした金いらないよ!」などと罵るときなどに使われますが、一体「はした金」とはいくらくらいの金額を指すのでしょうか。そこで今回は、「はした金」の意味や使い方、類語、「はした金」の目安の金額などを解説します。

「はした金」ってどういう意味?

積み重なった小銭
(c)Shutterstock.com

「はした金」とは、「ごくわずかな金銭」のこと。大した金額ではないお金や、これっぽっちのお金といった意味合いです。相手からごくわずかな金銭を渡されて、「こんなはした金はいらないよ」と罵るときに使われます。「はした金」は、漢字では「端金」と書き、もともとは「中途半端なお金」「キリが良くないお金」という意味だったそう。それがやがて、「少ないお金」と批判的な意味を込めて使われるようになったようです。

使い方を例文でチェック!

「はした金」という言葉は、日常生活ではあまり聞く機会がないため、どう使うのかわからない方も多いはず。どんなシチュエーションで使うのか一緒に見ていきましょう。

打ち合わせをしている人たち
(c)Shutterstock.com

1:慰謝料を提示すると「そんなはした金で納得できるか!」と怒鳴られた。

「はした金」という言葉は、相手から支払われるお金があまりにも少ないときに使われるのが大半です。大事な人や物を傷つけられ、その代償の対価として支払われる金額があまりにも少なかったら、感情的になるのも仕方ないかもしれません。

2:こんなはした金では役に立たないよと言われた。

「はした金」という言葉には、お金を軽く見ているようなニュアンスが感じられます。たとえ、1円、10円であっても相手が汗を流して稼いだお金。人前でこのようなセリフを言ってしまったら、お金を粗末にする人と思われかねません。決して品のある言葉とは言えないので、口にするのは避けたいですね。

3:こんなはした金で黙らせようったってそうはいかないよ。

「はした金」という言葉は、時代劇やドラマなどで聞くことが多いです。相手から渡されたお金を見て、吐き捨てるようにセリフを言うシーンが思い浮かびますね。ほんのわずかなお金で、相手の都合の良いように利用されていると感じられたときには、正直に伝えたほうがいいかもしれません。

「はした金」とはいくらくらいの金額のこと?

それでは、「はした金」とはどのくらいの金額のことを指すのでしょうか? 「はした金」=○円という定義は特にありません。生活水準や価値観によって、どのくらいの金額を「はした金」と感じるかは人それぞれと言えるでしょう。ただ、一般的には100円以下や10円以下の小銭のことを「はした金」と考える人が多いようです。

例えば、自動販売機の下に10円を落としてしまったとき、何としてでも取ろうしますか? それとも「仕方ない…」と思って諦めるでしょうか。このとき、仕方ないと思って簡単に諦められる金額が、その人にとっての「はした金」と考えることができるでしょう。中には、1万円以下や1000円以下を「はした金」と捉える人もおり、お金に対する価値観は人それぞれです。

「はした金」の類語は?

「はした金」のように「少ないお金」を意味する言葉は、他にもいくつかあります。「腐れ金」や「あぶく銭」「鐚一文」など… いずれもお金にまつわるネガティブな意味を持つ言葉です。あくまで豆知識として覚えてみてはいかがでしょうか。

1:腐れ金

「腐れ金」は「くされがね」と読みます。「とるに足りない、ほんの少しのお金」または、「不正な手段で得たお金」のことを「腐れ金」と呼ぶようです。人やお店から盗んだり、無理やり奪い取ったお金のことを罵った表現と言えますね。「ほんの少しのお金」である事は、「はした金」と変わりありません。

・そんな腐れ金では納まるものも納まらないよ。
・こんな腐れ金では何もできやしない。

お札をまき散らして笑う男性
(c)Shutterstock.com

2:あぶく銭

「あぶく銭」とは、「働かずに手に入れたお金」「苦労せず儲けたお金」のこと。人からもらったお金や、ギャンブルで勝って手に入れた賞金など正当な労働をせずに得た金銭のことを言います。大した努力をせずにもらったお金はすぐに使ってしまい、泡のように消えてしまうことから名付けられたとか。お金への感謝の気持ちは忘れずにいたいですね。

・あぶく銭ばかり稼いでないでまともな仕事をしなさい。
・兄は競馬にハマりあぶく銭を稼いでいた。

3:鐚一文

「ほんのわずかなお金」を意味する言葉に「鐚一文(びたいちもん)」があります。「鐚一文」は、「鐚銭一文(びたせんいちもん)」の略で、「鐚銭」とは表面の文字がすり減った粗悪な銭貨のこと。室町時代から江戸時代初期にかけて市場に出回ったこのお金は、非常に価値の低いものでした。そんなお金すらも出せないという意味で「鐚一文、負けられねえ」と言ったりします。

・家計はひっ迫しており、鐚一文負けらない状態だ。
・あんな奴には鐚一文支払いたくない。

4:涙金

「涙金(なみだきん)」とは、「同情して与えるお金」のこと。特に、これまでの関係を断つときに与えるわずかなお金のことを指します。今で言う、離婚の慰謝料や手切れ金に近いものと言えるかもしれません。夫婦関係や家族関係で何らかの事情があり、縁を切る代わりに渡すお金のことを言うようです。

・「僕と別れて欲しい」と言いながら、彼は涙金を差し出した。
・ほんの涙金で二人は縁を切った。

5:ばら銭

「ばら銭(ばらせん)」とは、「硬貨などの細かい銭」のこと。今で言う「小銭」のことです。「ばら銭」は、単に細かいお金のことを指すので、他の類語のような「不正をして手に入れた」「大した金額ではない」という意味はありません。「小銭」の古い呼び名と考えていいでしょう。

・何か買いたいが、今のところばら銭しかない。
・ばら銭を集めて募金することにした。

最後に

「はした金」の意味や使い方、類語などは理解できましたか? 「はした金」は、もともと「中途半端な額のお金」のことを指しましたが、のちに「少ない金額のお金」という意味で浸透していきました。「はした金」には、どこかお金のことを見下しているような響きがあります。たとえ、内心「大した金額ではないな」と感じることがあっても口にしないのが賢明です。いくらであってもお金のありがたみを忘れずにいたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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