「結婚」を祝う「メッセージ」とは?
皆さんは、「友達」の結婚式に出席したことはありますか? 幸せそうな新郎新婦を見ると、こちらまで幸せな気持ちになりますよね。しかし、結婚式に際して、ルールやマナーがよく分からない…。という人も多いのではないでしょうか。「友達」だからといって、普段通りの言葉遣いで良いのか、「メッセージ」はどのように書くのが良いのかなど、悩みもあるはず。
そもそも、「メッセージ」にも、いくつか種類があります。本記事では、「メッセージ」を送る方法や、相手に応じた「メッセージ」の具体例、そして、結婚祝いの「メッセージ」を送る際に気を付けたいマナーについて紹介します。
「メッセージ」を送る方法
結婚祝いの「メッセージ」ってどうやって送るの? と疑問に思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、堅苦しい正式な手紙などではないため、安心してくださいね。大切なことは、お祝いの気持ちそのものです。
1:メールやLINE
「メッセージ」を送る方法はいくつかありますが、一番手ごろな方法は、メールやLINEなどでしょう。特に親しい「友達」であれば、手紙やメッセージカードなどで送るよりも先に、何よりも早く祝福の言葉を伝えることができます。
2:電報
結婚式に関連して、「メッセージ」を送る方法としては、電報や結婚式の招待状の返信ハガキなどがありますね。こういったお祝い事に関する電報は「祝電」といいます。普段は使う機会がないため、特別なお祝い感があり、喜ばれる方法のひとつといえるでしょう。
さらに、現在では、インターネットで24時間申し込むことができますし、「メッセージ」以外にぬいぐるみやお花などをつけて送ることもできますよ。
3:メッセージカード
可愛らしい装飾のあるメッセージカードでのお祝いも人気があります。送る側も書いていて楽しいですし、受け取った側も言葉と見た目で嬉しい気持ちになることでしょう。シンプルなメッセージカードに、自分でデコレーションしてオリジナリティを出したり、普段は使わないような美しいメッセージカードを探してみたりすると、より祝福の気持ちが伝わるのではないでしょうか。
「結婚」に使える「メッセージ」を紹介
続いて、実際に使える「メッセージ」について紹介します。「友達」だけでなく、会社の先輩や上司、親戚など、相手に応じて「メッセージ」は書き分けるのが無難です。礼儀を踏まえつつ、祝福する気持ちを素直に伝えられるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「友達」への「メッセージ」
まずは、機会が多いであろう「友達」への「メッセージ」を紹介しましょう。特に決まりごとはありませんが、手紙であれば、ですます調にすると親しいからこそ改まってお祝いする気持ちが伝わります。反対に普段通りの口調にすることで、素直な気持ちがより一層表されますよ。
・ご結婚おめでとう! 二人で明るい家庭を築いていってくださいね。
・ご結婚おめでとうございます。末永く仲良しでいてね!
・~ちゃん、~くん、ご結婚本当におめでとう。二人の幸せを祈っているよ!
会社の先輩や上司への「メッセージ」
社会人になると、「友達」以上に顔を合わせるのが、会社の同僚や、先輩、上司です。日頃の感謝も込めて、気持ちの伝わる「メッセージ」を送りましょう。
・ご結婚おめでとうございます。いつも~(相手の尊敬する点など)。お二人のご多幸を、心よりお祈りしています。
・ご結婚、心よりご祝福申し上げます。お二人の人生最良の門出を心からお慶び申し上げます。
・(新郎)様、(新婦)様、この度はご結婚おめでとうございます。お二人の末永いご多幸と、ご健勝を心よりお祈りいたします。
親戚への「メッセージ」
親戚の「結婚」は、「友達」や会社の人の「結婚」とはまた違う気持ちなりませんか? 親戚だからこそ、話せる相談や衝突すること、気まずくなることもあるでしょう。そんな相手に向けた「メッセージ」を紹介します。
・結婚おめでとう。あなたが素敵な人と巡り合えて幸せになれたことが何よりも嬉しいです。二人で、明るい家庭を築いていってね。
・結婚おめでとう! 家族が増えるなんて実感が湧かないけれど、すごく嬉しいです。いつまでも仲良しでいてね。
結婚祝いの「メッセージ」を送る際に気を付けたいマナーとは?
具体例を挙げて、様々なケースの「メッセージ」を紹介しましたが、最後に「メッセージ」を送る際のマナーについて紹介します。折角のお祝いですから、自分も相手も嬉しい気持ちでいたいもの。一生の中で最高の思い出になるように、最低限のマナーは押さえておきたいですね。
1:「メッセージ」を書く際は句読点を控える
「結婚」に関するお祝いの「メッセージ」を書く際は、句読点を使わないように気をつけましょう。句読点は、「、」や「。」のことを指します。句読点は、文章に区切りをつける役割があるので「終止符を打つ」ことを連想させるのです。そのため、「結婚」などのお祝いでは、幸せが長く続くように句読点を使わない方が良いとされています。
2:インクは黒or濃紺
「メッセージ」を書く際は、黒か濃紺のインクを使うようにしましょう。「友達」や親しい間柄であれば、それ以外でも良いですが、基本的にはこの二色がマナーとされています。
3:「忌み言葉」と「重ね言葉」は使わない
「結婚」などのお祝いに関する「メッセージ」では、避けたほうが良いとされる言葉があります。「忌み言葉」とは、「別れる」や「終わる」、「最後」など「結婚」の終わりを想像させるようなマイナスな言葉のことです。
「重ね言葉」とは、「ますます」「いよいよ」など、同じ単語を重ねた言葉のこと。「重ね言葉」も離婚や再婚を連想させてしまうため、使わない方が良いとされています。
最後に
本記事では、「結婚」の「メッセージ」について、具体例やマナーを詳しく紹介しました。私たちの人間関係は、巡りあわせによってうまれたもの。「結婚」ももちろんその一つです。縁あって知り合った相手を心から祝福できるように、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
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