【目次】
・人生における「結婚ラッシュ」っていつのこと?
・周りの「結婚ラッシュ」に焦ってしまうのはどうして?
・「結婚ラッシュ」に焦った時の、ネガティブな気持ちの対処法
・自分らしく幸せに生きていくコツとは?
・最後に
人生における「結婚ラッシュ」っていつのこと?
周囲の「結婚ラッシュ」に、このままだと自分だけが取り残されてしまうようで、誰しもが、少し焦りを感じた経験があるのでは? 女性の場合は特に出産のことを考えると、どうしても制限時間があるので、より不安を感じてしまう方も多いと思います。
「結婚ラッシュ」というものはなぜ起きるのか、どうして不安を感じるのか、その対処法は? と気になる方も多いのではないでしょうか。本記事でじっくり解説していきます。
「結婚ラッシュ」とは、親しい友人や職場の同僚などが、次々と籍を入れていく現象をさします。今はSNSなどで結婚報告をする人も多いですが、最近、周りでそういった話を耳にする機会が多いな、と感じたら、それは「結婚ラッシュ」といえるでしょう。
「結婚ラッシュ」には、人生において3度くると一般的には言われています。
1:第一次結婚ラッシュ
最初に訪れる「結婚ラッシュ」は、“第一次結婚ラッシュ”と呼びますが、20代半ばあたりと言われています。大学を卒業し、社会経験を2,3年経て生活に慣れてきたころに、学生時代からのカップルや、社会人になって付き合い始めたカップルが籍を入れて夫婦となり、新たに生活をスタートさせるというパターン。中には、子供を授かり入籍するカップルもいますよね。
2:第二次結婚ラッシュ
2回目の「結婚ラッシュ」は、30歳前後と言われています。安定した収入を得て社会人生活を謳歌し、ある程度の遊びや経験は20代前半で十分に楽しんだ、いわゆる“アラサー”の方々が、30歳を節目に、次のステップとして結婚を意識し始める頃です。
将来、子どもが欲しい人は出産を考慮し、そろそろ結婚したいな… と考えることもあるでしょう。職場結婚など、お互い適齢期といわれた者同士での結婚も増えてくる時期です。
3:第三次結婚ラッシュ
3回目のラッシュは、35歳前後~40歳手前と言われています。この時期に結婚した人たちの特徴としては、やはり「結婚」を強く意識した付き合いから、交際期間数ヶ月というスピード婚も多いという点。周囲で未婚者が徐々に減り始め、内心焦りを感じる人も少なくないかと思います。結婚相談所に登録し、最初から結婚を見据えて相手探しをする人も多いでしょう。
出産の観点からいうと、35歳を過ぎると高齢出産にあたるため、早急に相手を見つけ、結婚したいと感じる人も少なくありません。また、一次ラッシュの時に結婚したが別れてしまい、再婚などのパターンも出てくるのがこの時期です。
周りの「結婚ラッシュ」に焦ってしまうのはどうして?
男女ともに、周囲の「結婚ラッシュ」に焦りを感じてしまうことは少なからずあると思います。では、なぜそう感じてしまうのでしょうか。そこには、以下に挙げる3つの要素が関係していそうです。説明していきましょう。
1:世間体
よく、お盆や年末に親戚同士で集まったりすると、「まだ相手は見つからないのか?」「いつ報告してくれるのか楽しみ」などと言われたりした経験はありませんか? 祖父母や親の世代は、10代、20代で結婚するのが当たり前だった時代。
今やまったく異なる状況なので、そういった発言も現代ではハラスメントになるかもしれませんが、世間では、まだまだ年齢を重ねるにつれ、独身だと肩身が狭く感じる場面も多いですよね。家族や職場など世間体を気にして、「早く結婚しなければ」と焦りを感じる人も少なくないです。
2:年齢
もう一つは年齢です。将来、子供を授かりたいと思っている女性は、どうしても年齢という時間制限があります。今は、不妊治療や体外受精、卵子凍結などの医療技術も発達してきてはいますが、自費診療で高額となるため、誰もが簡単に受けられる妊活にはなっていないのが現状です。それを理由に、結婚への焦りが募る人も多くいます。
3:将来
このまま結婚しなかったら、生涯独り身で生きていくのかも… という不安に襲われるのも要因の一つです。結婚して子どもを産み、その子どもが大きくなって結婚したら今度は孫ができて… と、自分が家族に囲まれて育ったのと同じような家族像は、結婚しなければなかなか実現しませんよね。将来のことを考えて、ずっと独りという孤独感に苛まれることも少なからずあると思います。
「結婚ラッシュ」に焦った時の、ネガティブな気持ちの対処法
誰しもが一度は経験がある、周囲の「結婚ラッシュ」への焦り。そんな時はどのようにネガティブな気持ちを解消していけばいいのでしょうか。結婚というものは、すぐに解決できるものではありません。少しでも前向きに生きていけるよう、気持ちの切り替え方を学んでいきましょう。
1:SNSからの情報などは気にしすぎない
今やSNSからの情報は、必要でなくとも自然と目に入ってきてしまいますが、SNS上での知人の入籍報告などを目にする機会も多いですよね。ですが、あまり気にしすぎないようにしましょう。
親しい友人であれば、個人的にきちんと報告を受けるはずですし、そんな投稿を見たときは、「あっ、結婚したんだ、おめでとう」と、純粋にお祝いの気持ちを込める程度でいいと思います。都度、あなたがふさぎ込む必要はありません。
2:新たなネットワークをつくる
周囲が結婚してしまうと、これまで友人と会っていた頻度も少しずつ減っていき、孤独を感じてしまう人も多いと思います。そんな時は、まったく新しいネットワークを探すのも一つの対処法です。新しい人々と出会い、違った価値観にも触れることができ、結婚に執着していた気持ちが少し楽になるかもしれません。
3:自分自身を否定しない
周囲にどう思われていても、結婚していない自分を卑下する必要はまったくありません。なぜなら、結婚することが人生のすべてではないからです。独身でも人生を楽しんでいる人は世の中にはたくさんいますし、今、自分が幸せに過ごせているかということにフォーカスするようにしましょう。
自分らしく幸せに生きていくコツとは?
一昔前までは、女性は社会に出て数年たったら結婚を機に仕事をやめ、子供を産んで専業主婦として暮らすというのが一般的な流れになっていましたが、今の時代は、多種多様に、自分で人生を決められる時代。他人と比べずに、あなたらしく楽しく生きていくことが大切です。結婚のみに執着せず、日々の暮らしを丁寧に、前向きに過ごすことが幸せに生きていくコツなのではないでしょうか。
最後に
周囲の「結婚ラッシュ」に、まさに今、気分が落ち込んでいる人もいるかもしれません。結婚というのは、人それぞれタイミングがあり、早く決める人もいれば、時間がかかる人もいます。そして結婚は、決してゴールではなく、そこから紆余曲折、人それぞれのストーリーがあるのです。独身を貫くと決める必要もないですし、焦って結婚を決めて後悔などしては元も子もありません。
他人と比べたりせず、自分の人生は自分で決めて進んでいくべきです。結婚するしないに関係なく、後悔せず楽しく人生を送れるように、前向きで明るい気持ちを心がけて生活していきましょう。
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