目次Contents
この記事のサマリー
・「凝り性」とは、一つの事に熱中し、満足するまでやり通す性質のこと。
・性格だけでなく「肩などが凝りやすい体質」という身体的意味も持ちます。
・仕事では「探究心が強い」と言い換えることで、専門的な強みとして受け止められます。
「一つのことに没頭しすぎる」という凝り性の性質は、時として周囲との温度差を生むことがあります。しかし、その執着心こそがプロフェッショナルな成果を生む源泉であることは、これまで多くの成功者が証明していたりもしますね。
この記事では、「凝り性」の意味や背景、そして「飽き性」と背中合わせの関係にある心理について解説していきますよ。
「凝り性」とは? 読み方と意味
まずは「凝り性」の定義について確認していきましょう。
「凝り性」の読み方と意味
「凝り性」の読み方は、「こりしょう」です。一つの事に熱中して、満足するまでやる性質を指します。
辞書では次のように説明されていますよ。
こり‐しょう〔‐シヤウ〕【凝り性】
[名・形動]
1 一つの事に熱中して、満足するまでやりとおす性質。また、そのさま。「―な質(たち)」
2 肩などが凝りやすい体質。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

身体に出る、「凝り性」
「凝り性」は精神的な傾向だけでなく、肩などが凝りやすい体質なども意味します。
凝り性の人の特徴と「飽き性」との関係
凝り性と飽き性は、一見すると対極の概念です。しかし、古くからの格言や文学作品では、意外とこの2つが同一人物の中に同居することを指摘しています。なぜ没頭した後に冷めてしまうのか…、考えてみましょう。
「熱しやすく冷めやすい」という性質の相関
「凝り性の飽き早(あきばや)」ということわざが示す通り、凝り性の人は飽きるのも早いといわれています。
一つには、対象に対して全エネルギーを注ぎ込むため、短期間で「満足」の域に達してしまい、次の瞬間には興味が他へ移ってしまうためでしょう。
この「熱しやすく冷めやすい」サイクルこそが、凝り性の人が短期間で多くの知識や経験を蓄積できる理由だともいえます。
文学が描く「凝り性」と周囲への影響
二葉亭四迷の『浮雲』等では、周囲が目に入らなくなるほど一途に思い詰める様子が「凝り性」として描かれます。
これは「高い集中力」の源泉ともいえますが、一歩間違えれば周囲との温度差を生む「過度な執着」にもなり得ます。
文学作品に登場する人物たちが葛藤するように、凝り性の人は自身の「思い込みの強さ」を客観的に把握しておくと、対人関係での苦労が少し減るのではないでしょうか。
参考:『故事俗信ことわざ大辞典』(小学館)
凝り性を仕事で生かす方法と言い換え表現
ここでは、ビジネスにおける「凝り性」の価値について見ていきましょう。

自己紹介でのポジティブな言い換え
凝り性は、文脈によって評価が分かれる言葉です。そのため、自己紹介や面接などの場では、「一つのことに熱中し、納得するまで取り組む性質」と説明すると、ポジティブに受け止めてもらえるでしょう。
一つの事を満足するまでやり通す性質は、ビジネスにおいては「探究心が強い」「プロ意識が高い」と評価されます。
高い専門性を発揮できる適職とは?
満足するまでやり遂げる性質は、深い専門性が求められる領域で真価を発揮するでしょう。
緻密な作業を要する技術職、研究職、エンジニア、クリエイターといった職種は、他者の追随を許さない成果を生むための適職だといえます。
一つの事柄に熱中する力を特定の課題解決へと向けることで、組織において代替不可能な専門家としての地位を築けるでしょう。

「凝り性」の英語表現は?
「凝り性」は英語で、“perfectionistic”(凝り性の)と表現します。徹底的にする人と伝えたいなら “a perfectionist”、熱中する人と伝えたいなら “an enthusiast” と表現するといいでしょう。
参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)
「凝り性」に関するFAQ
ここでは、「凝り性」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1:「凝り性」とはどんな性格のことですか?
A1:一つのことに熱中して、満足するまでやり通す性質を指します。
Q2:「凝り性」の類語にはどのようなものがありますか?
A2:一つのことだけに集中するという意味で、「専心」や「熱中」、「夢中」などが挙げられます。
最後に
「凝り性」は一つのことに熱中し、細部までこだわって取り組む性格や傾向を表す言葉です。好きなことを深掘りできる強みがあり、趣味や仕事でも大きな成果につながることがあります。
一方で、こだわりが強いぶん時間をかけすぎたり、完璧を求めて疲れてしまったりすることもあるため、状況に応じて力の入れ方を調整することが大切です。
言葉の意味を知っておけば、「凝り性」は単なる性格の説明ではなく、自分の特徴を理解し、生かすためのヒントになります。こだわりを味方につけられたとき、その集中力はきっと心強い武器になるはずです。
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