バナナブーム再び! でも、意外と知らないことも…
日本で一番食べられている果物といっても過言ではないバナナ。昨年からはバナナジュースが注目を集め、全国に続々と専門店が登場するなど、空前のバナナブームが到来していますよね!
さて、そんなお馴染みのバナナですが、実は意外と知られていない栄養や活用法があるのです。
そこで、書籍『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由 医師も実践している本気の腸活』(アスコム刊)より、バナナをもっと効率的においしく栄養を摂る秘訣をご紹介!
シーン別バナナの効能とは?
◆朝バナナ:整腸効果・昼食後の血糖上昇予防
朝食は、自律神経のスイッチを入れ、腸の動きを活発にすることで排便を促します。
さらに、「朝食を抜くと昼食後の急激な血糖値上昇を招く」ことが分かっており、朝バナナで整腸効果や血糖値の上昇予防が期待できます。
◆昼バナナ:エネルギーチャージ・むくみ解消
バナナには、エネルギー源となる糖質と、糖質をエネルギーに変換するビタミンB1 が含まれています。
活動量が増える昼間に食べることで、疲労回復やエネルギーチャージに。また、塩分の排泄を促すカリウムが豊富に含まれているため、むくみやすい人にピッタリ!
◆夜バナナ:暴飲暴食抑止、イライラを抑えて安眠に導く
夕食前にバナナを食べると、お腹が満たされるため、空腹感からくる暴飲暴食を防止。
また、甘みが精神を安定させ、安眠へと導く効果も期待されており、寝つきが悪いお子様にもオススメ。
実は〝少し青いバナナ〟を選ぶべき!?
バナナに含まれる、難消化性でんぷんの「レジスタントスターチ」。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つの機能を兼ね備えた成分として、近年、注目されています。
また、腸内環境を良くするだけでなく、食後の血糖値の上昇を穏やかにして満腹感を持続させる作用も。
このレジスタントスターチについて、岐阜大学応用生物科学部食成分機能科学研究室が行った実験によると、バナナが成熟していくにつれて、含有量が減少したのだとか。
つまり、青いバナナの方が黄色に熟したバナナより、レジスタントスターチが豊富に含まれているというわけです。
でも、熟したバナナのほうが好き… という人もいるはず。たしかに、完全に青いバナナはおいしさや手に入りやすさという面から考えると、毎日食べ続けるのは難しいですよね。
そこで腸活をする際にぜひ活用してほしいのが、茎の部分に緑色が残っている「グリーンチップバナナ」なのです!
グリーンチップバナナのレシピ
そのまま食べるのも手軽で良いですが、ジャムにしたり、料理に使ったりするのもオススメ。
◆さっと使える! バナナ麹ジャム
【材料】
・バナナ:2本
・塩麹:大さじ3
・レモン汁:大さじ1
【作り方】
ポリ袋に入れて潰したバナナに、塩麹、レモン汁を加えて混ぜれば完成!
トーストに塗るだけでなく、納豆に混ぜたり、オートミールにのせて食べたりしても◎。冷凍すれば、1ヶ月保存できるのもうれしいポイント!
◆ほの甘リッチ! バナナコロッケ
【材料】
・バナナ:1本
・豚ひき肉:80g
・じゃがいも:大1個
・玉ねぎ(みじん切り):1/4個
・塩こしょう:少々
・サラダ油:大さじ1/2
・パン粉、小麦粉、溶き卵、揚げ油:各適量
【作り方】
フォークなどでマッシュした、バナナとじゃがいもと、炒めた豚ひき肉と玉ねぎを混ぜ合わせ、小麦粉、溶き卵、パン粉の衣をつけて170℃で揚げます。
グリーンチップバナナを加えることで、程よい甘さが加わり、じゃがいもだけで作るよりぐっとうまみが増すのが魅力!
TOP画像/(c)Adobe Stock
『腸を整えたければバナナを食べたほうがいいこれだけの理由 医師も実践している本気の腸活』(アスコム刊)
新たな研究でわかった1日2本の「バナナ腸活」のすごいパワー! 医師である著者が自ら実践しているその腸活法を大公開!
バナナには、食物繊維、オリゴ糖、何より、レジスタントスターチという、腸内環境を整えるために、とても大切な栄養素が多く含まれています。包丁もいらず、洗わなくても皮をむけば食べられ、持ち運びもできる。さらにスーパーやコンビニなどいたるところで売っていて、一年中、全国どこでも手に入る。
こんなお手軽にいつでも、どこでも腸活できるものは、そうありません! そんなバナナの腸活パワーを最大限に引き出し、より楽しんで「バナナ腸活」を行うための方法を詰め込んだのが本書です。ぜひ、皆さんも、バナナで腸を整えて、身も心も健康な毎日を送ってください!