この花は何の野菜? 和名「萵苣」と呼ばれている食材
スーパーに並んでいる野菜には和名が付けられているものがあり、「南瓜(なんきん)」はカボチャ、「甘藍(かんらん)」はキャベツ、「甘藷(かんしょ)」はサツマイモ、などあります。
今回ピックアップする花は、「萵苣」と呼ばれる野菜です。
この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「レタス」の花です!
正解は、レタスの花でした! レタスはキク科の食べ物で、美味しい時期は4月〜9月。
冒頭でも触れた和名ですが、「萵苣」は日本語で「ちしゃ、ちさ」、中国語で「ワキョ」と呼ばれています。
日本の主な生産地は、長野県、茨城県、群馬県と続き、日本のおよそ半数の道府県が栽培しているのだそう。
◆レタスの種類
最近では、レタスの種類も増え、食べ比べも楽しい野菜です。
玉レタス… 一般的なレタスと呼ばれているもの。パリッとした食感で、生食、炒め物、煮物など使い方もさまざま
サニーレタス… 葉がふんわりしていてクセや苦味がほとんどない。サラダ、サンドイッチ、生食の巻きものに
ロメインレタス… 葉が厚めで軸(葉柄)も太い。かすかな苦味と風味が楽しめ、シーザーサラダによく利用される。スープやお浸しにも
フリルレタス… 葉先が細かい切れ込みがあるレタス。食感もよく、苦味が少ないため、サラダ、サンドイッチ、炒め物に
サンチュ… 肉厚ながら、やわらかい食感が楽しめる。肉や野菜を巻いて食べる韓国料理やベトナム料理、タイ料理に
サラダ菜… 葉はやわらかく、巻きもゆるやか。深い緑色。サラダや付け合わせ、炒め物・和え物・おひたし・汁物と幅広く使える
◆レタスの歴史
日本で最も古い野菜のひとつとして挙げられる、レタス。
原産地は、中国、インドから地中海地域とされ、紀元前2500年ごろの古代エジプトの文書に記載されているそう。
中国から伝来したのは平安時代の頃。当時は煮て食べていたようです。生食するようになったのは、明治時代に入ってから。玉になる種類が出回り始め、全国普及していったのだとか。
◆レタスの栄養
レタスは、約95%が水分。期待できる栄養価は高くはありませんが、鉄などのミネラル、ビタミンA・C・E、カリウム、食物繊維をバランスよく含んでいる食材です。
熱に弱い栄養素も含まれているので、主に生で食べるのが良いでしょう。炒めるときは、短時間で仕上げてみてください。
◆レタスの選び方
種類がたくさんあるレタスですが、選び方はこちら!
・葉がみずみずしいもの
・ツヤとハリがあるもの
・葉先の色が濃いもの
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レタスの花から種類・栄養・選び方まで紹介しました。シャキシャキのレタスって美味しいですよね! 旬の時期を見逃さず、ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください。