この花は何の野菜? 疲労回復や免疫力アップに役立つ食べ物
疲れが溜まると何もしたくなくなり、翌日のモチベーションも低下してしまいがち。そんなことにならないためにも栄養豊富な野菜を食べ、しっかり睡眠をとって、疲労回復に努めたいですね。
今回ピックアップするのは、疲労回復や免疫力アップが期待できる野菜です。
この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「玉ねぎ」の花です!
正解は、玉ねぎの花でした! 白い小さな花が集まったようなものを咲かせるんですね。
玉ねぎはヒガンバナ科の野菜で、3〜5月が旬と言われています。ですが、地域によって旬の時期がズレているため、どの季節でも美味しい玉ねぎが食べられるようになりました。
玉ねぎには、「新」とつくものがありますね。通常のたまねぎは1ヶ月ほど乾燥させてから出荷したものをさし、新玉ねぎは収穫してすぐに出荷されたものをさします。玉ねぎが茶色なのは乾燥したものだったからなのです。反対に新玉ねぎは、皮が薄く、実の水分が多くて肉質がやわらかい特徴があります。
ちなみに、なぜ乾燥させるのかというと、日持ちをよくする食用の目的や、安定した価格で購入できるよう供給量を一定にするといった生産的な理由があるからなんですよ。
◆玉ねぎの歴史
玉ねぎはイランを中心とした西アジアが原産地と言われていますが、広範囲で古くから栽培されていたため、正確にはわかっていないようです。ピラミッド建設について書かれたものには、労働者に「玉ねぎ」も配っていたと残っていて、古代から存在していたことがわかります。
日本へは、江戸時代に長崎へ伝来。当時の南蛮船が伝えたと言われています。実際に栽培が盛んにおこなわれたのは明治以降。北海道から栽培が始まり、流行り病であった感染病に玉ねぎがきくといった噂が広まるなどして全国的に普及していきました。
◆玉ねぎの栄養
新玉ねぎと普通の玉ねぎに栄養成分の違いはなく、硫化アリルやケルセチン、食物繊維、カリウムが含まれています。
玉ねぎの効果・効能には、血液をサラサラにしてくれる効果や疲労回復、むくみ解消、免疫力アップ、動脈硬化予防などが期待でき、身体に嬉しい野菜なんです。
栄養豊富な玉ねぎですが、摂取の目安は中サイズを1/4程度。食べ過ぎると下痢や腹痛、吐き気、頭痛など引き起こす可能性もあるので、適量を心がけてください。
◆花言葉
玉ねぎの花言葉は「不死」。
由来はさまざまに言われていますが、昔は薬用として使われていたこと、栄養効果が高く健康的な体づくりに役立つことがルーツとなっていそうです。
◆玉ねぎの選び方
おいしい玉ねぎの選び方をまとめました。
・球形に近い
・持った時に重みを感じる
・持った時に硬く締まっている
・皮が乾燥していてツヤがある
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玉ねぎの花から栄養・選び方まで紹介しました。毎日の生活にぜひ取り入れてみてください。