目次Contents
この記事のサマリー
・読めない漢字は写真・手書き・オンライン辞書で簡単に調べることができます。
・スマホのカメラを使えば読み方不明の漢字もすぐに確認できます。
・読みを調べた漢字は熟語で覚えると語彙力が身につきます。
文章を作成中や資料を読んでいるとき、「この漢字、読めない…」と戸惑った経験は、誰にでもあるのではないでしょうか? 読めないと入力も検索もできず、作業が止まってしまうこともありますよね。
そんなとき、どのように対処すればいいのか、スマホやパソコンで手軽に使える調べ方を実用的な視点で整理しました。
読み方が分からない漢字の調べ方 3ステップ
カメラやアプリを使った調べ方を中心に、読み方を知るための具体的な方法を紹介します。
写真から調べる
「読み方が分からない漢字」があったとき、そのままスマホで調べることができたら便利ですよね。そんなときに活用したいのが、「Googleレンズ」などのアプリ。
「Googleレンズ」を起動し、読み方が分からない漢字をスマホのカメラで撮影すると、画像内の文字が自動的にテキスト化されます。そのテキストを検索すれば、読み方や意味まで知ることができますね。
iPhoneユーザーの場合は、iPhoneの「テキスト認識表示」機能を使えば、撮影済みの写真の文字にもアクセスし、簡単にテキストを抽出できます。
手書きで調べる|IMEパッド・iPhone手書き機能の活用法
読み方が分からない漢字は、手書き入力で探すのが最も確実な方法の一つです。
パソコンの場合
Windowsに標準搭載されているIME(Input Method Editor)の「IMEパッド」を活用しましょう。
IMEパッドでは、「手書き」「総画数」「部首」などで検索ができ、マウスやタッチパッドで文字を書けば、候補の漢字が一覧表示されます。
一部のタブレットにも同様の手書き機能が備わっていますよ。
スマホの場合
iPhoneやAndroidの設定で「手書きキーボード」を有効にすることで、画面上に指で文字を書いて検索できます。
参考:『日本大百科全書』(小学館)、『現代用語の基礎知識』(自由国民社)
漢字辞書アプリ・ブラウザの活用
「画数もあやふや」「部首も分からない」―そんな、手書き入力も難しいと感じる状況では、漢字辞書アプリやブラウザ検索が頼りになります。
ブラウザでの検索
例えば、「漢字 部首 12画」といったキーワードで検索すれば、条件に合う漢字の一覧が表示されます。この方法は、漢字の一部しか分からなくても、絞り込みのヒントを得るのに役立ちます。
アプリ・オンライン辞書の機能
多くのオンライン辞書や辞書アプリには、「部首検索」「画数検索」「手書き入力」などの機能が充実しており、読み方や意味、用例まで一度に確認できます。
特に急ぎの場面では、検索結果をざっと確認し、候補の中から該当する漢字を見つけてコピー&ペーストするだけでも十分対応可能です。これは、ビジネスシーンでのメール作成や資料作成において、即時に正確な漢字を使える便利な手段となります。
「読み方が分からない漢字の調べ方 3ステップ」部分監修/三鷹 れい(プログラマー)

迷いやすい部首の見分け方|似た部首を間違えないコツ
IMEパッドや部首検索を活用する際、正しい部首を選べないと目的の漢字にたどり着けません。特に、形がよく似ていて混同しやすい部首は要注意です。
ここでは、間違いやすい代表的な部首の見分け方を整理します。
「しめすへん」と「ころもへん」の由来と見分け方
「祈」や「福」などにある「しめすへん(示偏)」は、「二」と「川」が合わさり、「天意を示し表すこと」を指します。神事や吉凶に関わる漢字が多いことが特徴です。四画で、カタカナの「ネ」に似た形が特徴です。
一方、「袖」や「被」などに見られる「ころもへん(衣偏)」は、「上着」を意味します。衣類の名称や形状に関連する漢字が多いことが特徴です。「衤」は五画です。
迷ったときは、その漢字の意味から推測するのが効果的です。神事や運に関係する語なら「しめすへん」、衣服に関する語なら「ころもへん」として検索しましょう。
「おおざと」と「こざとへん」の配置による違い
同じ「阝」でも、その配置によって由来と意味が異なります。
「郡」や「部」など、漢字の右側にある「阝」は「おおざと」です。「領土」や「国」を意味します。地名や国名、居住地に関わる漢字が多いことが特徴です。「阝」は三画になります。
対して、「阪」や「陸」など、漢字の左側にある「阝」は「こざとへん(古里偏もしくは阜偏)」です。これは、「高く盛り上がった丘」をかたどったもの。丘陵や地形に関わる漢字が多いことが特徴です。
「さんずい」と「にすい」の意味的な違い
水に関連する部首として、形が似ていてよく混同されるのが「さんずい」と「にすい」です。しかし、この二つには明確な意味の違いがあります。
「さんずい(三水)」
「海」「河」「流」などで使われている「さんずい」(氵)は、「水が流れているさま」をかたどったものです。水の状態や河川、水に関わる動作を表す漢字が多いことが特徴です。
「にすい(二水)」
一方、「冷」「凍」「冴」などで使われている「にすい」(冫)は「水が凍った形」をかたどったものです。冷たさや寒さに関わる漢字が多いことが特徴です。
見た目が似ていても、「さんずい」は水の動きや性質、「にすい」は冷たさや凍結を連想させると覚えると、区別しやすいですね。
参考:『デジタル大辞泉』、『日本国語大辞典』、『新選漢和辞典 Web版』(すべて小学館)

漢字力はどう鍛える?
漢字を調べたら終わり、というだけでは、なかなか語彙力は身につきません。せっかく出会った漢字を、自分の知識として使いこなせるようになるには、継続的な学習が欠かせません。
ここでは、日常に取り入れやすい漢字力アップのコツを紹介します。
熟語トレーニングで語彙力を鍛える
一つの漢字に対して、いくつの熟語が書けますか? この訓練は、大人にとっても語彙力を広げる上で非常に効果的ですよ。
気になった漢字を見つけたときは、意味だけでなく関連する熟語をリスト化してみましょう。漢字の使い方への理解が深まり、知識の定着につながります。
例:「木」という字を例にとれば、「木立」「木刀」「木造」など、多様な熟語が存在します。
音読みと訓読みの両方で覚える
漢字の読み方には「音読み」と「訓読み」がありますが、偏って覚えていると、語彙としての活用に限界が出てきます。
文脈によって読み方が異なるため、両方の読みを知っておくと表現力が格段に広がりますよ。
例:「青」は、音読みが「セイ・ショウ」(例:青春)、訓読みが「あお・あおい」(例:青空)です。
ニュースや会話の中で気になった漢字に対し、「これは音読みか? 訓読みか?」と意識するだけでも、知識が深まります。
自分に合う学び方を見つける
漢字を覚える方法には、書いて覚える方法と、声に出して覚える方法があります。まずは、自分にとってどちらが続けやすいかを見極めることが大切です。
書くことで筆順やとめ・はね・はらいを意識でき、文字の形もしっかり記憶に残ります。一方で、音読しながら覚えると、言葉のリズムや意味が頭に入りやすいという人もいるでしょう。
最近では、アプリやドリルなどの学習ツールも豊富です。いろいろ試してみて、無理なく続けることが漢字力アップへの近道になります。

漢字が分からないときのFAQ
ここでは、「漢字が分からないとき」に出てくる疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. スマホのカメラで漢字の読み方を調べることはできますか?
A. 「Googleレンズ」やiPhoneの「テキスト認識表示」機能を使えば、読み方や意味を調べることができます。
Q2. 読み方が分からなくてもパソコンで漢字を入力できますか?
A. IMEパッドの「手書き入力」機能を使えば、該当の漢字を探すことができます。
Q3. 漢字の一部しか分からないときは、どうすればいいですか?
A. 部首や画数で検索できます。
「部首検索」や「総画数検索」を使えば、一部の情報だけでも漢字を絞り込むことが可能です。ブラウザ辞書でも対応しているものがあります。
最後に
読めない漢字に出会ったとき、調べ方を知っているだけで学びのチャンスに変わります。写真・手書き・辞書アプリなど、状況に応じて使い分けることで、語彙力や表現力も自然と身につきます。日常の中で、「わからない漢字」から「使える漢字」に変えていく工夫を、ぜひ今日から取り入れてみてください。
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