人生の転機とは?
人生の状態が移り変わるきっかけのこと
人生の転機とは一般的に、仕事や人間関係、環境や状況など、人生が大きく変化するきっかけのことを言います。
「節目」や「変わり目」とも言われ、ポジティブなことだけでなくネガティブな変化も人生の転機のひとつとされています。
人生の転機が起きやすい時期や年齢って?
環境が変わる節目で転機が訪れやすい
人生にはさまざまな節目がありますよね。
たとえば18歳は高校卒業、22歳は大学卒業や就職、20代後半または30代に突入すると、転職や結婚を考える人も増えるはず。
その後も子どもが生まれたり、子どもの成長とともに環境が変わっていったり、家族の成長とともに自分自身の生活や心境にも変化が訪れますよね。
これらの時期や年齢は、環境が大きく変化することから人生の転機を迎えやすいと言われています。
人生の転機が起こる前兆
失恋や大切な人との別れなど悲しい出来事が起こる
人との別れは、人生に大きな影響を及ぼします。
大切な人との別れが人生の転機になるなんて、そんな転機はいらないと思う方も多いかもしれませんが、ネガティブな出来事の未来が必ずしも暗いとは限りません。むしろその逆であることも多いもの。
たとえば大好きな恋人との別れ。自分から別れを告げても相手から告げられても、もっと良い未来が築けなかったのかと後悔の念が襲ってくるかもしれません。失恋の痛みというのはそう簡単にはなくなりませんよね。
しかし止まない雨はないように、明けない夜もありません。
思い出してみましょう。
今までも「もうダメだ…」「絶対に立ち直れない…」と絶望を味わったことはあるはず。それでもまた新しい出会いがありましたよね? 新しい恋をしましたよね?
大切な人との別れは、新しい出会いの始まりになるのです。自分が幸せになるため、より良い未来が訪れるための試練であることが多いのです。
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仕事がつまらないと感じる
仕事がつまらない、やりがいを感じなくなってしまった、と感じるのも、もしかしたら人生の転機が訪れている前触れかもしれません。
仕事がうまくいっている、不満や不安はない、という安定した状態は素晴らしいことです。しかし、安定は同時に浮き沈みのない状態。「停滞の始まり」とも言える状態です。
人は、居心地の良い環境を無理に変えようとはなかなか思いません。
しかし「仕事がつまらない」「やりがいを感じない」というのは、いわばチャンス。勇気を出して次のステップに進む時期、今の仕事を辞める決断が必要なときなのかもしれません。
満杯になったコップに新しい水を入れることはできません。新しい水を入れるためには、コップの水を捨てることが必要になるのです。
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思いがけない人との出会い
思いがけない出会いが人生の転機になることも。実際に出会いで人生が大きく動いたという人の体験を見てみましょう。
「フランスにひとり旅したときのこと。とある男性とたまたま往復の飛行機が同じ便で、しかも帰りは隣の席!お互いに運命を感じ、その後おつきあいに発展しました♥」(千葉県・29歳/営業事務)
「車をぶつけられたとき、事故処理にやってきた保険会社の男性。いろいろと相談しているうちに意気投合して、先日めでたく婚約しました♥」(広島県・28歳/販売)
「CDショップでちょっぴりマイナーなCDを注文したら、店員さんに『僕も好きなんです!』とアツく語りかけられた。共通の話題で一気に盛り上がり、メアドを交換。今、イイ感じに進展しています♪」(埼玉県・27歳/記者)
「送別会で幹事をやったときのこと。打ち合わせで何度も会場に通ううちに担当の男性と仲よくなり、送別会の後『今度は仕事じゃなく、プライベートで会ってください』と告白された。もちろん即OK!」(千葉県・29歳/経理事務)
みなさん、もともと期待していなかった場面での突然な出会い。人生の転機は待ち構えているときではなく、思ってもみないシーンで訪れるのかもしれません。
人生の転機が訪れたときにするべき行動とマインド
「何があっても大丈夫」と言い聞かす
人生の転機が突然きたら、感情的になってしまったり、空回りしてしまったりするかもしれません。しかしまずは冷静に、自分には何が起きても大丈夫、何があっても私は私だという自信を持ちましょう。
根拠がなくても大丈夫。
調子に乗り過ぎるのは良くありませんが、これまで怖いと思っていたことを好きなようにやってみましょう。自分を信じて好きなようにやることで、結果も自信もついてきます。
恐れず自分を持ち続けることで、思いがけない転機もうまくいくはずです。
不可能思考を遠ざけて運を味方にする
もしもネガティブな出来事を通して人生の転機が訪れても、ポジティブな言葉を発し続けて運を味方につけましょう。
たとえば「自分は運がいい」「自分ならできる」「必ずうまくいく」、こういった言葉を一日最低5回声に出します。人は目標を言葉にすると、その筋道をイメージする生き物。つまり、可能思考の扉を開くことと同義です。
ポジティブな言葉を繰り返すことで、日常のささやかな幸せもより鮮明になります。「自分は運がいい」と口にすることで見過ごしがちな幸運をはっきり認識できるようになるのです。
また、人に頼ることも大切。
自分一人では抱えきれない、解決策が浮かばない、というのなら、周囲の意見や協力を求めましょう。「三人寄れば文殊の知恵」という日本のことわざのように、人が増えれば知見やコネクションも増えるものです。
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目標を設定する
人生の転機が訪れたとき、自分はどこに行きたいのか、どうなりたいのかという理想像を明確にし、目標設定をしてみましょう。
ただし完璧主義者にならないこと。完璧にこだわると、いきなり大きな目標を掲げ、そしてそれを達成できないと自分を責めてしまいがちです。
まずは小さな目標を設定すること。
なぜ今自分はこのような状態に陥っているのか、周囲を冷静に観察し自分が置かれている状況を見極め、その上でどうしたいのか、どうなりたいのかを考えて、小さな目標作りをしていきましょう。
「意志あるところに道は開ける」というアメリカ16代大統領エイブラハム・リンカーンの有名な言葉があります。転機が訪れた後、どんな未来が来るかは自分次第だということを忘れないでくださいね。