頭ではやらないといけないとわかっていても、なかなか仕事や勉強が手につかない時ってありますよね。特に近年では、リモートを導入する企業も増え、自宅で仕事をすることが多くなった人も多いはず。自由になった反面、周りに仕事仲間がいないことから「モチベーション」を維持するのが難しいと感じることもあるかもしれません。
そこで今回は、「モチベーション」が上がらない原因から、「モチベーションを上げる」方法、やる気が湧く名言などを紹介します。最近「モチベーション」が上がらないとお悩みの方は、参考にしてみてくださいね。
「モチベーション」とは?
「モチベーションを上げる」「モチベーションを維持する」などといいますが、そもそもどのような意味なのでしょうか? 「モチベーション」とは、「物事を行うにあたっての意欲や動機づけ」のこと。人が行動するきっかけとなる要因や目的、動機を表します。なお、「モチベーション」とよく似た言葉に「やる気」がありますが、こちらは行動を始めてから「これをやり遂げよう!」と思う前向きな気持ちのことを表します。
仕事や勉強、ダイエットなど何かを行う前の意欲や動機のことを「モチベーション」というのです。
「モチベーション」が上がらない原因とは?
やることはたくさんあるのに、やる気が起きない状態って辛いですよね。今の状況を打破するためにも、まずはその原因を見ていきましょう。
1:目標や目的が定まっていない
先述したように、「モチベーション」とは「行動を起こす意欲や動機のこと」。そのため、何のために行っているのかがはっきりしない場合、やる気を出せないのは当然です。逆に「資格取得のため」や「海外に留学するため」などの具体的な目標があれば、そのために計画的に努力しようと思えるはず。「モチベーション」を上げる方法を試す前に、まずは自分が何を目指しているのかを明確にしてみましょう。
2:今やっていることが好きではない
誰でも自分が好きなことに関しては、多少大変でもなんとか頑張れるものです。しかし、今行っていることが、周囲から与えられたものであったり、自分が本当にやりたいことではなかった場合、「モチベーション」を維持し続けることは難しくなってしまいます。やりたくないことは、無意識に先延ばしにしてしまったり、手をつけるまで時間がかかったりして作業効率が悪くなってしまうことが特徴です。
3:仕事内容に飽きてしまった
「モチベーション」が上がらないのは、単純に仕事内容に飽きてしまったことが原因であることも。毎日、同じような仕事を同じやり方で行っていると、マンネリ化してやる気も起きず、達成感も湧かなくなってきます。仕事内容をいきなり変えることは難しいため、どうしたら少しでも楽しみながら仕事ができるかを考えたいですね。
「モチベーションを上げる」方法
「モチベーション」が上がらない原因がわかったら、次は「モチベーションを上げる」方法を実践してみましょう。やる気が起きるように工夫することで、少しずつ気持ちが前向きになっていくかもしれませんよ。
1:小さな目標を設定してみる
「モチベーション」が上がらない人の中には、設定する目標が高いためにかえってやる気が起きないという人もいます。完璧主義であるために最終的な大きい目標のみを掲げて、それを達成できないと自分を責めてしまうのです。そんな人には、まず小さな目標を設定することがおすすめ。
これならできるかもと思える小さな目標を一つずつクリアして、自分に自信をつけましょう。また、1ヶ月、1週間ごとに目標を決めていくことで、飽きずに目標へと近づいていけるはずですよ。
2:仕事のやり方や場所を変える
「仕事内容に飽きてしまって、モチベーションが上がらない…」という方は、仕事のやり方や場所を変えてみてはいかがでしょうか? 例えば、朝にやっていた仕事を午後にしてみる、自宅ではなくカフェや図書館で仕事をするなど仕事のスタイルに変化を作りましょう。
または、大きな仕事から先に進めがちな人は、細かな仕事から終わらすことで仕事がサクサク進むようになるかもしれません。仕事内容をすぐに変えるのは難しいですが、作業の順序ややり方を工夫することなら今すぐできますよ。
3:モチベーションが落ちたときのルーティーンを決める
誰にでも、「モチベーション」が上がる時もあれば下がる時もあります。ただ、できることなら「モチベーション」が上がらないことでずっと悩みたくないですよね。そんな時のために、あらかじめ「モチベーション」が下がった時のルーティーンを決めてみてはいかがでしょう?
例えば、出勤したくない日にはお気に入りのファッションやメイクをしてみたり、気分が上がる音楽をかけて仕事をしたり、気分転換に小旅行に出かけるのも良いですね。また、憧れの人たちが集う場に顔を出すことで、頑張っている人からパワーをもらえるかもしれませんよ。
「モチベーションが上がる」名言
言葉の力は偉大なもので、この言葉を聞くと元気になれるといったものが、誰しも1つか2つあるのではないでしょうか? ここでは、仕事や勉強などでやる気が起きない時に聞きたい、「モチベーションが上がる」名言を3つ紹介します。
1:「意志あるところに道は開ける」リンカーン
この名言は、アメリカの16代大統領エイブラハム・リンカーンの言葉です。奴隷解放宣言や「人民の人民による人民のための政治」という演説でも有名で、アメリカの最も偉大な大統領の一人とも言われます。
南北戦争による国家分裂の危機を乗り越えるなど、困難な状況にあっても諦めることがなかったことから「意志あるところに道は開ける」という名言が生まれたのかもしれませんね。一歩踏み出すのを戸惑っている時に聞くと勇気がもらえる言葉です。
2:「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ」高橋歩
実業家で著述家である高橋歩の名言です。自らを「自由人」と称する彼は、20歳で大学を中退後、仲間と共にアメリカンバーを開店。その後、自叙伝を出すために出版社を立ち上げるなどジャンルに捉われない生き方を実践しています。困難な壁にぶつかった時、夢を諦めそうになっている時に思い出したい言葉ですね。
3:「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」井上靖
明治生まれの小説家、井上靖の名言です。確かに夢に向かって前向きに努力している人は将来への希望を語り、怠けている人は現状の不満ばかりを口にしているイメージがあります。「モチベーション」が上がらず、やる気が起きない時ほど思い出したい名言です。
最後に
「モチベーション」が上がらない原因や、やる気が出る方法は人によってさまざまです。まずは、どうして「モチベーション」が上がらないのかに目を向けて、自分の中の目標や動機を明確にしてみましょう。自分に合った「モチベーション」を維持するルーティーンを身につけて、夢や目標を実現させてみてくださいね。
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