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LIFESTYLE

2022.07.25

「ビストロ」ってどんな店?「バル」「ブラッスリー」の違いも解説

「ビストロ」とはフランス語で「気軽に食事をすることができるレストラン」のこと。「ビストロ」「バル」「ブラッスリー」はそれぞれ形態の異なる飲食店です。今回は、「こういうお店っておしゃれだし映えそうだけど、どんな料理が出るか分からない」という人のために、それぞれの違いを紹介します。

「ビストロ」とは?

(c)Shutterstock.com

皆さんは「ビストロ」という飲食店の種類があることを知っていましたか? 「バー」や「パブ」に比べると、「ビストロ」に行ったことのある方は少ないのではないでしょうか。「ビストロに行った」と言うと、なんとなくおしゃれな感じがしますね。まずは、「ビストロ」の意味について紹介します。

「ビストロ」の意味

そもそも「ビストロ」とは何語なのでしょうか。実は英語ではありません。「ビストロ」は「bistro」と表記するフランス語になります。もともと「ビストロ」は、地方からパリへ出稼ぎにきた労働者の人々が食事をする場所だったそうです。

そこから派生して現在では、伝統的で家庭的な料理や、地方色の強い料理をお酒と共に楽しめる飲食店として親しまれています。フランス人にとっては、気軽にワインなどのお酒を楽しめるカジュアルな飲食店のようです。

日本における「ビストロ」

実は、フランスにおける「ビストロ」の意味と、日本における「ビストロ」のニュアンスは、若干異なっています。

「ビストロ」は、フランスの伝統的な家庭料理を楽しむことができる飲食店のことを指しますが、日本では他国の料理を提供する「ビストロ」も多いようです。フランス料理に限らず、お酒と一緒に軽食を楽しめる気軽な場としての「ビストロ」が日本では受け入れられているといえるでしょう。

「バル」と「ブラッスリー」はどう違う?

(c)Shutterstock.com

続いて、「バル」と「ブラッスリー」についても紹介します。「ビストロ」との違いにも注目しながら見ていきましょう。

「バル」とは?

「バル」は「bar」が語源と言われています。「bar」は馴染みのある人が多いのではないでしょうか。イタリアやスペインなどの南ヨーロッパを中心に親しまれている飲食店です。ちなみに、イタリア語では「バール」、スペイン語では「バル」と発音します。

「バル」も「ビストロ」と同様に、庶民的な料理を提供する、カジュアルな飲食店です。ただし、「バル」と「ビストロ」は、国民性による若干の違いがあるそう。

スペインの「バル」は、一日に何度も寄ることができる場として親しまれているようです。朝は朝食をとる場、昼はランチ、夜は夕食の他に軽く一杯飲む、というようにふらっと立ち寄るのがスペイン流の「バル」の楽しみ方。加えて、「バル」はカウンター形式のことが多く、その分お客の回転率も、「ビストロ」と比べると速いのが特徴といえるでしょう。

「ブラッスリー」とは?

「ブラッスリー」は「brasserie」と表記するフランス語です。直訳すると「醸造所」や「ビール醸造所」となります。「ブラッスリー」とは、「ビストロ」と同じようにお酒を楽しむことのできる飲食店です。主にビールなどのお酒類を提供している場合が多く、「ビストロ」よりも大衆的でお酒メインのお店になります。

「ビストロ」「バル」「ブラッスリー」のまとめ

それぞれの意味を紹介したところで、「ビストロ」「バル」「ブラッスリー」の違いをまとめてみましょう。

フランス発祥の飲食店が、「ビストロ」と「ブラッスリー」になります。「ビストロ」は、食事とお酒を気軽に楽しむことのできるカジュアルなレストラン。「ブラッスリー」は、お酒をメインにおつまみなどの軽食を楽しむ、「ビストロ」よりも大衆的な飲食店・居酒屋です。

一方、「バル」は、主に南ヨーロッパのイタリアやスペインで親しまれている飲食店になります。カウンター形式で、一日の内に何度も立ち寄ってふらっと飲食ができる手軽なお店といえるでしょう。

フランスの飲食店の種類を紹介

(c)Shutterstock.com

食事をする場でも、様々な形態があることが分かったのではないでしょうか。「ビストロ」や「ブラッスリー」だけでなく、様々な飲食店の種類があり、オケージョンによって使い分けることが多いです。そこで、フランスの飲食店の種類を紹介しましょう。

1:グランメゾン(grand maison)

「グランメゾン」は日本で使われる、最高ランクのフランス料理店を指します。実際にフランスで「グランメゾン」という言葉が使われることはありませんが、日本では、主にミシュラン3つ星レベルのフランス料理を提供する場が「グランメゾン」です。

2:オーベルジュ(auberge)

宿泊施設を備えたレストランのことを「オーベルジュ」といいます。ただし、宿泊メインの施設に敷設されたレストランではなく、飲食店をメインとした宿泊施設のレストランが「オーベルジュ」と言うのだそうです。

3:レストラン(restaurant)

フランスにおける「レストラン」は、比較的格式のあるフランス料理店のことを指しています。日本では飲食店のことを「レストラン」とひとまとめにされがちです。しかし、フランスでの「レストラン」には、年齢制限やドレスコードがある場合も多いので注意したほうが良いでしょう。

4:カフェ(café)

「レストラン」よりもカジュアルな食事の場として、「ビストロ」や「ブラッスリー」がありますが、より軽食を提供する喫茶的な役割を果たしているのが「カフェ」といえるでしょう。日本で受容されている「カフェ」とほぼ同義のお店の形態になります。店内だけでなく、街路にも席が置かれ、席によって値段が異なる場合もあるようです。

イタリアの飲食店の種類を紹介

(c)Shutterstock.com

最後にイタリアでの飲食店の種類を紹介します。フランスとイタリアの言葉の違いなどに着目しながら、食事をする際の参考にしてみてくださいね。

1:リストランテ(ristorante)

イタリアでは、高級なコース料理などを提供する場を「リストランテ」といいます。高価なお酒や料理を楽しむことができ、ドレスコードが決められている場合が多いようです。

2:トラットリア(trattoria)

フランスでいう「ビストロ」と同じ位置づけなのが「トラットリア」になります。伝統的な家庭料理を楽しむことができる、大衆的な飲食店といえるでしょう。

3:タヴェルナ(taverna)

「タヴェルナ」は、「トラットリア」よりも簡易的な飲食店のことを指します。軽い食事とお酒を楽しむことができるようです。

4:カフェテリア(caffetteria)

「カフェテリア」は、フランスや日本でもおなじみの「カフェ」と同義といえるでしょう。軽食やスイーツ、コーヒーなどを楽しむことができます。

最後に

今回は、「ビストロ」や「ブラッスリー」、「バル」など海外のお店の種類について紹介しました。お店の名前に「ビストロ」や「ブラッスリー」などが付けられている場合もありますので、違いを理解して友人や家族との食事を楽しんでみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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