【目次】
・夜中に目が覚める原因とは?
・眠りが浅いと感じる女性は多い
・夜中に目が覚める「中途覚醒」の対策法
夜中に目が覚める原因とは?
考えられる原因1:加齢
夜中に目が覚めてしまう原因の一つに「加齢」が関係している可能性があります。
人は年齢とともに眠りが浅くなる傾向があり、歳とともに睡眠のリズムと覚醒のリズムの振れ幅が短くなっていくのだそう。
そのため、朝起きたときに疲労感や眠気が強く残っているわけではないのなら、老化現象の可能性があるので深く気にしなくても良いかもしれません。
考えられる原因2:ストレス
ストレスや心の疲れなどの「精神的疲労」が睡眠に関わっている可能性も。人間関係や仕事で強いストレスを感じると、人は自律神経のバランスが乱れやすくなり、眠りが浅くなったりイライラしやすくなったりします。
さらに最近では「SNS疲れ」も増えていています。既読に対する返信のプレッシャーやフォロワー数、いいね数を気にしてしまうことが、精神的な疲労に繋がってしまうことも。
精神的な疲労は20代〜60代にはもちろん、10代にもよく見られます。
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考えられる原因3:寝室環境
寝室の環境が影響し、夜中に途中で目が覚めてしまうこともあります。
例えば寝室の湿度が高すぎて体が不快を感じてしまっていたり、通気性の悪い布団が原因で背中が蒸れてしまったり。これらは夜中、途中で目が覚めてしまう原因になり得ます。
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考えられる原因4:トイレ
夜中、尿意を催して目が覚めてしまうという人もいます。冬場は気温の影響で体が冷えてトイレに行きたくなる、という人も多いですが、他にもアルコールや頻尿による原因も考えられます。
アルコールには利尿作用があります。寝る前にお酒を飲むと、摂取してから3〜4時間後くらいに尿意を感じて目覚めやすくなると言われています。過活膀胱などによる頻尿も、夜中目覚めてしまう原因になります。
眠りが浅いと感じる女性は多い
熟睡できていないと感じる人は半数近い
ミュゼプラチナムが全国の20〜34歳有識者の女性1,357人に「睡眠」に関する調査を実施したところ、「眠りが浅く熟睡できていない」と回答した人は、なんと半数近くいるという結果に。
思い当たる原因は「寝る前の過ごし方」にアリ
眠りが浅い原因として思い当たることがないか尋ねると、「寝る前の過ごし方」や「仕事の心配事やストレス」が上位を占めました。
ちなみに、寝る前の過ごし方では「スマホやPCを見る」という人が圧倒的に多いという結果に。
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夜中に目が覚める「中途覚醒」の対策法
朝陽を浴びる生活を心がける
私たちの身体には、朝陽を浴びると目が覚め、夜に自然と眠くなる仕組みが備わっています。眠気を誘う「メラトニン」というホルモンが、朝太陽を浴びてから15〜16時間後に生産量が上昇する性質があるため、起きたらまず太陽の光をしっかり浴びるのが大事です。
起床や就寝時間が不規則だったり、カーテンを閉めたまま閉じこもっていたりするような生活は、メラトニンの分泌サイクルが乱されてしまうので、太陽の光を浴びることに加え、同じ時間に起きることも意識してみましょう。
ベッドにスマホを持ち込まない
夜中に途中で目が覚めないよう熟睡するために、スマホはベッドに持ち込まないことをおすすめします。
スマホは至近距離で強い光を浴びるだけでなく、能動的、かつエンドレスに興味のあるサイトに移動できてしまいます。これでは脳が睡眠モードになれません。
また、人間は場所と行動をセットで記憶するものなので、眠るとき以外はベッドに横になるのを避けましょう。
パートナーとは別々のベッドで眠る
彼や夫がいる人は、ベッドを別々にして寝ることをおすすめします。
相手の体温が自分の体温放出の妨げになったり、接触することで目が覚めたり、お互いの睡眠の質を下げる元になってしまいます。
もっと言うと、心地よく感じる室温も異なることが多いので、別室で眠ることがベストです。
鶏むね肉を一日100g食べる
鶏むね肉には、抗酸化作用のあるイミダペプチドという成分が豊富に含まれています。
これは、自律神経の疲労を軽減し回復を促す成分。毎日食べ続けることが大切ですが、難しいようならサプリとの併用もOKです。
寝室の室温は27〜29°C
快適な睡眠は、布団内の温度を33°Cくらいに保つのがベストだと言われています。
そのため、夏だと室内の温度はおおよそ27〜29°Cくらいに設定するのがベター。
また、湿度の高い日には部屋をドライに保つことも大切です。エアコンを上手に利用し、湿度と温度の管理に気を配って快適に眠るための環境を整えましょう。
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季節に合った寝具を使う
睡眠中、体を覆う寝具は「睡眠の質」に大きく関係します。
眠りが浅いレム睡眠時は、暑さや寒さなのどちょっとした不快な感覚があるだけでも、目を覚ましてしまう原因に。そのため、質の高い睡眠を維持するために、季節に合った寝具を使って適温で眠れるようにしましょう。
例えば、夏場はひんやりした触感のシーツやタオルケットなどを使ったり、冬場は足元を温める湯たんぽや、首元から布団の中に冷気を入れないように工夫された掛布団を使ったり。
寝具を変えるだけで夜中目覚めなくなった、という人は少なくありませんよ。