【目次】
・ジョギングで運動不足を解消!
・こんな症状が気になる人におすすめ
ジョギングで運動不足を解消!
【1】女性にはどんなメリットがある?
教えてくれたのは… 杉山力一先生
[杉山産婦人科グループ3院の理事長。医学博士]
≪女性ホルモンを整える≫
女性のお肌・ココロ・カラダの健康すべてに深いかかわりのあるホルモンバランス。ちょっとしたきっかけでバランスを崩しがちな女性ホルモンは、増やすのではなく整えることが大切です。
女性ホルモンのバランスを整えるための対処法として、おすすめの一つが運動です。カラダ全体のめぐりが活性化してストレスを解消するため、女性ホルモンのバランスがどんどん安定してきます。
【2】効果を感じたらやめてもいい?
『運動は、継続することで筋肉に負荷をかけるため、心地よい疲労からぐっすり眠れるようになり、睡眠の質が徐々に向上していきます。また、カラダ・ココロ・お肌・ボディラインすべてのより良い変化が期待できるはず! 毎日10~20分の運動をする時間を積極的につくりましょう』(杉山力一先生)
\ポイント/
長時間&ハードなランニングではなく、カラダとココロが心地よいと思う程度の軽いジョギングを行いましょう。初心者の人も自分のペースでOK。少しの時間でも継続することで違ってきます。
こんな症状が気になる人におすすめ
【1】首肩コリ・頭痛・喫煙者
頭が痛くてツラい時は鎮痛剤を使うケースが多いと思いますが、頭痛の原因はひとつではありません。
教えてくれたのは… 大木さと子さん
[漢方アドバイザー・国際中医薬膳師]
≪さまざまな頭痛の原因≫
・冷えや首肩の凝りによる血行不良
・過度の喫煙などによる酸素不足
・低気圧や湿度が高い状態により、体内の水分が停滞… など
首肩のコリや、喫煙による酸素不足・冷え性がある場合は、冷え予防や血流促進の意識を。軽いジョギングなどを継続的に行いましょう。
【2】便秘
『女性に多い便秘は、便を排出するための腹筋力が低下していることも大きな原因。スムーズなお通じを取り戻すために、軽いジョギングなどを毎日10~20分程度習慣づけましょう。お腹についた筋肉は、便秘による代謝の低下や、お腹まわりの冷えのケアにも一役買ってくれますよ』(杉山力一先生)
【3】女性ホルモン
はじめの章でも紹介しましたが、ジョギングなどの運動は女性ホルモンを整えるためにも役に立ちます。
『女性ホルモンの調整には、下半身の筋肉を増やすことが効果的であると考えられています。ジョギングと合わせて、足上げ運動やヒップアップ筋トレなどを行うのもおすすめ』(杉山力一先生)
【4】PMS
『下腹部の痛みやむくみのほか、イライラ・不安など心の不安定をも引き起こすPMS(生理前症候群)。ジョギングなどの軽い有酸素運動を行っている人の方が、PMSの症状が軽いというデータがあります。
普段使っていない筋肉を使うことで身体がリフレッシュされ、眠りの質が向上したり、ストレスの軽減にもつながりますよ』(杉山力一先生)