【目次】
・小顔矯正って本当に効果がある？
・セルフで小顔を目指す方法とは
・美容医療においてのおすすめの小顔治療
小顔矯正って本当に効果がある？
そもそも大顔の原因とは
顔が大きく見える原因は、脂肪や骨格、筋肉だと言われています。顔に脂肪がつきやすかったり、骨格がしっかりしていたりすると、顔が大きく見えてしまいがち。また、噛み癖により顔の筋肉が発達したり、歪みが出たりすると、大顔になってしまうこともあるよう。
筋肉や脂肪が原因の場合は日々の生活習慣の見直しや、小顔矯正サロン等で改善できることもあるかもしれませんが、骨格が原因の場合は小顔矯正施術での改善は難しいと言われています。そのため、小顔矯正ではなくヘアスタイルやメイクで小顔に見せる努力が必要かもしれません。
蓄積した不要な水分などが滞ることにより、顔のたるみやむくみが引き起こされ、顔が大きくなっている可能性もあるようです。顔の表情筋やゆるみ、コリを刺激してあげることで、たるみが解消され、すっきりとした小顔になるかもしれません。
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マッサージなどで一時的にむくみを取ることは可能
整体師・大貫さんによると、マッサージをすることはむくみに対して有効的なのだそう。
「むくみ（浮腫）とは、細胞と細胞の間の水が、異常に増加した状態を言います。身体に余分な水分が溜まっている状態です。血液やリンパ液の流れが低下していることが、一因として考えられます。前日にビールやワイン、日本酒などのアルコールをたくさん飲み過ぎると血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張して静脈やリンパによる水分の処理がうまくいかなくなるので、むくみやすくなります。
解決法としては、まず塩分や水分を控えることが必要でしょう。加えて、血液・リンパの流れを活性化させるようなマッサージをすることも有効な手段となります」（大貫隆博さん）
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本格的な小顔治療は美容外科手術が有効
マッサージやエステなどによる一時的な効果ではなく本格的に小顔になりたい人は、フェイスリフトや骨削り、顔の脂肪吸引や脂肪除去などの美容外科手術が効果的。
しかしそれなりに大がかりな手術となるため、費用やダウンタイム（施術してから回復するまでの帰還）、治療に伴うリスクがそれぞれ発生してしまいます。
そのため、比較的簡単な美容皮膚科領域で治療を受けたい人が増えてきていて、美容皮膚科領域では、費用やダウンタイム、リスクを抑えた治療が可能だそう。
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セルフで小顔を目指す方法とは
たるみを引き締めるマッサージをする
モデル兼YouTuber・石井さん伝授の、たるみ引き締め3分マッサージ。
「小顔はマッサージでつくれます。私は毎日メイク前に6分、全顔に効くマッサージをやっているのですが、むくみが取れてスッキリし、肌もトーンアップ。メイクの手順のひとつに組み込んでしまえば、習慣になりますよ」（石井亜美さん）
＼How to／
1. 耳上頭をほぐす
クリームかオイルを顔になじませておき、親指で側頭部をよくほぐします。スマホやPCで目が疲れていると凝って硬くなっていることも。
2. こめかみ流し
こめかみからフェイスラインを通り、鎖骨へと指の腹を使って3回流します。側頭部をほぐしているため、流れやすく、頭の老廃物がすっきり。
3. 頬骨流し
親指を使い小鼻の横から外側に向けて、頬骨を押し上げ30秒間ほぐします。ほうれい線にアプローチができるのだそう。
4. 筋肉をもみほぐす
顔のお肉と内側の筋肉をもみほぐすイメージで、指でつまみながら30秒マッサージします。毎日使って凝っている部分なので全体をまんべんなくマッサージしてあげると◎。
5. あごをマッサージする
親指で顎のお肉をそぐように30秒間流します。最後はフェイスラインから耳横まで、親指で引き上げましょう。
6. 横幅をほぐす
軽く手を握り、エラの部分を30秒間ほぐします。噛み癖や歯を食いしばる癖がある人はここが発達している可能性もあるそうです。しっかりほぐすようにしましょう。
【たるみ引き締め】3分マッサージ｜ルーティンにしてたるみにくい顔をつくる！
顔のむくみが解消できるマッサージをする
朝晩のリラックスタイムにおすすめなのが、顔のむくみを解消することのできるマッサージ。
＼How to／
1. 耳のすぐ横にある顎（顎関節あたり）に、軽く中指と人差し指をあてましょう。口を半開きにすると“顎関節”の位置がわかりやすいはず。
2. 前から後ろに向かって円をかくように、30～50回程度刺激しましょう。
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即効！ マッサージで顔のお疲れたるみをリセットする
鍼灸師・光本さんによると、表情筋のゆるみやコリをほぐしてあげると、たるみが解消できるのだそう。
「たるみを解消するには、顔の表情筋のゆるみやコリをしっかり刺激してほぐし、血流と表情筋を活性化させるマッサージが効果的」（光本朱美さん）
顔のたるみをリセットするマッサージのポイントは“ユビバリー”。
人差し指を折った第2関節の先端を“ユビバリー”とし、表情筋を刺激しほぐします。頭や耳は、親指の腹も使って挟むようにほぐすといいのだとか。
全て左右同時に行います。
＼How to／
1. 顔全体にマッサージクリームを塗ります。両耳を後ろ側から親指と人差し指で挟み、耳を軽く二つ折りするように15回動かしましょう。
2. 耳の上の髪の生え際に“ユビバリー”をあてます。親指を使って前後からつまむように5回強く揉みます。上にずらして3ヶ所も同様にしっかり揉んでいきます。
3. 親指を耳下に添えて、口角の少し外側のあごの骨のすぐ上に“ユビバリー”をグッと押し込みます。その場で5回くるくるほぐしましょう。上にずらして5ヶ所も同様にほぐしていきます。
4. 耳の下に親指をあて、それを支点とし“ユビバリー”を左右の口角の下にあてて耳の下に向け5回滑らせます。上にずらして3ヶ所も同様に行います。
5. 親指を耳の手前に沿え、左右の小鼻のわきに“ユビバリー”をあてます。その場でグッと力を入れ、10回くるくる回しほぐします。外側にずらして3ヶ所も同様に行います。
6. 親指を耳の手前に添え、左右の小鼻のわきに“ユビバリー”をあてます。ぐっと力を入れ、ほお骨の高い部分まで真横に5回滑らせます。
7. “ユビバリー”を眉尻の上の髪の生え際にあて、中心に向けて1回滑らせます。上にずらして5ヶ所を同様に行いましょう。これを2セット繰り返します。
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かみ合わせ部分をほぐしてむくみにくい顔にする
Oggi本誌の元副編集長・益田さんによると、かみ合わせ部分はむくみがちなのだそう。
「嚙み合わせ部分が凝っていると流れが悪くなり、むくみがちなので、気になったら手でクルクルとマッサージ。会議中でもこっそりできます！」（益田史子さん）
舌回しでむくみを効果的に解消する
エディター・野澤さんによると、舌まわしエクササイズはむくみに効果的で、顎のもたつきを解消してくれるのだそう。
「口を閉じ、歯の外側に舌を沿わせるようにして、疲れ果てるまで舌回し(笑)。頰の位置が上がり、継続するとあごのもたつきも解消！」（野澤さん）
美容医療においてのおすすめの小顔治療
ボツリヌス菌毒素注射
「ボツリヌス菌毒素注射」は、耳の前辺りから下顎の外側（エラ）辺りの筋肉“咬筋（こうきん）”が発達しすぎている人におすすめの治療法です。
はなふさ皮膚科・花房先生によると、東アジア人は咬筋肥大症といって咬筋が発達しすぎている人が多いのだとか。咬筋肥大症の人は、歯をか噛み締める癖や歯ぎしりをする癖があるよう。歯を噛み締めた時に顎の辺りが硬くなる人も、咬筋肥大症の可能性があるようです。
「病院では、この咬筋に直接ボツリヌス菌毒素製剤を注射します。ボツリヌス菌毒素製剤には、神経と筋肉の伝達物質を遮断し、筋肉の働きを弱め、筋肉を萎縮させる効果があります。
咬筋を弱めると物を噛めなくなるのでは、と心配になる方も多いかもしれませんが、咬筋以外にも物を噛むための筋肉は存在しますので、治療をおこなっても物を噛むことができなくなるということはありません。むしろ咬筋肥大症の方は咬筋が異常に発達していますので、少し減らしておいたほうが歯ぎしりなどが少なくなり、いいということも考えられます」（花房先生）
・副作用
内出血、左右の非対称、ボツリヌス菌毒素に対する抗体の産生、年齢によってはフェイスラインがたるむことがある。
・ダウンタイム
内出血になった場合は、消えるまで1～2週間程度かかることも。
脂肪溶解注射
はなふさ皮膚科・花房先生によると、顔に脂肪が多くある人は、脂肪溶解注射で脂肪を減らすことも一つの手段だそう。
「もし顔の脂肪が多く見られる方には、脂肪溶解注射にて脂肪を減らすことを考えてもよいかもしれません。ただし日本ではまだ承認品ではないため、効果を確実に実証するものではありません。人によってやや効きが違ってくるでしょう」（花房先生）
・副作用
製剤に対するアレルギー、腫れることがある。
・ダウンタイム
製剤にもよるが、腫れが数日～1週間程度続く場合がある。また内出血になった場合は、消えるまで1～2週間程度かかることも。
HIFU（ハイフ）
ハイフ（HIFU）は、超音波を使い、頬や顎、首の下にあるスマス（SMAS）という組織に熱を集中させ、たるみを引き締める治療法です。
「短期的にはスマスのコラーゲンの熱変性を利用し、収縮させます。中長期的にはその収縮した状態でコラーゲンが再構築されることでたるみを改善、予防します。一部の機器では日本でも承認され、安全性と効果が実証されています。実際に顔が小さくなるわけではないのですが、顔が引き締まった結果、『顔が小さくなった』と感じる方が多いのも特長です」（花房先生）
・副作用
腫れ、やけど、肝斑の悪化、稀だが神経損傷がある。
・ダウンタイム
数時間～数日、赤身やむくみが目立つことがある。
スレッドリフト
スレッドリフトは、医療用の糸を使ったたるみ治療。
「フェイスラインを引き締めるため、小顔になったと感じる方が多いでしょう。ただし日本ではまだ承認品がありませんので、効果を確実に実証するものではありません。そして、こちらも人によってやや効きが違ってくるでしょう」（花房先生）
・副作用
数日～数週間程度続く内出血、痛むことがある。
・ダウンタイム
数時間～数日、赤身やむくみが目立つことがある。また内出血になった場合、消えるまで1～2週間程度かかることも。
