ハロウィンの正しいスペルは2通り!
ハロウィンは、英語でHalloweenもしくはHallowe’enとつづるのが正解です。英語では、人の名前や地名、お祭りの名前などの固有の名称を示す単語は大文字で始めるというルールがあるため、アメリカを中心に祝われることがあるハロウィンも最初のHは大文字でつづりましょう。
語源を考えるとHallowe’enが正解?
ハロウィンは「万聖節の前日」のお祭りで、元々は「All Hallow’s Even」を短縮した言葉です。そのため、Hallowe’enというように短縮を示す「’」が記載されることがあります。語源を考えるとHalloweenではなくHallowe’enのスペルが正解といえるかもしれません。
発音はハロウィーンが正解!
日本語ではハロウィンと呼ばれますが、発音記号では「h`æləwíːn」となるため、ハロウィーンと伸ばすのが正解です。また、アクセント記号が「ウィ」の部分にあるので、意識して強めるとより英語的な発音に近づきます。
バンドのスペルはHelloweenが正解!
ハロウィンという名前のバンドもあります。ドイツ生まれのヘヴィメタルバンドで、こちらのつづりはHelloweenが正解です。ハロウィンよりはヘロウィンのほうがより正確な発音といえるでしょう。
「Halloween」という名前の映画からインスピレーションを受けてバンド名をつけたとされていますが、ヘヴィメタルらしくHell(地獄)という単語を組み込んだため、Helloweenと表記します。
ハロウィンについて知っておきたい3つのこと
ハロウィンは紀元前のケルト民族の風習から発展したお祭りで、さまざまな地域の習慣なども組み込んで変化してきました。現代ではアメリカなどで盛大に祝われていますが、日本でも季節のイベントとして馴染みがあります。とはいえ、元々日本に存在したイベントではないので、ハロウィンに馴染むために知っておきたい3つのポイントを紹介します。
挨拶するときは「Happy Halloween」
ハロウィンの挨拶は「Happy Halloween」が一般的です。「ハロウィンおめでとう」や「楽しいハロウィンを」の意味で使われます。お誕生日のときに「Happy Birthday」と言う感覚で、10月31日には退社時などに「Happy Halloween」と声を掛けることもできますね。
お菓子が欲しい子どもは「Trick or Treat」
「Trick or Treat」と言いながらお菓子をねだる風習は、1950年代ごろから一般的になったといわれています。アメリカではさまざまなお化けなどに仮装をした子どもが近隣の家を訪れ、お菓子を集めているようです。
日本ではあまり一般的な風習ではありませんが、ハロウィンに因んだお菓子はたくさん販売されているので、その時期ならではのお菓子を楽しみにしている方も多いでしょう。
返事はHere you are
「Trick or Treat」とは「お菓子をくれないといたずらするよ」を意味します。お化けに扮した子どもたちに悪さをされたくないときは、お菓子を「Here you are(さあどうぞ)」と渡しましょう。
事前にお菓子を準備しておくと、スムーズに渡すことができます。ハロウィンらしいかわいいお菓子を買って用意しておきましょう。
ジャックオーランタンは元々はカブ
ハロウィンといえば、オレンジ色のカボチャをくり抜いたランタン「ジャックオーランタン」です。これはアイルランドの民話に基づいたもので、悪魔をだまして命を永らえた意地悪ジャックが、カブでつくったランタンで照らしながらさまよっている様子を模したものとされています。アメリカではカブが手に入りにくかったため、簡単に手に入るカボチャでジャックオーランタンがつくられました。
正しいハロウィンのスペルを覚えておこう
ハロウィンの正しいスペルはHalloween、もしくはHallowe’enです。万聖節の前日という元々の意味を表現するなら、Hallowe’enと記すほうがよいでしょう。日本でも季節のお祭りとしてハロウィンのイベントをする機会が増えてきました。カードやメールなどに書く場合も想定して、正しいスペルを覚えておきましょう。
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