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「ハロウィン」といえばいの一番に仮想を思い浮かべる人も多いのでは? 楽しみたい気持ちはあるのだけれど、衣装を作るなんて絶対無理…!という人も多いはず。本記事では、簡単な衣装をたくさん紹介していきます。
「ハロウィン」の仮装、簡単にできるもの「赤ちゃん向け」
何をしても可愛らしい赤ちゃんの仮装はとっても簡単。おすすめなのは丸っとしたフォルムのカボチャの着ぐるみ。雑貨屋さんや通販などで簡単に手に入ります。他にはコウモリの仮装グッズも多め。『スターウォーズ』のキャラクターや、『アナと雪の女王』のオラフなど、映画やアニメーションの中で、何かと憎めなかったり、いじられたりする立ち位置のキャラクターも良さそう。
「ハロウィン」の仮装、簡単にできるもの「低年齢の子ども向け」
では、小学生の子どもたちはどうでしょう? 手作りをしたり、100均を上手に活用したりしてもいいですね!
100均で購入する
ダイソーやキャンドゥなら、ワンコインで仮装グッズが手に入ります。ポリスやナース、魔女といった、子どもたちに人気のコスチュームが店頭にずらりと並ぶ様子に、秋の訪れを感じる人も多いのでは?
また、セリアでは、「ハロウィン」に欠かせない特殊メイクシールが豊富。腕に貼るだけで、痛々しい傷口ができるシールがたくさん揃っているので、それらを貼るだけで妖怪っぽくなりますね。
マスクにひと工夫
もう、すっかり日常生活のマストアイテムとなったマスクを、仮想に利用してもいいですね。マスクに怖い口の絵や、血がしたたり落ちている口元などを描けば、それだけでかなり「ハロウィン」っぽくなります。
鬼滅の刃、SPY×FAMILYなどアニメのコスチューム
小学生にもすっかりお馴染みとなった『鬼滅の刃』のコスチュームは鉄板で喜ばれそう。緑と黒の市松模様の布を買ってきて羽織を作れば、『炭治郎』の出来上がり。女の子なら胡蝶しのぶが良さそう。他に『ちいかわ』『ONE PIECE』『ポケモン』のキャラ、『名探偵コナン』のコナン、『SPY×FAMILY』のアーニャあたりが人気の様子。手芸専門店のokadayaなどに行けば、スタッフからの提案と共に、さまざまな手作りコスチューム素材が手に入ります。
「ハロウィン」の仮装、簡単でおすすめのアレンジ「高校生向け」
高校生くらいになると、通販や専門店でリーズナブルなコスチュームを購入してもいいですね。
初心者には魔女
魔女のトンガリ帽子をかぶって、ほうきを持てば、誰でも魔女に変身できます。いちばん簡単といってもいいのが、『魔女の宅急便』のキキ。黒いワンピースを着て、赤い大きなリボンをつければ、一目でキキとわかりますね。
おすすめは囚人
ボーダーシャツと、黒のタイトフィットなパンツさえあれば完成するのが囚人。100均などで、変装用メガネを買ってきて、つければ完成です。全身をボーダーにしてもいいですし、ミニスカートやタイトスカートと合わせて、カワイイ囚人を演出しても楽しいですね。
人気が高いのはディズニーキャラクター
高校生には、『アリス』や『シンデレラ』『アナと雪の女王』など、ディズニーのキャラクターが人気。ディズニーストアの通販やリアル店舗で豊富に用意されています。お小遣いの範囲で上手に仕入れて、自分流のアレンジを楽しんでみましょう。
「ハロウィン」の仮装、おすすめのコスチューム「大人向け」
さて、大人の仮装はどんなものが人気なのでしょうか? 20代女性に尋ねると、以下の”職業”が人気が高いことがわかりました。
メイド
ディズニーキャラクターや魔女などは、20代女性にも好評ですが、さらにメイドも人気があります。大人になると、より女性らしさを前面に押し出したコスチュームを、大胆に着こなす人も増えてくるのですね。メイドの場合には、普段身につけないレースや、超ミニスカートなどを思い切って身につけましょう。
ポリス
こちらもメイド同様、エロかっこいい、エロかわいいという路線がいいのではないでしょうか。ボディラインにぴったりフィットしたタイプの制服を着て、かっこよく決めてください。制服さえ着れば、誰でもすぐできるのがいいところです!
ナース
ポリスと同じで、やはり制服を着るタイプの仮装はビギナーにおすすめ。女性の仮装は、年齢が上がるごとにセクシーになっていく傾向がありますので、ナースも年齢に合わせて、網タイツを履いたり、肩を出してみたり、この時にしかできないおしゃれを楽しみましょう!
「ハロウィン」は出会いの場?
あるアンケートによれば、「ハロウィン」は出会いがありそうなイベントの第2位にランクイン。実際、「仮装をしていて知らない人に声をかけられたことがあるか?」と尋ねても、6割近くが「ある」と答えています。
仮装をしていると非日常が楽しめるので、声をかける側もかけられる側も、気安くできる雰囲気があるのかもしれません。特に推し作品のキャラなどの扮装をすれば、同じ作品が好きな人との交流が生まれて友人が増える、なんてこともあるかもしれません。
そもそも「ハロウィン」には、なぜ仮装をするの?
とにかく仮装を楽しむのもいいのですが、一応、なぜ仮装をするのかを知っておくといいかもしれません。
「ハロウィン」は、もともとアイルランドに移り住んでいた、ケルト民族の秋のお祭り「サウィン」がルーツだといわれています。「サウィン」は秋の収穫を祝うとともに、秋と冬の境目の儀式でもあります。
ケルト民族は、11月1日から暗い冬が始まると考えており、その前日である10月31日には、あの世とこの世が通じやすくなっていると伝えられていました。そのため、死神や悪霊・妖怪などが、あの世からこの世にやってきたときに、それらに襲われないようにするために仮装をしていたのです。
ケルト民族は、その後カトリック教に吸収されてしまいましたが、カトリック教徒は、自分たちの暮らしにケルト文化を取り入れました。「ハロウィン」もその一つです。「サウィン」がカトリック教徒に広がることで、徐々に現在の「ハロウィン」に近づいていったと考えられています。
現在のアイルランドの「ハロウィン」は?
アイルランドは「ハロウィン」発祥の地ではありますが、現在は、欧米同様の「ハロウィン」が盛大に行われています。特に有名なのが、北アイルランドのデリーという街の「ハロウィン」。夜、暗い中、ライトなどを駆使した派手な仮装や、大きな作り物のパレードなどもあるそうで、例年、多くの人で賑わうそうです。
また、アイルランドでは「ハロウィン」といえば、家族で食事を楽しみます。食事にはたくさんのスイーツも登場するのですが、やはり定番はカボチャのスイーツ。手づくりのパンプキンパイを焼く家庭も多いそうですよ。この辺りは日本と同じですね!
他にも、アイルランドの「ハロウィン」で印象的なスイーツといえば、「バーンブラック」という伝統的なパウンドケーキ。ケーキの中に、豆や棒・布・小銭・指輪などを生地に混ぜて焼き、何が当たるかで運勢を占うというもの。
ちなみに、豆は「来年、結婚することはないでしょう」、布は「貧乏になるかも」、指輪は「近々結婚かも」という意味があるそうです。楽しそうですね!
最後に
今年の「ハロウィン」の仮装のテーマはイメージできましたか? 初心者は簡単でわかりやすいものが良さそう。アイルランドの伝統菓子「バーンブラック」も、ぜひ試してみてくださいね。
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