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2024.09.11

11月13日は茨城県民の日って知ってた? イベントや無料になる施設をご紹介

11月13日は茨城県民の日です。公立の学校が休みになり、各地でイベントが開催されるほか、無料や割引になる施設もあります。本記事では、茨城県民の日ができた由来や無料・割引になる施設をご紹介。また、県にまつわる豆知識もあわせて解説します。

11月13日は茨城県民の日

ひたちなか海浜公園のネモフィラとそれを眺める人々の写真
(c)Adobe Stock

11月13日は茨城県民の日です。県内の公立学校(小中高)が休みになり、さまざまなイベントが開催されます。県内をはじめとする多くのレジャー施設が無料または割引となるため、家族や友人と出かけるのにおすすめです。

ここでは、11月13日が茨城県民の日となった由来や、この日にまつわる意外な事実を紹介します。

県内の公立学校が休日になる

茨城県民の日は、県内の公立小中学校・高等学校が休日になります。ただし、茨城県民の日は国民の祝日ではないため、振替休日はありません。昨年2023年の11月13日は月曜日でしたが、今年2024年は水曜日です。

そもそも、県民の日はすべての都道府県にあるわけではなく、2024年9月現在で19都道県のみに存在します。そのうち、公立学校が休みになるのは、今のところ茨城県や埼玉県、東京都などの一部に限られています。

茨城県民の日の由来とは?

茨城県民の日の由来は、明治4年に遡ります。廃藩置県により全国に3府302県が設置され、大規模な統廃合が行われた結果、茨城県、新治県(にいはりけん)、印旛県(いんばけん)が生まれました。その後、新治県、印旛県との統廃合を経て、明治8年に現在の茨城県の形となったのです。

初めて「茨城県」という県名が用いられたのが明治4年11月13日であるため、その日を「県民の日」とすることになりました。

茨城県民の日は郷土の歴史を知り、自治の意識を高め、より豊かな生活と県の躍進を願う日として、昭和43年に県の条例で定められています。

実は11月13日は間違いだった?

茨城県民の日の由来は、茨城県という名前が初めて用いられた日が13日だったためと先述しました。しかし近年、この日付が間違いだったことが発覚しています。

発覚したのは、2015年に茨城県で行われた公立高校の入試です。社会科の試験で茨城県民の日に関する問題が出題された際、茨城県の範囲を新治県・印旛県・茨城県に統合したのは11月13日ではなく翌日の14日ではないかという指摘があり、間違いに気づいたということです。

調査の結果、法令上で茨城県が誕生したのは11月14日だったことが判明し、茨城県では11月13日の記述を「茨城県が置かれた」から「初めて『茨城県』という県名が用いられた」に修正しました。ただし、茨城県民の日はそのまま11月13日で変更はされていません。

イベントや施設割引等がある

茨城県民の日は各地でイベントが開催され、無料・割引になる施設も豊富です。水戸市の県立歴史館では例年​いちょう並木のライトアップが行われ、秋まつりを開催する施設もあります。

県内のほか東京や千葉県など近隣の地域でも無料・割引になる施設があるため、チェックしてみるとよいでしょう。2024年の茨城県民の日は水曜日ですが、時間があれば出かけてみてはいかがでしょうか。

茨城県ってどんなところ?

茨城県の市町村図

茨城県は、日本列島のほぼ中央を占める関東地方の北東にあります。偕楽園や鹿島神宮といった文化遺産が各地に遺され、日本画の横山大観をはじめとする芸術家を多数輩出しています。これら文化的風土に育まれた伝統を踏まえながら、文化活動も盛んに行われているのが特徴です。

そんな茨城県には、日本初や日本一となるものがいくつもあります。詳しく見てみましょう。

茨城発祥の日本初がたくさん

茨城県には日本初となるものが少なくありません。茨城県発祥として、以下のようなものがあげられます。

・オセロ
・ラジオ体操
・エレベーター
・あんぱん
・うな丼
・ワイン醸造場
・洋上風力発電所
・サッカー専用スタジアム

オセロもラジオ体操も、茨城県の住民が考案したものです。エレベーターは、偕楽園に設置された食事などを運ぶ小さな運搬機が日本初とされています。

あんぱんやうな丼など、日本人にはすっかりお馴染みの食べ物も茨城県で生まれています。

茨城で日本一なもの

茨城県には日本一なものも数多くあります。たとえば、生産量における日本一は以下のとおりです。

・メロン出荷量
・ビール総生産量
・栗の収穫量
・レンコン出荷量
・干し芋産出額
・ピーマン作付面積・出荷量

また、アクアワールド・大洗は、飼育するサメの種類数が日本一です。牛久市にある牛久大仏も全高120メートルと日本一で、青銅製の立像として世界最大のギネス記録を持っています。

さらに、下館祇園まつりの平成神輿は重さが2トンあり、実際に担がれる神輿として日本一の重量を誇っています。

茨城県民の日のイベント

茨城県立歴史館とイチョウの写真
(c)Adobe Stock

例年、茨城県の日にはイベントが開催されます。主なイベントは、以下のとおりです。

歴史館いちょうまつり内イベント

水戸市にある県立歴史館の、見事ないちょう並木。ちょうど見頃を迎える2024年11月2日(土)から11月24日(日)まで、各種イベントやライトアップなどが開催される予定です。

茨城県植物園 秋まつり(休園中)

那珂市の県植物園では毎年秋まつりが開催されていましたが、現在は2025年春のリニューアルに向けて休園中です。リニューアル後のイベントを楽しみに待ちましょう。

茨城県民の日に無料・割引になる施設

袋田の滝と紅葉の写真
(c)Adobe Stock

茨城県民の日には、茨城県の関連施設等で入場料が無料や割引になります。偕楽園や弘道館などの主要施設も無料で入場できます。毎年、無料・割引になる施設は茨城県民の日が近づくころに茨城県の公式サイトで公表されるため、チェックしておくとよいでしょう。

ここでは過去に無料・割引になった主な施設をご紹介します。

無料になる施設

過去に茨城県民の日で無料になった主な施設は、以下のとおりです。

・偕楽園(水戸市)
・茨城県近代美術館(水戸市)
・弘道館(水戸市)
・茨城県立歴史館(水戸市)
・かみね動物園(日立市)
・袋田の滝(大子町)※観瀑施設入場料無料
・竜神大吊橋(常陸太田市)※渡橋料無料
・大洗マリンタワー(大洗町)

2024年は変更になる可能性もあるため、事前にチェックして出かけましょう。

割引になる施設

過去に茨城県民の日で割引になった主な施設は、以下のとおりです。

・多目的温泉プールフォレスパ大子(大子町)
・国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)
・アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町)
・いばらきフラワーパーク(石岡市)
・つくばわんわんランド(つくば市)

こちらも2024年は変更になったり、ほかの施設が増えたりする可能性があります。必ずチェックするようにしてください。

茨城県民の日はイベントに出かけよう

牛久大仏の上半身を撮影した写真
(c)Adobe Stock

茨城県民の日はイベントが開催されたり、施設への入場料などが無料・割引になったりします。毎年公立学校は休校となります。2024年は水曜日にあたるため、家族そろって出かけるのは難しいかもしれませんが、イベントなどの情報はしっかりチェックして茨城県民の日を楽しみましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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