11月14日は埼玉県民の日
11月14日は埼玉県民の日とされています。明治4年に行われた廃藩置県が由来であり、その100年後を記念して埼玉県民の日とされました。
11月14日は公立の学校(小中高)が休みになり、レジャー施設が無料・割引になるなど県民にとっていろいろと楽しめる日です。
ここでは、埼玉県民の日について、詳しく見ていきましょう。
埼玉県民の日の由来
埼玉県民の日ができた由来は、明治4年の廃藩置県まで遡ります。「県」の統廃合により、旧暦の11月14日に「埼玉県」が誕生しました。当時の埼玉県は荒川より東の地域で、西側にあった入間県が明治6年に群馬県と合併して熊谷県になりました。その後、明治9年に埼玉県と旧入間県が合併し、今の埼玉県とほぼ同じ形になったのです。当時の人口は889,492人とされています。
それから100年目に当たる1971年(昭和46年)、100周年を記念して11月14日が「県民の日」とされました。
公立の学校(小中高)が休みになる
埼玉県民の日には、公立の小中高の学校が休校になります。ただし、埼玉県民の日は国民の祝日ではないため、日曜日の場合でも月曜が振替休日になることはありません。2024年の11月14日は平日の木曜日です。
ちなみに、このような県民の日は47すべての都道府県にあるわけではなく、2024年9月現在で埼玉県を含めた19の都と県に限られています。そのうち、公立の学校が休みになるのは埼玉県や東京都など、首都圏周辺の都県のみです。
レジャー施設が無料・割引になる
埼玉県民の日はレジャー施設や博物館・水族館などが無料・割引になり、お得です。東京や近隣の県でも埼玉県民限定で割引になる施設があるため、家族で出かけてみるとよいでしょう。
施設によっては11月14日当日のみでなく、前後の数週間もしくは11月中はずっと割引になるところもあり、ほかの日も楽しむことができます。
埼玉県民の日に行われるイベント
埼玉県民の日は、県の主催でさまざまなイベントが開かれます。まず、「県民の日記念式典」が開催され、さまざまな分野で功績を挙げた方やコンクールに入賞した小中学生の表彰が行われる予定です。また、当日は県内の鉄道会社から、一日乗り放題のフリー乗車券が販売されます。
埼玉県民の日に行われるイベントについて、ご紹介します。
県民の日記念式典
毎年、埼玉県民の日には「県民の日記念式典」が開催されます。式典では、さまざまな分野で県民の模範となる功績を挙げた方々や作文コンクールで入賞した小中学生を表彰します。
作文や絵画のコンクール
埼玉県では毎年、埼玉県民の日を記念して県内の小・中学生の作文を募集しています。作文を書くことを通じ、未来の埼玉を作る子どもたちに郷土の歴史や風土、さまざまな魅力を再発見してもらうことが目的です。
2024年の作文は「わたしが埼玉県を紹介するなら」をテーマに募集が行われ、入賞者は県民の日記念式典で表彰されます。
乗り放題のフリー乗車券を販売
埼玉県民の日は、県内の鉄道会社がフリー乗車券を販売します。それぞれの路線が11月11〜14日までの1日限り有効、もしくは11月14日の1日のみ乗り放題になる乗車券です。
これまで東武鉄道をはじめ、埼玉県内に鉄道路線を持つ6社から販売。販売期間は1週間前から始まるところが多く、14日当日まで購入できます。フリー乗車券を購入し、無料・割引になるレジャー施設などをめぐるといった楽しみ方もおすすめです。
フリー乗車券については2024年9月現在では公式に発表されていません。鉄道会社ごとに発表時期が異なりますので、ご注意ください。
埼玉県民の日に無料になる施設は?
埼玉県民の日は各地の施設が無料・割引になります。過去に無料・割引になった施設は以下のとおりです。
・東武動物公園(宮代町)
・むさしの村(加須市)
・智光山公園こども動物園(狭山市)
・埼玉県こども動物自然公園(東松山市)
・さいたま水族館(羽生市)
・さきたま史跡の博物館(行田市)
・環境科学国際センター(加須市)
・かわはく 埼玉県立川の博物館(寄居町)
公園やプールでも無料・割引があります。
・埼玉県立小川げんきプラザ(小川町)
・メッツァ・ムーミンバレーパーク(飯能市)
・仙元山見晴らしの丘公園(小川町)
・B&G海洋センター(白岡市)
過去には埼玉県内の一部映画館で割引料金になりました。
また、東京や千葉・栃木県など近隣でも割引になる施設があります。過去には池袋サンシャイン60展望台や鴨川シーワールドなどで割引がありました。
各施設の割引などは、年により異なる可能性もありますので、事前に確認してから出かけましょう。
埼玉県民の日はレジャー施設に出かけよう
毎年、11月14日は埼玉県民の日です。2024年は木曜日にあたり、公立学校はお休みになります。県民の日記念式典が行われるほか、さまざまな協賛行事が開催され、レジャー施設などで無料・割引が受けられます。
フリー乗車券を購入して、各地に出かけてみてはいかがでしょうか。直前に情報が出る施設もあるため、こまめにチェックしてみるとよいでしょう。
写真提供:(一社)埼玉県物産観光協会