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2023.09.10

「立冬」の意味や2023年がいつなのかを解説! 食べ物や過ごし方もチェック

「立冬」とは、「二十四節気」の節気の1つで、冬の始まりを意味します。「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、立冬の由来などを知らない人は少なくないかもしれません。本記事では立冬がいつなのか、またその時期にまつわる食べ物や風習を解説していきます。

【目次】
「立冬」とはいつ? 期間や意味も知ろう
「立冬」と「冬至」の違いは?
「立冬」の過ごし方は? 食べ物や植物も
最後に

「立冬」とはいつ? 期間や意味も知ろう

「立冬」という言葉。この言葉を聞いたことはありますか? 「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、成り立ちや何をしたらいいのかまでは分からない」という人もいるかもしれませんね。いつからいつまでが「立冬」で、その期間にはどのような食べ物を食べ、どんな風に過ごすのかまでをご紹介していきます。

(c)Shutterstock.com

何月何日から何月何日までが、2023年の「立冬」なのでしょうか。また、「立冬」の意味も見ていきましょう。

◆「立冬」とは

「立冬」とは、「二十四節気」の節気の1つで、冬の始まりを意味します。冬を表す節気は、立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒の6つです。

昔、古代中国人が、農業に活かすために太陽の位置を24等分にした、「二十四節気」というもので季節を表しました。これは、春分・夏至・秋分・冬至という節気を中心に、春・夏・秋・冬とした暦です。しかし、「二十四節気」では気象の動きが読み取れませんでした。

そこで、古代中国人は、詳細な季節の変化を知るために、「二十四節気」をさらに約5日ごとに分けた「七十二候」を作りました。つまり、24の節気に対してそれぞれ3つの候を設置し、約5日を1つの候としたのです。「立冬」だと、山茶始開(つばきはじめてひらく、初候)・地始凍(ちはじめてこおる、次候)・金盞香(きんせんかさく、末候)の3候に分かれています。

日本では平安時代に「二十四節気」が取り入られたのですが、日本の気候を示すのには不十分でした。そこで、「雑節」という、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百百日などを作りました。また、江戸時代に、日本の気候に合わせた「七十二候」が取り入れられたそうです。現在の日本の「七十二候」は、明治時代の「七十二候」が元になっています。

◆2020年の「立冬」は11月7日~11月21日

「立冬」は、11月7日か8日~11月22日か23日までの約15日間です。始まる日や終わる日は年ごとに変わります。今年2023年の「立冬」は、11月8日(水)~11月21日(火)です。

さらに細かくみていくと、11月8日ごろ~11月12日ごろが「山茶始開(つばきはじめてひらく)」、11月12日ごろ~11月16日ごろが「地始凍(ちはじめてこおる)」、11月17日ごろ~11月21日ごろが「金盞香(きんせんかさく)」となります。「山茶始開」とは、つばきはじめてひらくと読みますが、山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃を意味します。また、「地始凍」は大地が凍り始める頃を表し、「金盞香」は水仙が咲いて芳香を放つ頃を言います。

「立冬」と「冬至」の違いは?

(c)Shutterstock.com

次に、冬の始まりである「立冬」と、冬を示す節気の中心である「冬至」との違いをご紹介します。

「立冬」と「冬至」

「立冬」は、冬の始まりを意味しますが、11月7日頃と言えば、まだ秋という感じですよね。ただ、「立冬」の意味は、この日から冬らしく気温が下がるというもの。そのため、「立冬」が始まると朝夕が冷え込み、肌寒く感じます。「立冬」の期間を過ぎると、初霜が降りて冬らしくなります。

「夏至」とは反対に、夜が最も長く、昼が短い日になるのが、「冬至」です。この日を境に日照時間が長くなるのですが、気温は低く、雪が降ることもあります。また、「冬至」の日には、かぼちゃや小豆粥を食べる風習がありますよ。地方によっては、かぼちゃの別名「南京(なんきん)」のように、「ん」のつく食べ物を7種類食べると幸せになると言われています。

このように、まだ秋であり、徐々に気温が下がって冬らしくなり始めるのが、「立冬」。特定の風習があり、夏至とは反対に、気温が低く、最も日照時間が短い日が「冬至」ということになります。

「立冬」の過ごし方は? 食べ物や植物も

では、「立冬」の期間は何を食べて、どのように過ごせばいいのでしょうか。また、「立冬」に見られる植物を、より具体的に紹介します。

(c)Shutterstock.com

◆七五三

ちょうど「立冬」の期間である11月15日には、七五三が行われます。七五三が始まったのは、子供が無事に育ちにくかった江戸時代でした。

数えの年齢で、3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が、親に連れられて神社に詣でます。これは、3歳、5歳、7歳と節目を超えるたびに、我が子が無事に育ったことを神さまに感謝するためです。七五三の子供は、着物や袴姿で千歳あめを手に持って、お参りをします。

◆「立冬」の時期の食べ物

日本では、「冬至」にかぼちゃを食べるという風習があります。しかし、「立冬」には特定の何かを食べるという風習がありません。二十四節気の起源である中国では特定の風習があり、南の地方では肉や魚、北の地方では餃子を食べます。

風習はありませんが、最近では、「立冬」を“あられやおせんべいの日”や“鍋の日”と呼ばれていることをご存じですか? 1985年に全国米菓工業組合が、新米の取れるこの季節にはあられ・おせんべいを楽しんで欲しいという思いから、毎年立冬の日を「あられ・おせんべいの日」としました。

また、「鍋の日」は2001年に食品メーカーのヤマキが制定。11月7日を「いいなべ」とした語呂合わせと冬に向かい鍋が美味しくなる季節であることから、生まれましたよ。「立冬」の期間中に、あられやお鍋を食べるのもいいですし、中国の風習を取り入れて肉や魚、餃子を食べてみるのも面白いですね。

◆「立冬」の時期に見られる植物

立冬の時期に見頃を迎える植物をご紹介しましょう。まずは、「立冬」の初候である「山茶始開」の山茶花。秋から冬にかけて咲き、良い香りがします。

続いて、「金盞香」を意味する水仙は、「金盞銀台」(きんさんぎんだい)とも呼ばれていることをご存知ですか? 水仙は、黄色いグラスのような副花冠(ふくかかん)を囲むように白い花びらがついています。「金盞銀台」とは、黄色い副花冠を金の杯、白い花びらを銀の台というように見立てた言葉です。

その他にも、日本人が普段飲んでいるお茶の原料であるチャノキという植物。この植物の葉っぱから緑茶などが作られており、10月上旬~11月下旬ごろに花が咲きます。「立冬」のころは、ちょうど紅葉が始まる時期でもありますね。

最後に

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いかがでしたか?「立冬」に限らず、節気は季節に合わせて毎年期間が少し異なるので注意してくださいね。また、「立冬」とは中国で誕生した「二十四節気」のうちの1つでした。このようなことを参考に、今年の「立冬」の期間は、中国の風習と日本の“鍋の日”を組み合わせて、餃子鍋を楽しんでみるのもいいかもしれませんよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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