【目次】
・自分語りとは?
・自分語りをしてしまう人の特徴
・自分語りをする人とはどう付き合う?
・自分語りを直すためにはどうする?
自分語りとは?
聞いてもいない「自分のこと」について話し続けること
自分語りとは一般的に、聞いてもいないのに過去話や自慢話など、自分のことについてひたすら話し続けることを言います。
こちらの話をほとんど聞かないので、自分語りが多い人の相手をするのは疲れてしまうかもしれません。
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自分語りをする人は「うざい」?
自分語りばかりする人は「うざい」「疲れる」と思われることが多いようです。実際、そういった友人と距離を置いた経験を持つ女性も…。
R美「みんなでいる時でもふたりで話している時でも、すぐに人の話を遮る同僚がいるんですけど、ランチの時なんかに話していると、せっかくの休憩なのにドッと疲れちゃって。『なんか違う』と思ったんで、今では一緒にランチや飲みに行くのをやめました」
編集部「自分の話ばかりしたがるタイプですかね? いますよね」
R美「そうそう、まさにそれです。ある時、『あの子と話していると疲れるのは、なんでだろう?』って思ったら、毎度、ほかの人の話を遮ってばかりなのが理由なのに気づいちゃったんです。女子会していても、その子がいるだけで、こっちは不完全燃焼でモヤモヤするっていうか。なので、今ではほとんど職場でも会話しません」
いつも自分の話に持っていってしまうような人だと、こちらが話したいことがあってもそれを言えないままで、会話していてもつまらないですよね。
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自分語りをしてしまう人の特徴
他人に興味がない
自分語りをする人は、他人に興味がないという特徴が。自分にしか意識が向きにくく周囲への関心が薄いので、友人と話していても話題はいつも自分のこと。相手が話した内容はすぐ忘れてしまう傾向があるようです。相手に興味がないため相手の気持ちを汲み取れず、結果的に周囲などお構いなしに自分語りばかりしてしまいます。
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ナルシスト
自分語りが大好きな人は、自分大好きナルシストの傾向が。
自己愛が強いので自己評価が高い傾向にあり、聞いてもいないのにアドバイスしてきたり自慢してきたり、自分はすごい・あなたよりも上、というようなアピールをしがちです。
かまってちゃん
自分語りばかりする人は、常に注目を浴びていないと気が済まない「かまってちゃん」気質なところもあるかもしれません。
「彼氏がこんなひどいことを言ったの…」「上司が自分にだけ辛く当たってくる気がするの…」「最近、なんだかうつっぽくて…」など、わざわざ自分が悲劇のヒロインのような話をしてかまってもらおうとすることもあるようです。
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自分語りをする人とはどう付き合う?
極力関わらない
一番いいのはできるだけ関わらないこと。自分語りばかりする人といて疲れたり、嫌な気持ちになるのなら、一定の距離を保って深い関わりを避けるのが無難です。
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やんわり指摘する
親しき中にも礼儀ありという言葉の通り、あまりにも自分語りがすぎる人にはやんわりと注意してあげたほうがいいかもしれません。真摯に向き合えば相手も受け入れてくれるはず。もしかしたら相手は、自分がそうなっていることにまったく気づいていない可能性もあります。
もし改善しようとする様子が見えなかったり、何度言っても話を聞いてくれなかったりするようなら、深く付き合うことを見直したほうがいいかもしれません。
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自分語りを直すためにはどうする?
聞くことは「話し方の一部」であることを忘れずに
『人は話し方が9割』の著者・永松茂久さんによると、「人には誰しも、自分の気持ちをわかってほしい、自分の話を聞いてほしい」という欲求があるのだそう。
すると必然的に自分の話を聞いてくれる人のことを大切に思うようになるのだとか。
「あなたは、周りの人の話を興味を持って聞いていますか? 相手への興味より、自分の話ばかりしていませんか? 流暢に話ができれば、それに越したことはありませんが、それは噺家さんや芸人さんなど一部のプロに任せておけばいいのです。私たちは、相手の人にいかに自分が関心を寄せているかを伝えることが大事なのです」(永松さん)
でも、話し相手に「私はあなたに興味を持ってるよ」と効果的に示すにはどうしたらいいのでしょうか?
「それは、『顔の表情』『声の表情』『体全体の表情』の3つを効果的に活用することです。具体的には、『笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする』です。繰り返しますが、人は誰もが自分をわかってほしい生き物です。うまくいっている人は、話すことではなく、まず聞くことによって相手の心の扉を開いているのです」(永松さん)
「さらに、『笑顔で聞き、自分の感情を言葉に乗せ、身振り手振りを使って相手にリアクションする』を意識して、『聞く』を実践することで、聞く力をますますパワーアップさせています。うまくいく人は、『顔の表情』『声の表情』『体全体の表情』の3つを駆使して、徹底して『聞き上手になること』で大きな得を手にしているのです」(永松さん)
自分語りをしてしまいそうになったときは、相手も自分の話を聞いてほしいと思っていることを思い出し、表情や身振り手振りを使って相手の話にリアクションするように心がけましょう。
話すことよりも聞くことが相手の心を開くのだ、ということを忘れないようにしてみてはいかがでしょうか。